英語の付加疑問文とは?例文&間違えやすいポイントも

英文法
この記事を書いた人
りこ

英会話講師として7年間勤務し、0歳から80歳まで200人以上の生徒を担当。現在はフリーライターとして、英語学習に関する記事を執筆したり、英語を使って海外のコンテンツ制作会社と一緒に仕事をしています。

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今日はめちゃくちゃ暑いですよね〜

こんな風に、相手に同意を求める表現を英語で言いたい時役に立つのが「付加疑問文」と呼ばれる用法です。付加疑問文を使うと「今日はめちゃくちゃ暑いですよね〜」は

It’s so hot today, isn’t it?

と表現でき「今日は暑い」という情報に「あなたもそう思いませんか?」という同意の意味をプラスすることができます。

そこで今回は元英会話講師の私が、英語の付加疑問文についてまとめました。

付加疑問文は英文法の中でも比較的易しい分野。使いこなせるようになると、英会話で表現できる幅が広がるだけでなく、英語独特の感覚も習得することができますよ。

本記事で分かること

・英語の付加疑問文とは?
・付加疑問文の勉強法3つ
・付加疑問文の間違いやすいポイント
・付加疑問文に関するQ&A!

英語の付加疑問文とは?

付加疑問文とは、相手方に念を押したり、確認をしたいときに用いる表現。付加疑問文の作り方自体はさほど難しくありませんので、基本パターンを覚えて、使い分けられるようにしていきましょう。

ここでは、付加疑問文の概要と例文についてご紹介します。

付加疑問文の概要

付加疑問文の作り方は大きく分けて以下の3種類です。

付加疑問文の3タイプ

①be動詞の付加疑問文

②一般動詞の付加疑問文

③過去形の付加疑問文

どのパターンでも付加疑問文は、

  • 肯定文の場合は否定形
  • 否定文の場合は肯定形

が使われます。次に、付加疑問文を作るステップは下記の3つ。

付加疑問文を作るための3つのステップ

①動詞の種類を見る(be動詞?一般動詞?過去形?)

②肯定形か否定形かを見る

③主語をチェックする

例えば

You are a teacher.
(あなたは先生です)

という英文があったら、

  • 動詞はbe動詞
  • 肯定形
  • 主語はyou

という3つの情報が分かります。文章は肯定文なので、否定形の付加疑問文を付けましょう。すると、

You are a teacher, aren’t you?
(あなたは先生ですよね?)

という文章になります。もう一つ付加疑問文を作ってみましょう。

You don’t like the band.
(あなたはこのバンドが嫌いです)

という英文では

  • 動詞は一般動詞
  • 否定形
  • 主語はyou

という3つの情報が分かりますので、付加疑問文にすると

You don’t like the band, do you?
(あなたはこのバンドが好きではないですよね?)

となります。

付加疑問文の答え方については、肯定文の場合は単純に「yes」か「no」で答えましょう。下記のような否定文の場合は

You don’t like the band, do you?
(あなたはこのバンドが好きではないですよね?)

Yes, I do.(いいえ、好きですよ)

No, I don’t.(はい、好きではありません)

というように、内容を肯定するなら「yes」否定するなら「no」で答えます。

りこ
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日本語の場合「好きじゃないよね?」と聞かれて「うん=嫌い」「ううん=好き」となりますね。付加疑問文の返答方法は英語独特だと言えるでしょう。

付加疑問文の例文

ここでは付加疑問文の例文を7つご紹介します。ぜひ声に出しながら発音と意味を確認してみてください。

He drew a picture, didn’t he?
(彼は絵を描きましたよね?)

You will go there tomorrow, won’t you?
(あなたは明日そこに行くのですよね?)

He doesn’t speak English, does he?
(彼は英語を話さないのですよね?)

They played soccer yesterday, didn’t they?
(彼らは昨日サッカーをしたのですよね?)

Let’s go to the park, shall we?
(公園に行きませんか?)

She isn’t busy, is she?
(彼女は忙しくないのですよね?)

These are trees, aren’t they?
(これらは木ですよね?)

 

付加疑問文の勉強法3つ

付加疑問文を勉強するときは、下記の3つの方法で行いましょう。

付加疑問文の勉強法

・付加疑問文の作り方を学ぶ
・例文を訳す
・問題を多く解く

ここでは、付加疑問文の勉強法のポイントについて解説していきます。

付加疑問文の作り方を学ぶ

まずは付加疑問文の作り方について学びましょう。付加疑問文で押さえるべきポイントは下記の5つです。

付加疑問文のチェック項目

□be動詞の付加疑問文が作れる?
□一般動詞の付加疑問文が作れる?
□過去形の付加疑問文が作れる?
□付加疑問文に答えることができる?
□付加疑問文を普通の肯定文/否定文に戻すことができる?

付加疑問文は相手方に念を押したり、確認をする際に用いる表現です。また、基本を押さえれば、応用の効くところもあります。たとえば、

She isn’t busy, is she?
(彼女は忙しくないのですよね?)

は、肯定形と否定形をひっくり返すだけで

She is busy, isn’t she?
(彼女は忙しいのですよね)

となります。

りこ
りこ

前者は否定文の付加疑問文、後者は肯定文の付加疑問文ですね。

まずは付加疑問文の仕組みについて、しっかり学ぶようにしましょう。

例文を訳す

付加疑問文の基本的な仕組みが理解できたら、次は例文を訳していきます。

和訳トレーニングを行う際のポイントは、質問文だけでなくその答えまで訳していくこと。また、スピーキングやリスニングのスキルアップのためにも、訳した例文は必ず声に出して例文を読みましょう。

和訳のスピードを上げたいときは「スラッシュリーディング」がおすすめです。スラッシュリーディングとは、英語を返り読みせずに英語の順番のまま訳していく方法。例えば

You are great at Chinese, aren’t you?
(あなたは中国語がお得意なんですよね?)

という文の場合、

You are / great at  / Chinese,  / aren’t you?

感じでスラッシュ(「/」)を引き、左からそのまま「あなたは 得意です 中国語が そうではないですか?」と訳します。

りこ
りこ

スラッシュリーディングは付加疑問文だけでなく、どの英文にも適用することができますよ。速読力を鍛えたい方は試してみてください!

問題を多く解く

付加疑問文のルールを理解し、和訳の練習ができたら、問題を解いていきましょう。

付加疑問文は作り方自体はそれほど難しくありません。しかし一方で、問題をあまり解かずに理解をした気になってしまう危険性のある分野でもあります。

問題を解く際は答えが合っているかどうかだけでなく、問題に出てくる単語までしっかり覚えるなど、周辺知識も上手に学習に取り込んでいってください。

 

付加疑問文の間違いやすいポイント

付加疑問文の間違いやすいポイントは、答え方で間違える人が多いという点です。たとえば、

He isn’t busy, is he?
(彼は、忙しくないのですか?)

の答え方はどのようになるのでしょうか。答え方には、

Yes, he is.
No, he isn’t.

が考えられますが、Yesの場合は「いいえ、彼は忙しいです。」Noの場合は「はい、彼は忙しくありません。」となります。

りこ
りこ

通常疑問文に対する答えであれば、Yesが肯定、Noが否定になりますが、ここでは逆になっていますね。

そもそもの文が否定文となっているので、答える際の意味が逆になるということが生じます。この点に間違えてしまうと全く逆の意味となってしまいますので注意が必要です。

 

付加疑問文に関するQ&A!

ここでは付加疑問文に関するQ&Aをご紹介します。

質問 動詞の分類法を教えてください

動詞は「be動詞」と「一般動詞」に分けられます。be動詞は「~がある」「~がいる」という場合に使うもので、is,am,are,was,wereです。

りこ
りこ

is,am,areが現在形、was,wereが過去形ですよ。

一方、一般動詞とはbe動詞以外のすべての動詞を言います。

質問 否定文の付加疑問文の作り方がわかりません

否定文の場合、付加疑問文の部分が肯定文になります。例えば

He isn’t busy.

の場合、

He isn’t busy, is he?

となります。

りこ
りこ

訳は「彼は、忙しくないのですか?」ですね。

そして答え方は、

Yes, he is.(いいえ、彼は忙しいです)
No, he isn’t.(はい、彼は忙しくありません)

となります。先述の通り、通常疑問文に対する答えであれば、Yesが肯定、Noが否定になりますが、ここでは逆になるので注意しましょう。

質問 助動詞の付加疑問文の作り方がわかりません

助動詞とは、動詞の前につくもので、助動詞の後ろには必ず動詞の原形がきます。例えば助動詞には

  • will
  • can
  • must

などが挙げられます。例文で考えると、

You will finish the work today, won’t you?
(あなたは、今日その仕事を終えるつもりですよね)

となります。助動詞にnotをつけるだけですので、とてもシンプルな形です。

質問 Let’sの付加疑問文の作り方がわかりません

Let’s~は「~しよう」という表現ですが、付加疑問文の作り方が少し特殊です。たとえば、

Let’s go to the park, shall we?
(公園に行きませんか?)

となり、shall weと文末につけることになります。Let’s~の付加疑問文は、文末に「shall we?」をつける例外的な作り方をすることを覚えておきましょう。

質問 You want to take a vacation, do you?という表現は合っていますか?

この表現は付加疑問文ではありませんが、確かに「肯定文+肯定疑問文」という組み合わせも存在します。ただしこのような文章の場合

You want to take a vacation, do you?
(休暇を取りたいだって?は?まさか?何言ってるの?)

という上から目線の表現に聞こえてしまいます。他にも「自分でもよくやったと思うでしょ?」と前向きな気持ちを伝えたくても

You think you could do a great job, did you?

と言ってしまうと「自分でよくやったと思ってるの?冗談でしょ?ありえない!」という超イヤミな表現になってしまうので注意しましょう。

You want to take a vacation, don’t you?

You think you could do a great job, didn’t you?

ときちんと付加疑問文にしてあげれば、イヤミなニュアンスなく「〜だよね?、〜でしょう?」と表現することができます。

 

付加疑問文をしっかり習得しよう!

今回は英語の付加疑問文についてご紹介しました。

付加疑問文は日常英会話でも使う表現です。「〜だよね?」という言い方は英語でもよく使われており、登場回数の多い表現と言えます。

否定形の付加疑問文は答え方がYes/Noで間違えやすいので、その点だけ注意するようにしてください。