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など、スピーキング力をつける目的はさまざまあるでしょう。
英語は語学である上すぐには力がつかず、挫折しそうになることもありますよね。モチベーションを維持するためには、中間目標を作って、少しずつ力をつけていくことが大切。実は、無料で受けられるスピーキングテストが世の中には多く存在します。無料ですから、実力試しにはもってこいですね。
そこで今回は、無料のスピーキングテスト一覧7選と題して、その特徴をまとめました。無料の英語スピーキングテストをお探しの方はぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
・無料のスピーキングテスト7選
・無料のスピーキングテストで得られる効果
無料の英語スピーキングテスト一覧7選
無料の英語スピーキングテストは、テスト時間、内容、評価される力などさまざま。採点はもちろんのこと、フィードバックも早い段階で受けられるものもあります。
今回ご紹介するのは以下の7つのテストです。
- アルクの英語診断テスト
- Weblioの3問テスト
- British Councilの英語テスト
- EF Standard English Test
- ネイティブキャンプ スピーキングテスト
- レアジョブスピーキングテスト
- DMM英会話スピーキングテスト
自分にあったものを利用して、勉強を継続させていきましょう。
テスト名 | テスト内容 | ホームページリンク |
アルクの英語診断テスト | 電話を利用した自動出題形式 | アルクの英語診断テスト |
Weblioの3問発音テスト | 発音テスト | Weblioの3問発音テスト |
British Councilの英語テスト | 12分間で4パート | British Councilの英語テスト |
EF Standard English Test | 15分、50分、120分から選択 | EF Standard English Test |
ネイティブキャンプ スピーキングテスト |
音読・復唱・質問・文の構築・話の要約・自由回答 | ネイティブキャンプスピーキングテスト |
レアジョブ スピーキングテスト |
伝える力、発音、文章構成、文法、理解する力、流暢さ | レアジョブスピーキングテスト |
DMM英会話 スピーキングテスト |
英単語と英文、英語記事の音読、英語記事に関する質問、写真、統計資料 | DMM英会話スピーキングテスト |
アルクの英語診断テスト
ポイント
・15分完結
・電話で受験
・時間場所を選ばない
受験期間内であれば、24時間いつでもどこでも受験可能というテスト。受験ハードルがかなり低いですね。中学校や高校で英語を勉強しても、どうしても読み書きに重点が置かれるため、英語を話せる日本人は依然として少ないままです。
そこでアルクでは「その時」「その場で」瞬時に話し伝える能力(英語の運用能力)が必要との観点から、スピーキングテストを実施しています。
よくある英語のスピーキングテストでは、対策本が流通し、対策法もある程度固定化されているものが多いです。しかし実際のスピーキングは会話、すなわちコミュニケーションであり、相手の意図をくみ取り瞬時に返答する力が要求されます。
そうした力を測るテストとしてとても有用。テスト形式は先述の通り電話を利用した自動出題形式で、時間は15分、問題数は10問で、各々の回答時間は45秒です。45秒というと時間がありそうですが、いざ回答しようとすると難しいと感じることも。
言い換えれば、45秒以内で返答ができるようになれば、自信につながるでしょう。評価はレベル1から9でなされます。
Weblioの3問発音テスト
ポイント
・英会話力を試すテスト
・問題数3問
・1分で完了
Weblioの3問発音テストは1分で発音力が試せる無料テスト。形式は表示される英文をマイクに向かって読み上げるというものです。
現代社会では「英会話力」が求められているということを前提に、英語の発音の善し悪しを測るテストです。Weblioでは「英会話力」を「英語で会話がスムーズにできる力」と定義しています。
ビジネス的な観点でいえば、ミーティングやプレゼンテーション、転職活動など様々な場面で英会話力が求められます。
日本の英語教育では、どうしても読み書きが重視されてしまい、話す・聴くという能力が十分に身についていないのが実情。
学校の授業においても、オーラルコミュニケーションという形で、ネイティブの先生に習う授業も以前に比べればはるかに増えましたが、正しい発音を徹底的に訓練するような授業はほとんど行われていません。
Weblio3問テストは、正確な発音ができているかを即座に診断してくれるという点で大変有用です。
British Councilの英語テスト
ポイント
・4つのパート
・12分で完結
・様々な出題形式
British Counsilは文化交流と教育機会を促進する英国の公的な国際文化機関で、テストについてもスピーキングほかいわゆる4技能(読む・書く・話す・聴く)を測ることのできるテストが各々用意されています。
このうちスピーキングテストは、12分という時間の中で、スピーキング力を様々な角度から測ることのできる形式となっています。具体的には、4つのパートに分かれており、
- パーソナルインフォメーション
- 理由や説明と共に自分の意見を述べる
- 写真の描写や比較を理由や説明と共に述べる
- 抽象的なトピックについて自身の経験や意見を述べる
という形式です。
これだけ見てもかなり本格的にスピーキング力を測ることができるテストだとわかっていただけるかと思います。特に最後の抽象的なトピックに対して対応するパートでは、メモを取ることも可能ですので、練習をして、自分の答える型を身につけることが、高評価獲得につながるでしょう。
EF Standard English Test
ポイント
・完全無料オンライン標準英語テスト
・15・50・120分で選べる
・CEFR基準にのっとる
どのような目的であれ、英語を学習した以上、それを何らかの形で証明するスコアや証明書のようなものが必要な場面がありますよね。
EFテストでは、他のテストでは高額な費用がかかったり、年に数回という限られてチャンスの中で会場に行き受験しなければならないというという弊害を取り除くところからスタートし、完全無料かつオンラインで受験できる仕組みをとっています。
もっとも、そこでのスコアが独自のもので、就職や進学の際に汎用性のあるものでなければ、受験をする意味はあまりありません。近年日本では、たとえば大学受験においても、各種の検定試験のスコアを標準化するために、CEFRというヨーロッパ言語枠基準に準じてレベル分けをしています。
本テストも、この基準にのっとり、EF SETのスコア基準という形で算出し、このスコアは国際的にも認知されています。テストは、15分50分120分の中で選ぶことができ、
- 15分は簡単なクイックチェックテスト
- 50分は読解力とリスニング力を測るテスト
- 120分は総合的な英語力が試されるテスト
となっています。段階的に受験をしてくことで、勉強の成果も見えやすいので、ぜひ上手に活用してみてください。
ネイティブキャンプ スピーキングテスト
ポイント
・いつでもどこでも受験可能
・すぐにスコアがみられる
・4つの観点から実力を測定
ネイティブキャンプ スピーキングテストは、オンライン英会話を展開するネイティブキャンプが実施するスピーキングテストです。自分のレベルを客観的に示す指標として、英語力の証明として利用することができます。
スピーキング力をつけるとは言え、すぐには結果は出ません。学習⇔目標⇔結果をいうサイクルを絶えず回し、勉強を継続していくことが大切です。
本テストの特徴は、テスト受験後自動採点ですぐに結果がみられるという点。多くのテストでは結果が出るまでに1か月ほどかかり、その間の勉強法に悩むことも少なくありません。
可能であれば、結果を受けてやり方を見直し、より効率的な勉強をしていきたいですよね。その点、本テストはそのニーズにこたえてくれます。
テストは約20分。発音、流暢さ、語彙、文章構文の4つの観点からスピーキング力が測定されます。こちらもCEFRに準拠する形でスコアが出され、客観的な指標として各種証明に利用可能です。
パートは全部で6つに分かれ、音読・復唱・質問・文の構築・話の要約・自由回答となっています。

レアジョブ スピーキングテスト
ポイント
・オンライン英会話レアジョブオリジナルテスト
・ネット受験
・自動音声または試験官
オンライン英会話を展開するレアジョブオリジナルのスピーキングテスト。ネット受験が可能ですので、自分の勉強の進捗管理ツールとして利用価値がとても高いです。
レアジョブのオリジナルスピーキングテストでは、総合的なスピーキング力を0~300点の範囲で客観的に測ってくれます。スコア評価は伝える力、発音、文章構成、文法、理解する力、流暢さの6つの角度から測られます。
テスト結果は受験日から15営業日以内で知ることができるということで、短期間で、自分の弱点を知りより効果的な勉強へとつなげることができるでしょう。試験形態は、自動音声とブラウザ受験、試験官とスカイプ受験、の2つから選ぶことができます。
前者は24時間受験可能、後者は事前予約が必要です。テスト時間は20分ほどで、6セクション計14問を解く形となります。

DMM英会話 スピーキングテスト
ポイント
・スピーキングとフィードバックが無料
・10段階評価
・20分程度のテスト
DMM英会話がサービスの一つとして実施しているスピーキングテスト。DMM英会話は、オンラインでの英会話授業で、多国籍の講師が在籍していることから、自分のニーズに合わせて講師を柔軟に選択できるところが魅力の1つです。
テストは20分ほどで、5つのパートに分かれています。大まかな内容は英単語と英文、英語記事の音読、英語記事に関する質問、写真、統計資料、です。テストのレベルは基礎編と上級編の2つがあり、事前予約が必要です。
テストはオンラインで講師に対して受験することから、テスト結果に関するフィードバックもその時の講師から受ける形になります。フィードバックを個別の講師に受けられるので、自分のレベルや課題をかなり明確に知ることができるでしょう。

無料の英語スピーキングテストで得られる効果
継続的に勉強をし続けるためには、定期的に自分の力を測るためにテストを受け、より効率的な勉強をしていく必要があります。
無料の英語スピーキングテストを受けることで得られる効果は下記の3つです。
- 何が足りないのかがより明確になる
- 目標が明確になりモチベーションがアップする
- 時間制限でテストすることでより実践力が身につく
ここでは、テストを受けることにより具体的にはどのような効果があるのかについて解説します。
何が足りないのかがより明確になる
スピーキングテストを受けることで、今の自分に何が足りないのかを明確にすることができます。
スピーキング力と言っても、その中身はさまざま。自分の思い通りに力がつかないのは、語彙力が足りないのか、リスニング力が足りないのか、よく使うフレーズを覚えきれていないのかなど、様々な原因がありますよね。
日々の勉強の中では、そうした具体的な弱点は知るすべがなく、原因がはっきりとしないままに勉強を続けていることもありえます。自分の弱点が明らかになることは、あまりうれしくなく一時的にはモチベーションの低下につながるかもしれません。
しかし、壁を乗り越えてこそ力がついていきます。弱点を1つ1つつぶしていくという思考に至ることができれば、実力も加速度的にアップしていくでしょう。
目標が明確になりモチベーションがアップする
スコアが目の前に示されることで、さらにスコアを上げようとモチベーションが出てくるはずです。ご紹介した無料のスピーキングテストは基本的に誰かと競うものではありませんし、スピーキング力を上げる勉強も基本的には自己実現のために行う場合がほとんどでしょう。
モチベーションを維持しにくいので、テストを短期的な目標として設定することで効果的です。
時間制限でテストをすることで実戦力が身につく
時間制限のある中でテストを受けることで実践力が身につくというメリットもあります。
普段どのような形で勉強をしていても、瞬時に答えるなどの実戦的なトレーニングは積みにくいでしょう。
しかしながら、実際の会話においては相手が話したことを瞬時に聞き取り、それに応答しなければなりませんので、いわゆる時間的なプレッシャーがあります。この緊張感を味わうことができるのも無料テストの大きなメリットです。
英語のスピーキングテストを受けてスキルを定期的に確認!
今回は無料の英語スピーキングテストについて解説しました。有料かつ試験会場に行かなければならないテストも多く存在しますが、無料のものでも多種多様で、自分の目的に合ったものが選択できることが分かりましたね。
こうした無料のものを多く受験した後で、有料のものにチャレンジするという流れも十分に考えられます。自分の予定に合わせて受験スケジュールも柔軟に立てることができるので、効率的に活用し継続できる仕組みを作っていきましょう。
