英語の助動詞とは?例文&間違えやすいポイントも

英文法
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りこ

英会話講師として7年間勤務し、0歳から80歳まで200人以上の生徒を担当。現在はフリーライターとして、英語学習に関する記事を執筆したり、英語を使って海外のコンテンツ制作会社と一緒に仕事をしています。

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英語の助動詞とは、動詞とセットで使うことで動詞の意味を広げることのできる語のこと。「助動詞」という言葉も「動詞を」「助ける」と書きますよね。

例えば

私は食べます。

という文章に

  • 私は食べることができます
  • 私はこれから食べます
  • 私は食べなければいけません

というようなバラエティを加えることができるのが、助動詞の働きです。

助動詞をマスターすることで、より自分の気持ちを詳細に伝えることができたり、相手の言いたいことを汲み取れるようになります。

本記事では、英語の助動詞の使い方や勉強法についてまとめました。助動詞を使いこなして、英会話においてより細かいニュアンスまで伝えられるようにしましょう!

本記事で分かること

・英語の助動詞とは?
・英語の助動詞の勉強法
・英語の助動詞の間違えやすいポイント
・英語の助動詞に関するQ&A

英語の助動詞とは?

英語の助動詞とは、文字にある通り、動詞を助ける品詞のこと。主に動詞とセットで使い、動詞に主語の意志や、判断を添えるために用いられます。

ここでは、英語の助動詞の概要や例文についてみていきましょう。

英語の助動詞の概要

助動詞は「動詞を助ける言葉」です。簡単にいうと動詞の意味を少し変化させる語になります。

りこ
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これを日本語で考えると「私は走ります」を「私は走ることができます」とすることができるのが「助動詞」ですね。

「基本的な内容を変えずに、動詞の意味を少しだけ変化させる」という点が助動詞のポイントです。

英語で助動詞を使うときは基本的に、主語と動詞の間に助動詞が入ります。また、助動詞を使うときは動詞は原型になるということも覚えておきましょう。

助動詞の種類は以下の6種類。

助動詞 意味
can 〜することができる
〜しても良い
will これから〜する
should 〜すべき
must 〜しなければならない
shall 〜しましょう
may 〜かもしれない
〜しても良い
〜でありますように

例文を1つみてみましょう。

He speaks Japanese well.
(彼は上手に日本語を話す)

このような文に助動詞を使うときは「speaks」から「s」がなくなり「speak」となります。

He can speak Japanese well.
( 彼は上手に日本語を話せる。)

これらが助動詞の基本事項です。しっかりおさえておきましょう。

英語の助動詞の例文

ここでは、助動詞を使った例文についてみていきましょう。助動詞を使うことで動詞の意味がかなり広がることが分かりますね。

My brother, Mike, can bake a cake well.
(兄のマイクは上手にケーキを焼けるよ)

We can change the world!
( 世界を変えることができる!)

You can use my textbook.
( 僕の参考書使ってもいいよ)

Can I borrow your pen?
( 君のペン借りてもいい? )

Can I help you?
( お手伝いしてもいいですか?( = 何か手伝いましょうか。))

I will visit you tomorrow.
( 明日君を訪ねるよ )

We’ll win the game next week.
( 来週の試合は勝つだろう )

 

英語の助動詞の勉強法

助動詞は日常英会話でも非常によく使います。下記の勉強法を参考に、漏れなく効率的にマスターできるようにしましょう。

英語の助動詞の勉強法

・まずは助動詞共通の意味を捉えよう
・日英英作文に挑戦
・助動詞を使った慣用表現を覚えよう

まずは助動詞共通の意味を捉えよう

冒頭でも助動詞には6種類あるとお伝えしましたが、助動詞が共通して持つ意味が「推量」です。推量の度合いは、それぞれ下記のように異なります。

助動詞 推量の度合い
must 〜に違いない
will 〜だろう
should 〜はずだ
may 〜かもしれない

また「can」を否定形で使うことで「〜のはずはない」という推量の否定を表すことも可能です。

She can not be upset.
(彼女が怒っているはずがない)

推量の意味合いは助動詞が共通して持っているものですので、はじめに理解するようにしましょう。

日英英作文に挑戦

続いては日英英作文に挑戦です。

  • 彼女は結婚しているに違いない
  • 多分彼に謝ったほうが良いよね
  • もし帰りたければ帰っても良いよ

など、助動詞を使った日本語をどんどん英語にしていきましょう。

大切なことは、必ず答え合わせをして間違えた部分をそのままにしないこと。

特に助動詞は1つの単語が複数の意味を持つ場合が多いですので、さまざまな意味で使いこなせるようにしましょう。

<上の答え>

  • She must be married.
  • May be I should apologize to him.
  • You can leave if you want.

助動詞を使った慣用表現を覚えよう

助動詞には、そのまま覚えることのできる慣用表現があります。概要を下記の表にまとめましたので、1つずつ覚えていきましょう。

慣用表現 意味 例文
can not〜too… どんなに〜しても…すぎることはない I can not thank you too much.
(どんなに感謝してもしきれない)
may well〜 〜するのがもっともだ He may well leave the company.
(彼が仕事を辞めるのももっともだ)
may as well〜 〜するのも悪くない We may as well walk to home.
(歩いて帰るのも悪くないね)
can not help〜ing 〜せずにはいられない I can not help laughing.
(笑わずにはいられない)
may 主語+動詞 主語が動詞しますように May you have an amazing year!
(素敵な1年になりますように!)
りこ
りこ

助動詞の慣用表現はテストなどでもよく出されますよ!

 

英語の助動詞の間違いやすいポイント

助動詞の間違えやすいポイントとして、後ろに付く動詞を原形にし忘れることが多くあります。例えば、

She plays tennis.
(彼女はテニスをする)

このような文を助動詞のwillを使って表現したとします。本来であれば、

She will play tennis.
(彼女はテニスをする予定です)

となりますが、助動詞の後ろにある動詞「play」を「plays」とし、下記のように間違えてしまうことが多々あります。

(NG)
She will plays tennis.

意味も多くあり、ややこしい助動詞ですが、覚えるために最適なコツがあるのでご紹介しましょう。

助動詞を習得するコツはズバリ「イメージ」。助動詞はたくさんの意味があるため、丸暗記するには時間がかかり大変です。

そのため、それぞれの助動詞のイメージを覚えたほうが効率よく助動詞を習得することができます。助動詞のそれぞれのイメージは下記の通り。

will 未来への意志・意向のイメージ
can 潜在性のイメージ
may 可能性のイメージ
must 圧力のイメージ
should 当然のイメージ

このようにイメージで覚えることで、習得までの時間をグッと縮めることができるためおすすめです。

 

英語の助動詞に関するQ&A!

ここからは助動詞に関する疑問を解決していきます。

「Would」と「Used to」の使い分けについて教えて下さい

「Would」と「Used to」の使い分けは、

  • Used toは「現在は違う」→現在との対比に使える
  • 過去の状態を表す場合、Wouldは使えない

等で使い分けます。例えば

I used to go to a church on Sunday, but no more.
(かつては毎週日曜日に教会に行っていたが、今は全く行っていない)
→昔は行っていたが今は行っていない

I would go to a church on Sunday.
(昔は日曜日に教会に行っていた)
→昔行っていたことを述べているだけで、今の様子はわからない

という違いがあります。

助動詞の役割が分かりません。コアイメージを教えてください

それぞれのコアイメージは以下の通りです。

will 確信度の高い思い
can 根拠に基づいた可能性
must これしかないものが迫ってくる
may 上から下への許容
should 自然に導かれる先にあるもの
shall 疑いなく導かれる先にあるもの

助動詞を使うことで、「こうしよう」「こうかもしれない」などの話し手の心理や判断を表せます。

りこ
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さらに、現実や事実の話ではないといったことも表すことができるようになりますよ。

義務を表す助動詞について教えてください

義務を表す助動詞には「must」があります。「must」は、助動詞表現の中でも「~しなければならない」といった最も強いるニュアンスを伴う助動詞です。

「must」が強いる度合いはとても強烈で「逆らえない」「背くことが念頭に置かれていない」ような命令になります。

そのため、日本語訳よりもはるかに強制感のあるニュアンスに感じられがちです。

例えば、

You must study English.

は日本語訳にすると「あなたは英語を勉強しなければならない」と訳されますが、実際の英語のニュアンスでは「勉強しろ」といったような力強いニュアンスで響きます。

 

英語の助動詞をしっかり習得しよう!

今回は、英語の助動詞についてご紹介しました。最後にもう一度今回の内容をまとめておきましょう。

本記事のまとめ

・助動詞とは動詞を助ける品詞
・動詞の意味を少し変化させる語である
・助動詞を使うときは主語と動詞の間に入れる
・助動詞を使うと後ろの動詞は原形になる

助動詞には意味がたくさんあり、丸暗記するのが大変だと感じている人も多いことでしょう。

しかし助動詞は、イメージを使うことで丸暗記せずに効率よく習得することができます。ぜひ本記事を参考に、助動詞をしっかり習得してくださいね。