急に仕事で英語のプレゼンテーションをすることになった!そんな方は、下記のような悩みをお持ちではありませんか?

プレゼンテーションって日本語でも苦手なのに、英語でなんかできません…

プレゼンテーションを成功させるコツがあったら知りたいです!
実はこのような悩みを持つのは、プレゼンテーションの準備方法や意識すべきことを理解できていないことが原因です。
結論から申し上げると、英語でプレゼンテーションを行うには、英語特有の特徴を理解し準備をしていくことが大切です。
そこで今回は、英語プレゼンテーションの方法についてご紹介します。一度はチェックしておきたい世界の名プレゼンテーションについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧下さい!
本記事で分かること
・英語プレゼンテーションと日本語プレゼンテーションの違い
・英語でのプレゼンテーションを成功させるコツ
・英語プレゼンテーション対策ができるおすすめ教材5選
・無料で観られる!英語の名プレゼンテーション5選
英語プレゼンテーションと日本語プレゼンテーションの違い
英語のプレゼンテーションと日本語のプレゼンテーションには下記のような違いがあります。
- 日本語と英語の語順の違い
- 主語の省略ができるorできない
- 日本語と英語での構成面の違い
ここでは、プレゼンテーションにおける英語と日本語の違いを理解できるようにしましょう。
日本語と英語の語順の違い
そもそもの前提として、日本語と英語の語順の違いを理解しておくことがカギです。
簡単に説明しますと、日本語は主語がはじめに来て、述語(動詞)が文末に来ますが、英語では主語と動詞がはじめに来て、そのあとにさまざまな情報が付加されていく形となります。
つまり英語では
- まず主語と動詞を明確にすること
- 「誰が何をした」「何がどうした」という部分をはっきりさせる
ということが必要です。逆に言えば、その部分さえ伝われば、あとはつけたし、プラスαの部分となりますので、情報を並べていくことで文全体が成立することになります。
主語の省略可否
日本語は主語を省略することができますが、英語は主語を省略することができません。
このことも、プレゼンテーションをする上では頭に入れておきましょう。
はじめは無意識になってしまうかもしれませんが、主語を省略してしまうと、そもそもの行動主体が不明確となってしまい、聴衆が内容を理解することが困難になってしまいます。主語の明示を意識しましょう。
構成面の違い
日本語では起承転結といわれる4段階での構成が主ですが、英語では導入・内容・結びという3段階が基本です。英語の方がよりシンプルで、言いたいことをストレートに伝える構成といえます。
日本語=起承転結の4構成
英語=導入・内容・結びの3構成
もちろん、伝えたいことを単に羅列するだけでは聴衆には伝わりません。プレゼンテーションでは、特にビジネスの場面では、相手を納得させるような内容である必要があります。
流れを意識し、余計な部分は排除し「伝わるプレゼン」にすることが大切です。構成を考える際には、3段階で収まるよう工夫をしていきましょう。

英語でのプレゼンテーションを成功させるコツ
英語のプレゼンテーションを成功させるには、ちょっとしたコツがあります。
- 具体例やエピソードを交える
- 短い文の多用
- ジェスチャーの利用
ここでは、英語でのプレゼンテーションを成功させるためのポイントについてみていきましょう。
具体例やエピソードを交える
英語のプレゼンテーションでは、具体例やエピソードを交えるようにしましょう。具体例やエピソードを加えることで、内容がより伝わりやすく印象的になるからです。
プレゼンテーションは、どうしても内容が抽象的になってしまいがち。そうすると聞く側としても飽きが来たり、内容が頭に入らないということにもなりかねません。
こうしたことを避けるためにも、具体例やエピソードを交えることが効果的です。もちろん、具体例ばかりになってしまうと、冗長になり、逆効果となりますので注意してください。

抽象的で分かりにくいと思われる部分にエピソードトークを入れ、内容を膨らませましょう。
短い文の多用
英語でプレゼンテーションを行う際は、1文の長さにも気をつけるようにしましょう。
日本語でも、1文が長いと、分かりにくくなることが多いと思います。とりわけプレゼンテーションでは伝えたいことを端的に効率よく伝える必要がありますので、1文1文を短くして伝えていく必要があります。

具体的には、20語以上になってしまう場合は2文に分けましょう。
構成を考え、内容のスクリプトを作る際には1文の長さに注意してください。
ジェスチャーの利用
英語のプレゼンテーションでは、ジェスチャーも多用するようにしましょう。
ジェスチャーは「非言語部分」とも言われますが、やはり伝えるためには、単に読むだけでは足りません。
英語力がなくとも、ジェスチャーで乗り切れるということを聞くこともあるかと思いますが、しっかりとした英文・表現に加え、ジェスチャーを交えることで、より伝わりやすくなります。

大袈裟になりすぎる可能性もありますので注意が必要ですが、喋りと動きの相乗効果でより伝わるプレゼンテーションにすることができますよ。

英語プレゼンテーション対策ができるおすすめ教材5選
実は英語のプレゼンテーションは独学でも対策をすることができます。自宅で何度も練習することで、本番で最高のパフォーマンスができるようになるでしょう。
今回ご紹介する英語のプレゼンテーション対策ができるおすすめ教材は下記の5つ。
- 英語プレゼンハンドブック
- 20ステップで学ぶ 日本人だからこそできる英語プレゼンテーション
- 英語プレゼンテーションすぐに使える技術と表現
- CD付 英語のプレゼン 直前5日間の技術
- 実況DVD付き 成功するための英語プレゼン ネイティブの表現とテクニック
ここでは、英語のプレゼンテーション力をつけたい方にぴったりの教材を5つご紹介します。
英語プレゼンハンドブック
対象レベル | 初級〜中級 |
おすすめポイント | プレゼンテーションのコツを学ぶことができる |
Amazonリンク | 英語プレゼンハンドブック |
料金 | 1,760円 |
プレゼンテーションをする際にはスライドの作成など、やるべきことが多くあります。そうした手順のチェックリストのような形で機能するのが本書です。
もちろん、導入・内容・結びという全体の流れの中で、特に内容面についてどのように構成していくべきかをいう具体的な記述も多くあります。
本書を困ったときの1冊として持ち歩くと良いでしょう。
20ステップで学ぶ 日本人だからこそできる英語プレゼンテーション
対象レベル | 中級〜上級 |
おすすめポイント | 日本人向けのプレゼンテーションのコツを学ぶことができる |
Amazonリンク | 20ステップで学ぶ 日本人だからこそできる英語プレゼンテーション |
料金 | 1,650円 |
本記事でも述べている通り、日本語と英語とでは語順も考え方も異なります。英語のロジックを学ぶことで、より質の高いプレゼンテーションが可能となるでしょう。
その点本書は、日本人の特徴を生かして、どう英語圏でよいプレゼンテーションをするかという視点で、具体的なテクニックを学ぶことができます。
ネイティブであっても、必ずしもプレゼンテーションが得意なわけではありません。
日本人がより説得力のある上手なプレゼンテーションをするためにはどうすべきかという視点でプレゼンテーション力を高めることができますよ。
英語プレゼンテーションすぐに使える技術と表現
対象レベル | 中級 |
おすすめポイント | プレゼンテーションの準備の方法を学ぶことができる |
Amazonリンク | 英語プレゼンテーションすぐに使える技術と表現 |
料金 | 2,530円 |
著者自身の経験に基づき、プレゼンテーション成功のカギは十分な準備であるとの考え方のもと、プレゼンテーションでよく使う表現1600など、具体的な表現やフレーズを学ぶことができる一冊です。
十分な準備は、内容面の充実もにならず、本番に向けての安心にもつながります。
具体的なプレゼンテーション例8つなど、より実戦的な場面や内容についての記述も多いので、1冊を読み込むことで、準備の仕方をしっかりと学ぶことができるでしょう。
CD付 英語のプレゼン 直前5日間の技術
対象レベル | 中級 |
おすすめポイント | 5日間でできるプレゼンテーション作成術を掲載 |
Amazonリンク | CD付 英語のプレゼン 直前5日間の技術 |
料金 | 1,760円 |
本書はタイトル通り、本番までの時間が限られている場合できること、具体的なプレゼン内容、スライド作成などについて学ぶことができる一冊です。
直前の5日間でプレゼンテーションを仕上げることのできるヒントが詰め込まれているので、短期間でプレゼンを完成させたい方にもぴったり。

本書には、そのまま使えるプレゼンテーションのテンプレートも掲載されていますよ。
基本を押さえるという原点にも立ち返ることのできる本ですので、効率よく利用しましょう。
実況DVD付き 成功するための英語プレゼン ネイティブの表現とテクニック
対象レベル | 中級 |
おすすめポイント | ネイティブのプレゼンテーションのコツを学ぶことができる |
Amazonリンク | 実況DVD付き 成功するための英語プレゼン ネイティブの表現とテクニック |
料金 | 1,980円 |
著者の経験に基づいて、成功するプレゼンテーションの極意を学ぶことができます。
導入・内容・結びという3段階構成の中で、具体的に何を話すのか、どう聴衆を惹きつけるかについては考えれば考えるほど難しく答えが見つかりませんよね。
そのヒントを与えてくれるのが本書です。内容面の工夫や、言葉の使い方などをかなり細かい部分まで知ることができます。

無料で観られる!英語の名プレゼンテーション5選
英語圏ではプレゼンテーション力が日本よりも重視されています。そのため、海外の名プレゼンテーションをチェックすれば、新しいヒントが見つかるでしょう。
ここでは本番前にチェックしておきたい、世界の名プレゼンテーションをご紹介します。
テイラーウィルソン「うん、核融合炉を作ったよ」
夢を持つこと、目標を持ち達成する為に行動することの大切さを改めて知ることのできる内容となっています。
3分間と短いですが、伝えたいことを正面から伝えるという観点では、とても勉強になるプレゼンテーションです。
デレクシヴァーズ「変?それとも違うだけ?」
ものごとの見方についてのプレゼンテーションです。
2分間という短いプレゼンテーションなのですが、言いたいこと伝えたいことが端的に述べられており、どのようなフレーズや表現を使うべきなのかについて学ぶことができます。
スティーブジョブズ「初代iPod発表のプレゼン」
スティーブジョブズというと数々の名スピーチやプレゼンテーションを遺した人ですが、本プレゼンテーションは初代iPod発表時のものです。
他の動画も同様ですが、聴衆を惹きつける構成がとても工夫されています。飽きさせない工夫がなされており、全体の流れをつかむうえでとても参考になります。
ウィリアムカムクァンバ「わたしがやって見せた風力発電」
人生を振り返り、自信の発明した風力発電など、その周辺の「歴史」についての内容となっています。
限られた環境の中で何ができるかを考えるという、とても感銘の受けるプレゼンテーションです。勇気をもらえます。
アポロロビンス「注意をそらすテクニック」
スリの技術を科学的に考えることというテーマでのプレゼンテーションです。
この動画自体は1人ではなく協力者と共に行なっているのですが、具体例やエピソードを入れ込むという技術にもつながる動画で参考となるでしょう。
英語プレゼンテーションのコツはジェスチャー!
今回は英語のプレゼンテーションのコツなどについてご紹介しました。
良いプレゼンテーションをするには、内容だけではなく、ジェスチャーなどで表現することも大切です。
テキストベースでの勉強ももちろんですが、動画を見ることでどういったジェスチャーや動きが効果的かがわかるはず。勉強教材は多くありますので積極的に利用をして、プレゼンテーション力を上げていきましょう。