英語の形容詞とは?例文&間違えやすいポイントも

英文法
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りこ

英会話講師として7年間勤務し、0歳から80歳まで200人以上の生徒を担当。現在はフリーライターとして、英語学習に関する記事を執筆したり、英語を使って海外のコンテンツ制作会社と一緒に仕事をしています。

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英語学習中のみなさん、英語の形容詞は完璧にマスターできていますか?形容詞とは名詞を修飾する言葉で「限定用法」と「叙述用法」の2つがあります。

なんだか難しそう…

と感じましたよね?「限定用法」と「叙述用法」なんて聞くと難しく聞こえますが、簡単に言えば「名詞を限定して形容するのか、ざっくり様子を述べているのか」という違いです。

そこで今回は元英会話講師の私が、英語の形容詞についてまとめました。英語の形容詞の用法や使い方から、副詞との見分け方まで徹底的に解説します。

形容詞がマスターできると、英文構造の解釈がより精確かつスピーディーにできるようになりますよ。形容詞は英文を豊かに味付けしてくれる品詞ですので、ぜひこの機会に正しく理解しましょう。

本記事で分かること

・英語の形容詞とは?
・英語の形容詞の勉強法3つ
・英語の形容詞の間違えやすいポイント
・英語の形容詞に関するQ&A

英語の形容詞とは?

形容詞とは名詞を修飾する言葉のこと。身近な単語で言うと「happy」「beautiful」「crazy」などが形容詞にあたります。

英語の形容詞の用法は

  • 限定用法
  • 叙述用法

の2つ。用法によって名詞を前から修飾するのか、後ろから修飾するのか異なります。

ここでは、形容詞の概要と例文についてみていきましょう。

英語の形容詞の概要

形容詞の限定用法と叙述用法の違いは下記の通り。

形容詞の限定用法と叙述用法

・限定用法→名詞の前に置かれて、名詞の意味を限定する
・叙述用法→名詞の後ろに置かれて、名詞の性質や状態を表す

ここでは、両者の違いを理解していきましょう。

形容詞の限定用法

形容詞の限定用法は、形容詞が名詞の前に置かれ、名詞の性質や状態を限定する用法です。例えば

a brown cat(茶色い猫)

a sweet strawberry(甘いいちご)

などの「brown」や「sweet」は限定用法の形容詞になります。

それぞれ

  • どのような猫なのか?
  • どのようないちごなのか?

というように、名詞の性質や状態を限定していますね。

形容詞の叙述用法

形容詞の叙述用法は、形容詞の後ろに置かれ、名詞の性質や状態を表します。例えば

He is dignified.(彼は威厳がある)

She is decisive.(彼女は決断力がある)

などの「dignified」「decisive」は叙述用法として使われる形容詞です。

叙述用法の場合は、

  • S(主語)V(動詞)C(補語)の第2文型
  • S(主語)V(動詞)O(目的語)C(補語)の第5文型

になります。

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「I am happy」は第2文型

「Cheese makes me happy」は第5文型ですね!

英語の形容詞の例文

ここでは形容詞の例文についてみていきます。限定用法なのか?叙述用法なのか?考えながら確認して見ましょう。

I’m happy to hear that.
(それを聞いて嬉しいです)

Oh, you’re awake!
(あ、起きたね!)

She’s clever and beautiful.
(彼女は賢くて美しい)

This room is clean, but that room is dirty.
(この部屋は綺麗だが、あの部屋は汚い)

I want to watch something funny.
(何か面白いものが観たい)

I’m afraid that I’m going to be late a little bit.
(ちょっと遅れてしまうかも知れません)

We need to improve the system, because that’s too complicated.
(複雑すぎるのでシステムを改善する必要がある)

The old man looks sleepy.
(そのおじいさんは眠そうだ)

He had a leather bag.
(彼は革の鞄を持っていた)

It smells tasty! Let’s try some.
(いい匂い!食べてみよう)

英語の形容詞の勉強法3つ

形容詞を自由に使いこなせるようになるには、どうしたら良いのでしょうか?おすすめの勉強法は下記の3つです。

形容詞の勉強法

・まずは形容詞を覚えよう
・リスニング問題に挑戦
・シャドーイングでスピーキング力を鍛えよう

ここでは、形容詞の勉強法についてまとめました。

まずは形容詞を覚えよう

本記事でも形容詞の形は、bigやcuteなどもともと形容詞の意味を持つものと、名詞に「ly」がついて形容詞の形となるものなど、さまざま。

後ろにつく「ly」などのことを「接尾辞」といいますが、以下の名詞に下記のような接尾辞をつけると形容詞となります。

接尾辞
-y(状態) sleepy(眠い)
-en(素材) golden(金の)
-an(〜人の) Asian(アジア人の)
-ous(〜が多い) curious(好奇心のある)
-able(能力) available(利用できる)

形容詞は性質を表すもの、数を表すもの、素材を表すものなど多種多様。接尾辞ごとに整理して覚えていくと効率的に暗記することができます。

覚える形容詞の数ですが、初心者の方はまずは150個を目標としましょう。形容詞はbigやsmallなど簡単な単語も多いですので、まずは接尾語などを頭に入れた上で150個暗記してみてください。

リスニング問題に挑戦

形容詞を暗記したら、リスニング問題に挑戦しましょう。リスニング問題を解けば、形容詞を耳で聞いて理解できているかどうか確認することができます。

例えば「ソーシャル」と聞いて意味が分からなかったが「social」と見たら意味が分かった、という場合は英語を音で理解する「音声知覚」のスキルを鍛えなければいけません。

目で見なければ単語が理解できないというのは、一番もったいない暗記法。目で見て英語が理解できるか問われるのは、資格試験や英語の資料など、シチュエーションが限られているからです。

また、リスニング問題の場合は形容詞一語ではなく、形容詞を含んだ複数の文章で問題が出題されます。形容詞だけでなく、形容詞を含んだ文全体の意味を捉えることができるかどうか、時間をかけてリスニング問題に挑戦しましょう。

シャドーイングでスピーキング力を鍛えよう

単語を暗記して、リスニング問題で挑戦したら、最後はシャドーイングを行うことでスピーキング力を鍛えます。

りこ
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シャドーイングについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてくださいね!

形容詞は「Flabbergasted」や「earthshattering」などの難解単語が多いのが特徴。英語力が上がれば上がるほど、耳で聞いて口に出して、形容詞を使いこなせるようにする必要があります。

※ちなみに「Flabbergasted」は「驚いて口が聞けない」という意味の形容詞で「earthshattering」は「驚天動地の」という意味の形容詞です。

シャドーイングをするときは、必ずスクリプトのあるものを選び、文構造まで理解してからトレーニングを行うのがおすすめ。

その際、どの語が形容詞でどの名詞を修飾しているのか、きちんと確認しましょう。精読とシャドーイングをセットで行うことで、リスニング問題だけでなく、リーディング問題にも対応できるようになりますよ。

 

英語の形容詞の間違えやすいポイント

本記事では、形容詞には限定用法と叙述用法があると解説しました。

りこ
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限定用法でしか使えない形容詞と、叙述用法でしか使えない単語がありましたね。

実は形容詞には、限定用法と叙述用法の両方で使うことができ、かつ限定用法と叙述用法で意味が変わる単語もあります。この点を忘れてしまうと、訳し分けが上手くできず、意味を勘違いしてしまう可能性も。

限定用法と叙述用法で意味が異なる単語には、下記のようなものがあります。

単語 限定用法の意味 叙述用法の意味
able 有能な 〜できる
late 亡くなった 遅れる
certain とある〜 確信している
present 現在の 出席している

例えば

My late grandpa used to be late for our birthday party.

という英文があった場合、限定用法と叙述用法について知らないと

私の遅れたおじいちゃんは、かつてよく誕生日パーティーに遅れたものだ…?

と上手く理解することができません。

正しく「私の亡くなったおじいちゃんは、かつてよく誕生日パーティーに遅れたものだ」と理解できるよう、限定用法と叙述用法で意味が違う単語があることを、頭に入れておきましょう。

 

英語の形容詞に関するQ&A

ここでは形容詞に関するよくある質問に答えていきます。

「形容詞」は英語でなんと言いますか?省略することはできますか?

形容詞は英語で「Adjective」と言います。「adj.」と訳されることもあるので、覚えておきましょう。

形容詞と副詞の違いはなんですか?

名詞を修飾するのが形容詞、名詞以外を修飾するのが副詞です。

また、形容詞にも名詞にも「ly」で終わる単語がありますが、形容詞は名詞に「ly」がついたもの(friendlyなど)、副詞は形容詞に「ly」がついたもの(lovelyなど)となります。

形容詞が2つ以上ある時の順番について知りたいです

形容詞が複数ある場合は、下記のルールに則って形容詞を並べましょう。

  • 限定詞(a/an/this/that)
  • 主観
  • 大きさ
  • 新しさ・古さ
  • 出身
  • 素材
  • 目的

例えば「可愛くて大きいふわふわの中国から来たパンダ」の場合は上記のルールを考えて

A adorable big Chinese fluffy panda.

となりますね。

りこ
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ちなみに「adorable」は「子どもや動物が可愛らしい」という意味の単語です。

かっこいい英語の形容詞を教えてください

若いネイティブスピーカーがよく使う形容詞に「awesome(すごい)」があります。

It’s awesome!(すごい!)

という感じで日常英会話で使うことができますよ。

 

英語の形容詞をしっかり習得しよう

今回は英語の形容詞についてご紹介しました。最後に本記事の内容を簡単にまとめておきましょう。

本記事のまとめ

・形容詞には限定用法と叙述用法がある
・形容詞と副詞は修飾する対象が違う
・形容詞が複数ある場合はルールに従おう!

形容詞は名詞の性質や状態について詳しく説明することができる、いわばスパイスのような存在。

英語の形容詞は接尾辞と深い関係があり、接尾辞を理解することでより理論的に形容詞を習得することができます。

限定用法と叙述用法で意味が異なる形容詞もありますので、間違えないように注意しましょう。ぜひ本記事を参考に、形容詞を効率的に習得してくださいね。