
ディズニーが好きなのでシズニー作品を観ながらリスニング力を鍛えたい!おすすめの作品はなんですか?
本記事は、このような方のためにリスニング学習に最適なディズニー作品を紹介していくものです。
子どもから大人まで楽しめるディズニー作品。世界中の人々から親しまれていますよね。
実はディズニー作品はうまく活用すればリスニング力を鍛えることもできるんですよ。
今回は元英会話講師の私が、リスニング学習に最適なディズニー作品と、ディズニー作品を使った勉強法についてご紹介します。
この記事で分かること
・リスニング学習におすすめのディズニー作品
・ディズニー作品を使ったリスニング勉強法
・ディズニー作品が英語学習に向いている理由
リスニング学習におすすめのディズニー作品5選!
リスニング学習におすすめのディズニー作品は以下の5つ。
- アナと雪の女王
- トイストーリー
- ライオンキング
- カールじいさんの空飛ぶ家
- バンビ
それではそれぞれの作品の詳細をみていきましょう。
アナと雪の女王
アナと雪の女王は言わずと知れたディズニーのヒット作です。
主題歌「Let it go」は日本語では「ありのままに」と訳されていますが、実は「Let it go」にはニュアンス的「放っておこう」のような感じもあります。もし「Let it be」なら「ありのままに」というニュアンスもありますね。
さて、話が逸れてしまいましたが、アナと雪の女王は5歳〜楽しめるように作られていますが、音楽に凝っているので大人でも見応えがあります。また、英語に関してもシンプルですのでディズニー作品の中でも取り組みやすい作品だと言えるでしょう。
トイ・ストーリー
トイ・ストーリーは1995年に公開されたディズニー作品。2019年12月現在、トイ・ストーリー4まで出ています。
トイ・ストーリーのおすすめポイントは、セリフの密度が低いことです。セリフ1つ1つが短く、キャラクターの話す単語もシンプルですので、初心者の方にもおすすめ。
(ウッディはかつて命がけで私を救った。彼と同じことをしなければ、彼の友達だとは言えないだろう。)
ライオンキング
ライオンキングは1994年公開の作品で、9億8千万ドルの興行収入をあげた人気作です。
ライオンキングの登場人物は動物ですが、使われている単語やフレーズは日常英会話レベル。そのまま覚えて使えるフレーズがたくさんあります。
ライオンキングの中に
(過去は辛いものだ。しかし俺に言わせれば、そこから逃げることもできるし学ぶこともできる)
カールじいさんの空飛ぶ家
カールじいさんの空飛ぶ家は2009年に公開されたディズニー作品。英語の現代は「up」です。アニメ作品で初めてカンヌ国際映画祭のオープニング作品となったことでも知られています。
(退屈に聞こえるかもしれないけど、記憶に残っているのってそういう類のものだと思うんだ)
など、人生の真髄を感じるような名台詞も。全体的にセリフがゆっくりなのでリスニング学習にも最適です。
バンビ
バンビは1942年に公開された歴史あるディズニー作品。ストーリーがシンプルで子どもでも理解することができますので、お子さんの英語学習にも最適です。
また、バンビは英語だけでなくフランス語でも観ることができます。そのため、フランス語を第3言語として学びたい方にも最適だと言えるでしょう。
ディズニー作品を使ったリスニング勉強法
ディズニー作品を使った勉強法は以下の3つ。
- 話の内容を理解する
- 英語字幕ありで観る
- 英語字幕を見ながらシャドーイングをする
ここでは、英語学習におけるディズニー作品の活用方法についてみていきましょう。
話の内容を理解する
ディズニー作品を使ってリスニング学習をする際は、まず話の内容を理解しましょう。話のあらすじを事前に知っておくことで、英語学習に集中することができるからです。
例えば事前にネットであらすじを読んでおくのも良いですし、1回目は日本語字幕で作品を観るのもおすすめ。
日本語字幕で観るときは、音声は英語にし聞き取れる単語があるかどうかも確認して観ましょう。聞き取れた英単語が日本語でどのように翻訳されているのかをチェックするのも有効です。
英語字幕ありで観る
話の大筋が理解できたら、次は英語字幕で作品を視聴しましょう。英語字幕で観る際は、英語を読みながら英語音声を聞きます。
最初のうちはリーディングが追いつかずに最後まで読むことができないと思いますが、最初の何語かでも良いのでなるべく目で追うようにします。
このときの状態は、話の内容を理解しており、かつ耳からも目からも情報が入っている状態。英単語の綴りと発音を一致させることを目的に、しっかり確認しながら視聴していきましょう。
英語字幕を見ながらシャドーイングをする
内容を理解して、英語字幕で作品を視聴したら、最後はシャドーイングをしてリスニング力を鍛えましょう。
シャドーイングとは、音声のすぐ後に続いてリピートをする練習法。長い英文などは完璧に最後まで言い切ることができない場合もありますので、できない箇所は何回も練習するようにしてください。
また、日常英会話で使えそうな表現があればメモをしておくとスピーキング力にも役立てることができますよ。

どうしてディズニー作品はリスニング学習に最適なの?
ディズニー作品がリスニング学習に最適である理由は3つ。
- 訛りがなくシンプルな英語
- ストーリーがシンプルで分かりやすい
- 子どもでも理解できる易しい英語
それでは詳しい解説をみていきましょう。
訛りがなくシンプルな英語
ディズニー作品は基本的に子どもでも理解できるようなシンプルな英語が使われています。
また、英語も基本的に訛りがなく聞き取りやすいです。
詩のような抽象的な言い回しではなく、シンプルでストレートな言い回しが使われていますので、シャドーイングやディクテーションにも向いていると言えるでしょう。
また、ディズニー作品の魅力は、シンプルなのに深みのあるセリフ。例えば
いつもあなたの良心をあなたの道しるべにしなさい。
(ピノキオより)
美しさはその人の中にある。
(美女と野獣より)
必要なのは信じることだけ。
(ピーターパンより)
ストーリーがシンプルで分かりやすい
ディズニー作品はメッセージ性が一貫しており、ストーリーが非常に分かりやすいです。登場人物が大勢いて、関係性が複雑だと話を理解するだけで大変ですが、ディズニー作品の場合はそのようなことがありません。
英語学習の場合は、ストーリーが凝っていることよりも、英語の聞き取りやすさの方が大切です。その点ではディズニー作品はリスニング力などを鍛えるのに最適だと言えるでしょう。
子どもでも理解できるシンプルな英語
ディズニー作品は子どもでも理解できるように作られています。そのため大人の英語学習者だけでなく、英語を学ぶ子どもでも楽しむことが可能です。
ディズニー映画はDVDなどになっており手に入りやすいですし、YouTubeでも多くの関連動画がアップロードされています。
種類も多いので教材として長く使うことができるというメリットもあります。

ディズニー作品を使って効率的にリスニング力を鍛えよう!
今回は、リスニング学習におすすめのディズニー作品をご紹介していきました。
ディズニー作品はシンプルな英語の中に人生の深みが詰め込まれた、教材としても娯楽としても楽しめるコンテンツです。
お子さんの英語学習にも向いていますので、ぜひ楽しみながらリスニング力を鍛えてみてください。