短期間で英会話ができるようになりたいと考えている方は、下記のような悩みをお持ちではありませんか?

短期間で英語力を上げなければいけないのですが、具体的にどのように勉強したら良いのか分かりません…

短期間で英語力を上げるって独学でできるのでしょうか?
実はこのような悩みを持つのは、英語力=時間をかけないと伸びないと思い込んでいることが原因です。
結論から申し上げると英会話力は単に英会話をするだけでは付かず、他の英語の技能も同時に高める必要があります。
そこで今回は、英会話力を短期で高めたい方に向けて、具体的な勉強法をご紹介します。勉強のコツも解説していきますので、ぜひ試してみてくださいね。
本記事で分かること
・短期間で英会話力をつけるためのコツ3つ
・短期間で英会話力をつけたい方におすすめの英会話スクール5選
・良いことばかりではない?短期間で英会話力をつけることのデメリット
短期間で英会話力をつけるためのコツ3つ
実は英会話力は短期間集中型の方が効率的であることをご存知ですか?その理由は慣れや感覚が失われにくいからです。
今回ご紹介する短期間で英会話力を上げるためのコツは下記の3つ。
- 発音やアクセントの基本ルールの習得
- 英語の語順の理解
- 毎日英語に触れる
ここでは、それぞれのコツについてみていきましょう。
発音やアクセントの基本ルールの習得
短期間で英語力を上げるには、発音やアクセントなどの基本ルールを習得することをおすすめします。
日本語と異なり英語の発音やアクセントは細かく、はじめは理解に苦しむところもあるでしょう。しかし、リエゾンやリンキングなどのキーワードを事前に押さえておくことで、勉強がスムーズに進みます。

リエゾンとは英語の単語と単語が繋がって音が変化する現象、リンキングは単語と単語が繋がって音が抜け落ちる現象のことです。
<リエゾンの例>
get up→ゲラップ(×ゲットアップ)
<リダクションの例>
good morning→グッモーニン(×グッドモーニング)
また「名前動後」などのアクセントのキーワードを押さえることも大切です。

名前動後とは、英単語は一般に、名詞はアクセントが前に、動詞だとアクセントが後ろにつくことが多いという法則です。
英語力を短期間で上げるには、こうしたルールや原則を頭に入れたうえで勉強を進めていきましょう。

英語の語順を理解
短期間で英語力を上げるには、英語の語順を理解しましょう。
英語と日本語とでは語順が異なります。
英語では主語と動詞がはじめにきて、そのあとに修飾部分(説明部分)が付加される形となりますが、日本語では主語がはじめにきて最後に動詞(述語)がきますよね。
この語順を理解せずに、日本語の語順でのみ英語を理解してしまうと、読解の際には何とかなるかもしれませんが、リスニングの場面では苦労をすることになります。

会話はキャッチボールですので、相手が言ったことを一度で聴きとることができなくなってしまいますね。
短期間で英会話力を上げるには、英語を英語の語順で理解し聞き取れるようになるようトレーニングをしていきましょう。
毎日英語に触れる
短期間で身につけるためには、日々できる限り英語に触れることが大切です。
日本においてグローバル化に伴い英語が使われる場面が増えてきたとはいえ、日常生活において英語が必要という方はまだまだ少ないと思います。
使わなければ忘れてしまいますし、慣れや感覚といった部分も養われません。毎日短い時間でもよいので、何らかの形で英語に触れる機会を作りましょう。
短期間で英会話力を身につける!スキル別の勉強法
英会話力を伸ばすには、実はリーディング力やリスニング力を鍛えることも大切です。ここでは短期間で英会話力をつけるためのスキル別勉強法についてみていきましょう。
リスニングの勉強法
リスニング力を上げるには、シャドーイングが効果的です。シャドーイングとは、英語の音声を聞き、聞き取ったそばから声に出すという勉強法で、英語のリズムやイントネーションを学ぶことができます。
もちろん前提として用いるテキストの内容をしっかりと理解できている必要がありますが、繰り返し行うことで話すことのできる英文の幅がかなり広がることになります。
はじめはスピードやリズムに慣れるのが大変かもしれませんが、日々取り組み上達していきましょう。

リーディングの勉強法
リーディング力を上げるには、精読、英文解釈という作業がまずは必要です。精読とは1文1文を品詞や文型といった文法知識を利用して、しっかりとした日本語訳ができるようにすること。
前提として単語力や熟語力が問われることになります。これを終えた後には、解析した英文を音読するようにしましょう。
この際に意識することは、先述した英語の語順で理解できているかを確認することです。
1文を読んでから日本語に直すのではなく、左から右に意味を付け足していくか流れで理解ができているかを丁寧に確認しながら進め、徐々に音読スピードを上げていきましょう。

単語の勉強法
英単語を覚える際は、五感をフル活用すること、目で見て覚えるだけではなく、書いて覚える、聞いて覚えるということを総合的に行いましょう。
特に英会話力を念頭に置くと、会話がキャッチボールという観点で勘変えれば相手が言ったことを聞き取れる必要がありますので、耳で聴いて覚えるという作業はとても意味があります。
最低限の語彙力は英会話力を行うのに必要ですので、こちらも毎日の目標数を決めてコツコツと進めていきましょう。

短期間で英会話力をつけたい方におすすめの英会話スクール5選
英会話スクールには、2ヶ月や3ヶ月の短い期間で通えるものもたくさんあります。今回は下記の5つのスクールをご紹介します。
- PROGRIT
- ENGLISH COMPANY
- ライザップENGLISH
- スパルタ英会話
- トライズ
受講期間 | 料金 | 特徴 | |
PROGRIT | 2カ月 | 328,000円 | 英語学習コンサルティング |
ENGLISH COMPANY | 3カ月 | 495,000円 | 英語のパーソナルジム |
ライザップENGLISH | 2カ月 | 398,000円 | 結果にコミット |
スパルタ英会話 | 3カ月 | 450,000円 | 目標達成型 |
トライズ | 12カ月 | 1,781,010円 | 長期型の英語コーチングスクール |
ここでは、短期間で英会話力をつけたい方におすすめの英会話スクールについてみていきましょう。
PROGRIT
プログリットは、コンサルタント出身の代表が立ち上げた英会話コーチングスクールです。学習内容や量を徹底的に管理し、短期間で実力アップできる仕組みとなっています。
1対1の個別指導で、学習メンターがついてくれますので、自分の勉強が順調に進んでいるか、どこを修正すればよいかについて常に客観的なアドバイスをもらうことができるでしょう。
ENGLISH COMPANY
ENGLISH COMPANYは1対1の個別指導で、英語のパーソナルトレーニングを受けることができます。
コースは主に4つあるので、目的や目標に合わせた使い方が可能です。基本的には3カ月のコースとなっています。試験対策などにも対応しているので、値段は少し高めですが、見合った効果は得られるでしょう。
ライザップENGLISH
結果にコミットのトレーニングメニューを展開していたライザップが立ち上げた英語塾です。
結果にコミットいうように、英語についても短期間で徹底的に鍛え上げられるカリキュラムとなっています。勉強法がわからない、何をすべきかがわからないという初心者の方に特におすすめです。
ライザップENGLISH公式ホームページ
スパルタ英会話
目標達成にこだわる英会話スクールです。ですので使い方に注意をする必要があります。英会話力というと漠然としており、日常会話ができる、ビジネスで使うなどレベルはさまざまです。
目標が明確な場合にグンと利用価値が上がります。また特徴としてグループレッスンが使い放題な点が挙げられます。マンツーマンのみならず、グループレッスンで切磋琢磨できるところも魅力です。
トライズ
トライズは1年間コースをメインとする英語コーチングスクールです。数ヶ月という短期間ではありませんが、比較的じっくり集中的に英語学習に取り組むことができます。
トライズは「1年で英語が話せるようになる」と断言しているスクール。1年間で1,000時間もの学習時間を確保することで、英語力を劇的に上げていきます。
TOEIC対策コースもありますので、資格対策を行いたい方にもおすすめです。
トライズ公式ホームページ
良いことばかりではない?短期間で英会話力をつけることのデメリット
英会話力は確かに短期間で上げることが可能です。しかし、短期間で英語力を上げることはメリットだけではないのをご存知ですか?
実は下記のようなデメリットもあります。
- 理解が不十分で進む可能性
- 挫折しやすい
- 英会話力の維持が必要
ここでは、短期間で英会話力をつけることのデメリットについてみていきましょう。
理解が不十分で進む可能性
英語を短期間で習得しようとすると、理解が不十分なまま終わってしまう可能性があります。
短期集中で力をつけようとするあまり、理解が不足していたり、消化不良のまま進んでしまうのです。
自学自習であればその心配はあまりありませんが、何らかのサービスを利用する場合には、理解できているか、着実に進めているかについて、自分を客観的に分析し、トレーナーや講師に伝える必要があります。

短期間での英語習得を目指すからこそ、漏れのないようにしっかりと学習できる環境を整えることが大切です。
挫折しやすい
始めてみては良いものの、たとえば2カ月や3カ月で進めるという場合、休んでいる暇はありません。
特に短期間で英語習得を目指す英語コーチングスクールのスケジュールは、基本的に超ハード。やりきるには非常に高いモチベーションが必要です。
モチベーション維持は何事においても重要ですが、とても難しいという側面もあります。

完璧主義の人が特に注意ですが、一度挫折してしまうともう続けられないという心理状況にもなりかねませんので、注意が必要です。
英会話力の維持が必要
短期間で集中的に英語力をつけた後、何もしなければ実力は落ちる一方です。メンテナンス、具体的には英語に触れ続ける、トレーニングを継続することが大切です。
もちろん一度ついた力は1日2日で落ちることはありませんので、メンテナンス方法についてもしっかりと考えて日々取り組んでいきましょう。
英会話力は短期間でも上がるが注意点もあり!
今回は英語力を短期間で上げる方法などについてご紹介しました。
英会話力といえども、リーディング力やリスニング力など周辺の英語力、より総合的な英語力が要求されます。短期集中で実力を上げていくためには、そうした力も同時に養成していく必要があるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、自分の現状やレベル目標に合った形で継続的に勉強をしていきましょう。