英作文の書き方が分からないという方は、下記のような悩みをお持ちではありませんか?

英作文を書くときに、適切な単語がなかなか思いつきません…

英文法は勉強したのですが、使いこなすのが難しいです…
実はこのような悩みを持つのは「フレーズや典型表現が頭に入っていないこと」が原因です。
結論から申し上げると、英作文特有の表現や型を習得することで解決ができます。
そこで今回は、英作文の書き方についてご紹介します。英作文対策ができるおすすめ教材についてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧下さい!
本記事で分かること
・英作文の勉強法3つ
・これだけ押さえればOK!英作文のコツ3つ
・英作文対策ができるおすすめ教材5選
・英作文で使えるテンプレート!
英作文の勉強法3つ
英作文力を上げるには基礎を固めながらよく使う表現を頭に入れることが大切。
その理由は基礎がなければ間違った英文を書いてしまうこととなり、かつ何をどう書けばよいかに迷ってしまうからです。今回ご紹介する英作文勉強法は下記の3つ。
・フレーズの暗記
・添削を受ける
ここでは、英作文勉強法をご紹介します。
基本文法を習得する
英作文力を上げたい方は、まずは基本文法を習得しましょう。
仮に語彙力がついたとしても、その単語や熟語を並べただけでは正しい英文を書くことはできません。文法的に正しい英文が書けなければ、意味が通じない、試験や検定で減点されるということになってしまいます。
中学校や高校で習う文法事項は多岐に渡りますが、基本的な英文を書くためであれば、中学校で習うような文法事項を押さえれば十分。
それなりの量がありますが、短期間で復習をしたり、一通り目を通すことのできる教材は溢れていますので、自分に合ったものを選択し、できる限り短期間で習得しましょう。
フレーズの暗記
英作文力を上げるためにフレーズの暗記を行うことも有効です。
英作文でよく使う表現を頭に入れることで、書き出しに困らなかったり、覚えた英文をカスタマイズすることで多様な英文を書くことができるようになります。またフレーズで暗記することにより、単語や熟語の知識も同時に身につけることができるでしょう。
フレーズ暗記の際、単に見て覚えるだけでなく、実際に書いてみることでスペリングのチェックにもなりますし、付属のCDやアプリを用いて耳で聴くことにより発音やアクセントの確認もすることができます。

目で見て覚えたり、耳で聞いて覚えたりと、さまざまな角度から暗記を進めましょう!
添削を受ける
自分が書いたものをテキストの解説や説明を見て単に確認するだけでなく、他者に見てもらう機会を作りましょう。自分での確認のみですと、細かい誤りに気付くことができなかったり、どうしても確認が甘くなりがちだからです。
他者に見てもらうことで自分の欠点や誤りが明確となってしまうため、消極的になりがちですが、短期間での実力アップにはとても適した方法。添削サービスもありますので、必要に応じて利用し、より効率の良い勉強をしていきましょう。

これだけ押さえればOK!英作文のコツ3つ
英作文の質を上げるのに大切なのは英語は日本語とは全く言語だということを理解するという点。その理由は日本語との違いを意識することで、英作文がグッと書きやすくなるからです。
今回ご紹介する英作文のコツは下記の3つ。
- 英語と日本語の構造の違いを理解する
- 自分の型を身につける
- 冠詞を意識する
ここでは、今すぐ実践できる英作文のコツを3つご紹介します。
英語と日本語の構造の違いを理解する
英作文を書く際に覚えておくべきことは「英語と日本語とではそもそも構造が異なる」ということです。例えば、日本語では主語がはじめにきて、文末に述語(動詞)がきますよね。これも日本語と英語の大きな違いの一つです。
他方で、英語では主語と動詞がはじめに来て、そのあとに修飾部分、具体的な説明が続くことになります。つまり、英語においてはまずは主語と動詞を正確に記述すること、設定することが求められるのです。
3人称単数のものが主語で、動詞が現在形の場合にはsをつけるなど、最低限のルールを守り、英作文を作っていきましょう。
自分の型を身につける
英作文を書く際は、よく使う表現を丸暗記し「テンプレート」にしてしまいましょう。
よく使う表現をテンプレート化することで、考えて英作文をする必要がなく、作成時間を短縮することができるからです。
コツとしては、文章を論理立てる場合には接続詞を有効に使い、流れの一貫した文を作ること。
使えるテンプレートは多ければ多いほど良いでしょう。そのまま使うことができなくても、単語を入れ替えて使うことができますので、非常に便利です。
冠詞を意識する
英作文で点数を取るには、冠詞をきちんと意識するようにしましょう。
基本例文を覚えていればさほど問題は生じないものの、英作文を書き、日本人がよく間違える点として冠詞のつけ忘れが挙げられます。
冠詞とは名詞の頭につくものを言い、定冠詞“the”と、不定冠詞“a”、“an”がありますが、いずれもつけずに書いてしまうケースが少なくありません。

“the”、“a”、“an”どれを使うのかという使い分けも難しいですよね。
ちなみに
を表し
を表します。
ただ実際にはその違いが不明確な場合もありますが、いずれにせよ何らかの冠詞をつけなければそれ自体不適切な表現となってしまいますので、注意をしましょう。
英作文対策ができるおすすめ教材5選
英作文のスキルは数日や数週間では上がりません。英作文力をつけるには、最適な教材を選び、コツコツと学習を続けていくことが大切です。
今回ご紹介する英作文対策ができるおすすめ教材は下記の5つ。
- 英語「なるほど!」ライティング―通じる英文への15ステップ
- ここで差がつく! 英文ライティングの技術—英語は「I」ではじめるな
- ゼロからスタート英語を書くトレーニングBOOK
- ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
- 大学入試 関正生の英作文 プラチナルール
ここでは、英作文力をつけたい方にぴったりの教材を5つご紹介します。
英語「なるほど!」ライティング―通じる英文への15ステップ
対象レベル | 初級〜中級 |
おすすめポイント | 英作文のコツを使うことができる |
Amazonリンク | 英語「なるほど!」ライティング―通じる英文への15ステップ |
料金 | 1,980円 |
本書は英作文を書くコツを効率よく学ぶことができる一冊。明快さ、具体性、自信の3点を強調し、そのような思考で、態度で英作文を書けばよいかについて学べます。
英作文の勉強法もさまざまですが、本書は暗記にのみ頼るのではなく、より実践的な演習を通して、実践力を学ぶという方向性で書かれているのも魅力的。
もちろん前提として、一定程度の語彙力や文法力は必要ですが、そのうえでより効率よく書く方法を習得できます。
ここで差がつく! 英文ライティングの技術—英語は「I」ではじめるな
対象レベル | 初級〜中級 |
おすすめポイント | 内容が非常に充実している一冊 |
Amazonリンク | ここで差がつく! 英文ライティングの技術—英語は「I」ではじめるな |
料金 | 1,980円 |
本書の最大の特徴は内容がとても充実している点です。タイトルは、ライティングの技術と書かれていますが、重要類義語の整理や、より英語らしい英作文を書くためのテクニックなどについても内容が充実しています。
英作文の書き方を習得することで、英作文を書くことの心理的抵抗感も下げることができ、より積極的に英作文を書く姿勢に傾くでしょう。
文法事項、とりわけ前置詞や冠詞についても細かく述べられているので、間違いやすいポイントについても効率よく学ぶことができます。
ゼロからスタート英語を書くトレーニングBOOK
対象レベル | 初級 |
おすすめポイント | ゼロから英作文を学ぶことができる |
Amazonリンク | ゼロからスタート英語を書くトレーニングBOOK |
料金 | 1,540円 |
本書は英語初心者が、持っている知識や最低限の文法知識を活用して英作文を書いていく手法を学ぶことができる一冊。
文法レベルでいえば、中学文法が基礎となっていますので、知識の習得もそうですが、知識をどのように使うかという運用の仕方を具体的に学ぶことができます。
「3行ライティング」という形で、無理なく短めの英作文を作っていくところからスタートしていますので、徐々に力がついていることを感じることができるでしょう。
ドラゴン・イングリッシュ基本英文100
対象レベル | 初級〜中級 |
おすすめポイント | 基本例文を効率的に学ぶことができる |
Amazonリンク | ドラゴン・イングリッシュ基本英文100 |
料金 | 1,540円 |
単によく使う英文を100つ並べているのではなく、これをベースにさまざまな英文を作成したり、これらの英文を通して文法事項も広く学べるように工夫がされています。
100文というと少ないような気もしますが、周辺事項も含めて勉強ができるため、過不足はないと言えるでしょう。
内容ですが、時制や論理的な単語、表現に重点を置いています。その点でも汎用性のある英文が並んでいると言えます。先述の通り、目で見る書いて覚える耳で聴くなどして、覚えていきましょう。
大学入試 関正生の英作文 プラチナルール
対象レベル | 上級 |
おすすめポイント | 難解大学受験対策ができる |
Amazonリンク | 大学入試 関正生の英作文 プラチナルール |
料金 | 1,210円 |
難関大学受験向けの参考書。より高度な英作文を書きたいという方向けにも利用価値のあるテキストです。
ポイントとしては、暗記からスタートするのではなく、課題に対してどのようにアプローチをするか、どのような思考回路で正答や求められているものにつながるかという視点が挙げられます。出題者の意図といいますが、求められていることを書かなければ点数はつきません。
日本でもメジャーな英語の試験である英検でも、英語4技能化(読み・書き・話す・聴く)に伴って、偏った英語力ではなく、各英語力が総合的に高いことが要求されるようになってきています。
英作文でも一定レベルの点数が取れなければ最終合格はありませんので、そうした試験に対してどのように望むかという点からも、対策本としておすすめです。
英作文で使えるテンプレート!
ここでは、英作文で使えるテンプレートを10個ご紹介します。
そのまま覚えて、英作文に活用してみてください。
テンプレート | 日本語訳 | ポイント |
I found it difficult to ~ | 私はto~が難しいとわかった | 形式目的語構文 |
I want to ~ | わたしは~したい | 自分がしたいことを表明する |
In conclusion | 結論を言えば | 論理的文章のまとめに |
All you have to do is ~ | あなたは~しさえすればよい | You have only to ~と書き換え可 |
I think that | わたしは~と思う | よく使う表現 |
It seems that | ~のように思われる | さまざまな内容に使える |
First of all | まずはじめに | 文章のはじめに使う |
You had better ~ | あなたは~したほうが良い | ~には原形動詞を置く |
For example | たとえば | 具体例の明示に利用 |
ask 人 to ~ | 人に~するように頼む | 頼みごとをする際の表現 |
英作文力を鍛えれば資格試験対策にもなる!
今回は英作文の勉強法などをご紹介しました。
本記事でも紹介しましたが、各種の英語検定や試験では、より総合的な英語力が求められるようになってきています。
英作文力の強化には、いわゆる英語の基礎力が必要。フレーズの暗記やコツをつかむことにより、効率よく勉強を進め、力をつけていくことが可能になります。
英作文対策は各種資格試験対策にもつながりますので、積極的に取り組んでいきましょう。