英語で住所を書きたい!でも書き方が分からないという方は、下記のような悩みをお持ちではありませんか?

英語の住所ってどのような順番で書いたら良いのですか?

英語の住所表記が分からないので、英語で書いてあっても読めません…
実はこのような悩みを持つのは英語と日本語の違いを理解できていないことが原因です。
結論から申し上げると、違いを知り基本的な書き方・ルールを学ぶことが大切です。
そこで今回は、英語で住所を書く方法をご紹介します。日本語の住所の書き方との違いについても解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
本記事で分かること
・英語と日本語の住所の書き方の違い5つ
・英語で住所を書くときの注意点3つ
・英語で住所を書くときに覚えておきたい単語
・英語で住所を間違えて書いてしまったらどうなるの?
英語と日本語の住所の書き方の違い5つ
英語での住所の書き方は、日本語での書き方と大きく異なります。英語で住所を書く場合、日本語との違いは下記の5つです。
- 建物名
- 部屋番号
- 丁目、番地、号
- 郵便番号
- 都道府県、市区町村
ここでは、英語と日本語の住所の書き方の違い5つみていきましょう。
英語と日本語の住所の書き方の違い①建物名
建物名については、特に日本語でいうところの、マンションやアパートという表現について注意が必要です。
具体的には、日本でいうところのマンションは、mansionという単語もありますが、これは基本的に大邸宅という意味となりますので、日本語の意味や使い方とはかなり異なります。
結論を申し上げると、アパートやマンションはともにapartmentという表記に置き換えられます。また、ビルについてはbuildingという単語を使いましょう。
回数表記については、よくエレベーターのボタンにも表記があるように、地上がfloor、地下がbasementとなりますので、F1やB2というように書いてください。
アパート・マンション | apartment |
ビル | building |
地上 | floor |
地下 | basement |
英語と日本語の住所の書き方の違い②部屋番号
部屋番号についても工夫が必要です。♯301というように書きましょう。具体的には「ニホンゴビルの5階1号室」の場合には、
という表記となります。
数字については、郵便番号や、丁目、番地、号など、さまざまな場面で使いますので、すばやく判断ができるように、♯をつけ忘れないようにしましょう。
英語と日本語の住所の書き方の違い③丁目、番地、号
この部分については、シンプルに書くことが大切です。3丁目2番地1号であれば、3-2-1と書くだけで十分です。
英語でも日本語の丁目、番地、号にあたるような表現もありますが、一般的でなく、混乱を招きかねないので、シンプルに数字を並べることが有効です。
英語と日本語の住所の書き方の違い④郵便番号
日本語ですと〒のマークを用いますが、これは日本語特有の表現ですので、用いる必要はありません。マークなしで123-4567のように表記をするだけでOKです。

2001年まで郵便を取り扱っていた「郵政省」。郵政省が郵便を管理するまでは「逓信省(ていしんしょう)」という機関が郵便を取り扱っていました。
郵便マークである「〒」は、この「テイシン省」の「テ」の文字を取って図案化したものなのだそうです。ポストの形ではないのですね。
英語と日本語の住所の書き方の違い⑤都道府県、市区町村
都道府県、市町村については、表記の仕方について覚えておくべきことが多いです。具体的には、都、道はそれにあたる表記はありません。
- 府はhuないしfu
- 県はkenないしprefecture
- 区はkuないしward
- 市はshiないしcity
- 町はchou、machiないしtown
- 村はmuraないしvillage
となります。
伝わることが大事ですので、間違えるリスクを減らすために、ローマ字で書くようにしましょう。
県 | ken/prefecture |
区 | ku/ward |
市 | shi/city |
町 | chou/machi/town |
村 | mura/village |

英語で住所を書くときの注意点3つ
英語で住所を書く際は以下の注意点に気をつけましょう。理由は正確な情報が伝わらなくなる恐れがあるからです。
- 書く順番に気をつける
- Japanを書き忘れない
- 固有名詞の表記方法に注意する
ここでは、英語で住所を書くときの注意点についてご紹介します。
書く順番に気をつける
英語で住所を書く際は、都道府県、市区町村、郵便番号などについて細かい書き方のルールがあります。1つ1つの部分はもちろんのこと、全体の各順番にも注意が必要です。
日本語では郵便番号から始まり、都道府県市区町村丁目…というように、大きい方から小さい方へと情報を付け足していきましょう。
一方、英語表記では全く逆、すなわち小さい方から大きい方へと情報を付加していく形となります。
具体的には、
であれば、
となります。書き方が全く異なるので、慣れない部分もありますが、注意をして書いていきましょう、
Japanを書き忘れない
上記の例でもありますが、最後に必ずJapanをつけるようにしましょう。
当然の話ではありますが、住所は世界中に存在し、細かい住所が書かれていたとしても、そもそも日本であることがわからない限りは、日本に届くことはありません。

最後に書くので忘れがちですが、必ず書きましょう!
固有名詞の表記方法に注意する
都道府県市区町村など固有名詞は必ず大文字で書きましょう。1つ1つコンマで区切って書いていく形となりますが、コンマ後はまず大文字という意識を持ってください。
これは住所に限らず、英語における基本的なルールです。他の場面でも英語で何かを書く場合には注意をしましょう。

住所を英語に翻訳できるウェブサイト3選
下記のウェブサイトを使うと、自動的に日本語の住所を英語に変換することができます。
- 君に届け!
- JuDress
- エキサイト住所翻訳
ここでは、住所を英語に翻訳できるウェブサイトを3つみていきましょう。
君に届け!
「君に届け!」では、郵便番号の入力からはじめ、順に入力をしていくことにより、簡単に住所すべてを完成させることができます。

英語の住所が必要な場合は多々ありますので便利ですね。
海外の友人と手紙などでやり取りをする場合はもちろん、最近では通販などで海外から物を買うということも多く行なわれています。
内容が何であれ、届かないということは大きな問題ですので、入力ミスに気を付けて完成をさせましょう。
JuDress
サービス名のJuDressは、住所とアドレスをつなげた造語。こちらも基本的には郵便番号からの入力ですべての住所を完成させることができます。
このサービスに限った話ではないですが、変換機能を用いているので、複雑な読み方など、必ずしも正確に変換されるとは限りません。
細かい表記や、順番などについては、ご自分で調整をする必要がありますので、見直すことはもちろん、細かいスペリングについても確認をするようにしましょう。
エキサイト住所翻訳
英語だけでなく、中国語など名の言語にも変換可能なサービス。さまざまなニーズに応えてくれるサービスです。
使い方としては、翻訳したい住所を入力するだけでOK。サイト自体もとても見やすく使いやすいため、おすすめです。
英語で住所を書くときに覚えておきたい単語
英単語 | 意味 | 略称 |
Road | 道 | Rd. |
Court | 路地 | Ct. |
Avenue | 大通り | Ave. |
Highway | 幹線道路 | Hwy |
Expressway | 高速道路 | Expwy |
Hawaii | ハワイ | HI |
Washington | ワシントン | WA |
NewYork | ニューヨーク | NY |
Square | 街区 | Sq. |
実際に書くとなると、地名や道路、町名などどう書けばよいか悩むことも多いですよね。
特に、海外ですと、道の番号や日本でいうところの住所の代わりとなっていることもあります。
そのため、書き方を押さえていなければ、日本の住所を書くことができても、相手方の住所を書くことができないということにもなりかねません。
上記では、略称も合わせて記載しましたが、道の名前のみならず、都市名についても省略をすることが多くあります。
覚えておくことで、わざわざ調べるという手間を省くこともできますので、最低限10個を頭に入れておきましょう。
英語で住所を間違えて書いてしまったらどうなる?
英語で住所を間違えて書いてしまった場合は、下記のようなトラブルを引き起こす可能性があります。
- 頼んだものが届かない
- 別料金が発生する可能性
- 情報が漏洩してしまう
英語で住所を書くときは十分注意するようにしましょう。
頼んだものが届かない
仮に海外から製品を届けてもらうような場合には、そのものが届かなくなってしまうでしょう。間違いに早く気づき、訂正のメールを送ることは可能かもしれませんが、いずれにせよ届くのが遅くなってしまいます。
国内に限った話ではないため、そのものが別の国に運ばれてしまう可能性も。住所の確認はしっかりと行いましょう。
別料金が発生する可能性
売買の形態や、売る側なのか買う側なのかにもよりますが、遅れが発生することにより、別に何らかの料金が発生する可能性があります。
特に期限が決められている場合や、取引先との何らかのやり取りの場合には注意が必要です。信頼関係の問題ともなりかねませんので注意しましょう。
情報が漏洩してしまう
送る側送られる側問わず、住所や、その内容が誤って伝わる、広く伝わってしまうことにもなりかねません。また、取引上重要なものが添付、梱包されている場合には、誤って届くことによるリスクは大きいです。
起きてしまった以上は、迅速に対応するしかありません。しかし、単なる書き間違いは不注意によるものですので、十分に注意をしましょう。
英語の住所は日本語の書き方を全く違う!
今回は英語の住所の書き方などについてご紹介しました。
英語と日本語とでは、住所の書き方が全く異なります。いざ書く場面に遭遇すると、何をどのように書けばよいかがわからないケースがほとんどでしょう。
まずは基本的な書き方やルールを守り、伝わる表記をすることが大切です。慣れの部分もありますので、実際に取り組む中で型や具体的な表現を身につけていきましょう。