
英検3級を受験予定なのですが、おすすめの勉強法はありますか?

筆記だけでなく面接対策のコツについても教えてください!
本記事はこのような悩みをお持ちの方に向けて書いていきます。
日本においてとてもメジャーで多くの方が受験をする英検。各種受験においてもプラス評価として用いることができるほか、最近では学びなおしということで、英語を勉強し英検取得を目標とされている方も増えてきていますよね。
英検は5級から1級まであり、3級からは2次試験で面接も課されるのをご存知ですか?英検3級の2次試験に合格するには、事前にしっかりした対策を行うことが大切です。
そこで今回は元英会話講師の私が、英検3級対策についてご紹介していきます。筆記だけでなく面接対策についてもお話ししていきますので、英検3級受験予定の方はぜひ参考にしてくださいね。
この記事で分かること
・英検3級とは?
・【筆記】英検3級の勉強法
・【面接】英検3級の勉強法
・英検3級対策おすすめ教材5選
英検3級とは?
英検3級は、
- 1次絵試験が筆記
- 2次試験が面接
という形になります。
両方で合格して初めて、英検3級保持者なのです。また、筆記試験では、リーディング・リスニング・ライティングの力がバランスよく求められます。
語彙力を基礎として、たとえばライティングであれば実勢に書く訓練を多く積むなど、本番を意識した実戦的なトレーニングが必要です。
【筆記】英検3級の勉強法
英検3級では、1次試験で筆記、2次試験で面接が課されます。筆記試験も以前と異なり最近では、いわゆる英語4技能化(読み・書き・話す・聴く)に伴い、総合的な英語力が問われるようになりました。
1つの能力が突出していても、総合的に力が不十分では合格ができないという仕組みのため注意が必要です。今回ご紹介する英検3級筆記の勉強法は以下の3つ。
- 語彙力の養成
- 文法力をつける
- 英作文は実際に書いてみる
英検3級の筆記試験では、リーディング・リスニング・ライティングのスキルが試されます。ここでは具体的な勉強法についてみていきましょう。
語彙力の養成
英検合格に向けてまずやるべきことは語彙力の養成です。具体的には単語力と熟語力両方を鍛える必要があります。英語は語学ですので、語彙力が不十分では4技能各々を伸ばしていくことはできません。
語彙力が基礎・土台となります。書店に行けば、英検3級対策用の単語帳や熟語帳が販売されていますので、そうした本を利用することで合格に向けて効率よく勉強を進めていきましょう。

文法力をつける
英検3級のレベルは中学3年終了程度。つまり、中学校で学ぶ文法事項についてはすべてが範囲ということになりますね。
日本の英語教育においては、いわゆる文法事項は中学校・高校の6年間で順次学んでいく形となっています。中学文法が基礎、高校文法が応用といったイメージです。
中学文法がしっかりとできていなければその先に進むことは難しいという流れとなっています。
英検3級合格に向けてはこの文法知識の増強が不可欠です。語彙力を高めることは必要ですが、ライティングを見据えてもしっかりとした文法力をつけておく必要があるでしょう。
中学文法の総復習といったテキストも販売されていますので、自分に合うテキストで文法事項を頭に入れていってください。
英作文は実際に書いてみる
英作文は実際に自分で書いてみるようにしましょう。英検3級では、ライティングにも相応の配点があります。ライティングは実際に書いてみなければ自分の弱点がわかりません。
読んだり聴いたりすることのできる英文であっても、実際に書くとなると見えないハードルが存在し、手が動かないということもあります。
実際に文法事項を使いこなせるようになること。これがライティングはでの得点獲得には必要ですので、実際に手を動かして書くことを通してライティング力をつけていきましょう。

【面接】英検3級の勉強法
英検は3級から2次試験として面接試験が課されます。面接試験のスタイルは、試験官と対面で、1対1形式。評価基準も明確なため、しっかりと本番を想定して練習をし、合格を目指しましょう。
ここでご紹介する勉強法は下記の3つ。
- 基本的なフレーズの暗記
- 音読練習
- 問題パターンを頭に入れる
ここでは英検3級面接対策に関する、具体的な勉強法についてご紹介します。
基本的なフレーズの暗記
英検3級の面接対策には、基本的なフレーズを暗記するようにしましょう。
試験官とはじめに簡単なやり取りがあったりと、基本的な英会話のフレーズを頭に入れておくことで、スムーズに試験に入ることができるという利点があります。
2次試験自体はこの3級がはじめですので、より上級に比べて、高度な会話力が求められることはありません。
まずは基本的なフレーズ、具体的には自己紹介や居住地を言うことができるなどは準備をしておきましょう。
音読練習
英検3級の面接対策には、音読練習も有効。英検3級の面接ではパッセージを読み、それを音読するという形問題が出されるからです。
音読問題のポイントは、ただ単に黙読をして意味が分かるだけでは足りず、しっかりと音読をし相手に伝わる必要があるということ。もちろん、細かな発音やアクセントまで完璧に読むことは難しいでしょう。
しかしながら、ある程度スムーズに自信を持って読む必要はあります。
過去問や実戦問題集には実際のパッセージが掲載されていますので、1文の中の区切り目なども意識しつつ読む練習をしていきましょう。
問題パターンを頭に入れる
英検3級の面接対策には、問題パターンを頭に入れることも大切です。
英検3級の面接問題でパッセージを音読した後は、試験管によりその内容について質問がなされます。記載内容につき単に質問される場合や、自分の意見を求められる場合なども。
これについてもパターンをしっかりと頭に入れ練習をすることが大切です。
本番でどのような内容が出されるか分かりませんが、過去問や実戦問題集を解くことで似たような問題は体験することができます。
合格点をとるためには、まずは慣れが必要。問題パターンが頭にしっかりとインプットされるレベルまで、問題演習・実戦演習をこなしましょう。
英検3級対策おすすめ教材5選
ここまでは、英検3級について具体的な筆記・面接対策法について説明をしてきました。
最短で合格するためには自分に合ったテキストを選ぶことが大切。今回は英検3級対策教材として、下記の5つの教材をご紹介します。
- 英検3級 でる順パス単 (旺文社英検書)
- 英検3級 を たった7日で総演習 予想問題集 新試験対応版
- 7日間完成 英検3級 予想問題ドリル 5訂版 (旺文社英検書)
- 2020年度版 英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
- 英検3級 二次試験 完全予想模試
それでは、さっそくみていきましょう。
英検3級 でる順パス単 (旺文社英検書)
Point
・出る順掲載
・精選された単語収録
・音声アプリ付き
英検合格のカギは語彙力の養成です。と言ってもどこまでの単語を覚えればよいか悩むところです。本書は過去問を分析し、出やすい単語から順に収録されています。
もちろん前提として英検5級ないし4級の単語がある程度頭に入っていることが必要ですが、最短での3級合格を見据えた場合には本書はとても効果的です。
また、音声アプリも付いているので読んだり書いたりするだけでなく、耳からも聞いて暗記の効果を高めていきましょう。
英検3級 を たった7日で総演習 予想問題集 新試験対応版
Point
・短期集中で総復習
・予想問題集
・初心者向け
英検3級は、5級4級に続く級ですが、2次試験もあることから、また新たな形での対策が必要となります。
英検3級のレベルはどの程度なのか、どのくらいの勉強が必要なのかについて知るうえでは本書は最適です。
その点英検初学者向きと言えます。先述の通り文法事項でいえば、中学校終了程度となります。そう聞くと量がかなり多いと感じますが、いかに効率よく計画的に勉強すべきかを本書では知ることができます。
7日間で完成なので、しっかりとペースを守って取り組むことをおすすめします。
7日間完成 英検3級 予想問題ドリル 5訂版 (旺文社英検書)
Point
・7日間完成
・予想問題で実戦演習
・CD付き
過去問はもちろんですが、実戦演習は本番を見据えてもできるだけこなしたいものです。本書は7日間完成という形で本番まで時間のない人でも効率よく取り組むことができます。
予想問題とありますが、問題のレベルもしっかりと担保されていて、この後に過去問に取り組む流れが理想です。ペースを守ってコツコツと進めて行きましょう。
7日間完成 英検3級 予想問題ドリル 5訂版 (旺文社英検書)
2020年度版 英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
Point
・公式過去問集
・実戦演習に最適
・面接対策も可能
文字通り過去6回分の過去問が収録されています。過去問の使い方はさまざまですが、本書はレベルを知ることができるため、本番前の最終確認などに最適です。
過去問は最高の教材ですので、しっかりと時間を計って取り組み、解説を熟読して周辺知識も頭に入れましょう。
英検3級からは面接もあることから、本書は面接対策用としても使うことができます。面接の流れやコツも書かれているので、そうした部分もしっかりと読み込み、トレーニングを積んでいきましょう。
2020年度版 英検3級 過去6回全問題集 (旺文社英検書)
英検3級 二次試験 完全予想模試
Point
・2次対策用問題集
・10回分の予想問題
・頻出テーマ解説
本書は2次対策用の問題集です。10回分の予想問題が収録されており、十分な演習量を確保することができます。
英検は、あくまでも検定ですので、敵(問題)をしっかりと分析することが不可欠です。そうした点で本書は、出やすいテーマについて解説がされているため、より本番を意識してトレーニングを積むことができます。
英検3級は基本的な英語力が大切!
今回は英検3級対策についてご紹介しました。英検3級からは2次試験も課されることから、より総合的な英語力が求められます。
すべての基礎は語彙力です。まずは語彙力を高め、3級の傾向をしっかりと把握したうえで、4技能を総合的に高められるよう訓練をしていきましょう。
2次試験については特に実戦演習が大切ですので、本番を意識して、トレーニングをしていってください。