英語初心者の方は、下記のような悩みをお持ちではありませんか?

英語初心者です。単語は覚えたけれど、なかなか英文が読めません。

英文を読むときに、きれいな日本語に直さないと読み進められないんです。でも、それだと読むのに時間がかかってしまいます…
本記事は、このような悩みをお持ちの方に向けて書いていきます。
実はこのような悩みを持つのは日本語と英語の違いを正しく理解できていないことが原因です。初心者の方が着実にレベルアップするには、最適な教材を使って正しい勉強法を続けていくことが大切。
そこで今回は、初心者の方を対象に、リーディング学習サイト&アプリをご紹介します。スキマ時間を使って効果的に学習をしたい方は、ぜひ最後までご覧下さい!
本記事で分かること
・初心者向けのリーディング勉強法5つ
・初心者におすすめのリーディング学習サイト&アプリ5選
・初心者の方がリーディング力を上げるために必要な勉強時間
初心者向け!リーディングの勉強法5つ
初心者の方がリーディング力を上げるには英語の構造を理解することが大切。その理由はそもそも英語と日本語とでは、語順や考え方が異なるからです。
今回ご紹介するリーディング勉強法は下記の3つ。
・1文1文を正確に訳すトレーニングをする
・速読の練習をする
・たくさんの英文に触れる
・音読の練習をする
ここでは、初心者の方に向けてリーディング勉強法をご紹介します。
単語を暗記する
リーディング力を鍛えるうえでまず第一に必要なことは、語彙力をつけることです。英語と日本語では語順や考え方がそもそも異なりますが、まずは日本語に対応する英単語の知識がなければ、英文を読むことはできません。
もちろん、単語の暗記と言ってもその量は膨大でどこまで覚えるかが分からないという方も多いと思います。まずは中学生が覚える単語から覚えるなど、徐々に暗記量を増やしていき、着実に語彙力を高めていきましょう。

ちなみに中学校で習う英単語の数は1,200語程度となっています。
1文1文を正確に訳すトレーニングをする
リーディング力をつけたい初心者の方は、1文1文を正確に訳すトレーニングをしましょう。

1文1文を、主語動詞から修飾関係に至るまで、正確に日本語に直していく作業のことを「精読」と言います。
一般的に英語は、主語述語がはじめに、日本語は主語がはじめに来て述語が最後に来るという構造となっています。
<英語>
I(主語) saw (述語)a dog(目的語).
<日本語>
私は(主語)犬を(目的語)見た(述語)
英語を読むうえでは、主語述語の後に来る情報を1つ1つ付け加えていくイメージで読み進めて行くことが必要です。
精読の段階では、品詞や文型を意識して、正確できれいな日本語にできるよう訳していきましょう。精読力を高めることにより、速読や多読というステージにスムーズに進むことができますよ。
速読の練習をする
英語を英語の語順で左から右へとすばやく読めるようトレーニングをしていきましょう。
始めのうちはなかなか上手くいかないかもしれません。ゆっくりで良いですので、左から右に、できるだけ戻ることなく読み進めて行きましょう。
このトレーニングが、英語を日本語を介して理解することからの脱却に繋がっていきます。なかなかコツをつかむのに時間がかかりますが、ここを超えることにより、さらに多くの英文をスムーズに読めるようになりますよ。
同じ文章を何度も読み直して、内容理解の同時に行っていきましょう。
たくさんの英文に触れる
リーディング力をつけたい初心者の方は、なるべく多くの英文に触れるようにしましょう。

たくさんの英文を読むことを「多読」と言います。
より多くの英文に触れることにより、英語に慣れ、より長い英文を読み解く力をつけていくことができます。
ジャンルもさまざまな文章に挑戦をすることで、秋を防止でき、継続的な勉強につながりますので、チャレンジしていきましょう。
また、英文の長さについても短めのものから長めのものまでありますので、自分のレベルに合わせて調節をしてみてください。
音読の練習をする
初心者の方がリーディング力を鍛えるうえでは音読が効果的です。黙読ではなく音読をすることで、発音やアクセントに対する意識も高まり、総合的な英語力の向上にもつながります。
また、英語のような語学学習においては五感をフル活用することが効果的。たとえば単語の暗記であれば、
- 見て覚える
- 書いて覚える
- 聴いて覚える
ということを行なうことにより、より暗記の質も高まります。
内容を理解し、英語の語順で読めるようになった英文を何度も音読をし、リーディング力を高めていきましょう。
さらに音読の際にはCDや音声アプリなどを用いることで学習効果がアップしますので、積極的に利用してみてください。

初心者におすすめ!リーディング学習サイト&アプリ5選
リーディング学習にサイトやアプリを使うメリットは英語の多く触れることができるという点。その理由は時間や場所を問わず英語学習に取り組むことができるからです。
今回ご紹介するおすすめサイト&アプリは下記の5つ。
・English News in Levels
・早打ち英文法
・英語リーディングアプリPOLYGLOTS
・scan news
ここでは、スマホ一つでリーディング対策ができる、おすすめサイト&アプリをご紹介します。
NHK world ENGLISH
Point
・ニュースや時事ネタを中心に扱っている
・日本のニュース英語で読むことができる
・海外情報をリアルタイムで取り入れることができる
日本のニュースを英語で読むということを通して、リーディング力を鍛えることができます。
全てを英語で読むのが難しいという初心者の方は、各ニュースの題名だけでも読んでいってみましょう。分からない単語を調べながら読んでいくことで、多読の効果も期待できます。
日本のニュースということで、内容理解にはさほど困りませんし、より多くの情報を得ようと積極的に取り組むことができるでしょう。
また、海外の情報の多く収録され、かなり網羅性があります。情報量がものすごく多いため、知識も身につけつつ英語を勉強することができ、一石二鳥と言えます。
English News in Levels
Point
・ニュース記事が英語で読める
・長文に慣れたい人におすすめ
・幅広いジャンルを網羅
文字通り英語のニュース記事を中心に読むことができるアプリ。レベルもさまざまですので、英字新聞を読むとなると少し抵抗のある方でも取り組みやすくなっています。
初心者の方が内容を理解するのは難しいかもしれませんが「1日5文訳す」など範囲を決めて少しずつ取り組むと、精読のトレーニングをすることができます。
またジャンルも網羅性があるので、自分の興味に従って選択をすることで、効率良く対策をすることができるでしょう。
English News in Levels iOS
English News in Levels Android
早打ち英文法
Point
・文法力を鍛えたい人におすすめ
・ゲーム感覚で楽しく学べる!
・音声も収録されており、耳からも学べる
早打ち英文法は、中学英語・高校英語の文法を復習することのできるアプリです。リーディング力対策として英文法を学び直したい方におすすめとなっています。
また、ネイティブスピーカーによる英語音声も収録されていますので、目だけでなく耳からも英語を覚えることができるでしょう。
クイズ形式となっており、ゲーム感覚で気軽にできますので、移動時間やちょっとした待ち時間など、スキマ時間を活用して上手に利用してみてください。
英語リーディングアプリPOLYGLOTS
Point
・スピード測定可能
・収録ジャンルが豊富で楽しめる!
・優れたデザイン性
英語リーディングアプリPOLYGLOTSは、デザイン性が高く、取り組みやすいと大変評判のよいアプリです。ペースメーカーがついており、自分のリーディングスピードを測定、調整することができます。
また、記事の中でわからない単語があった場合にも、ハイライトをすることによりその場で確認することができるため、語彙力がまだ不十分な場合でも取り組むことができるでしょう。
ニュースなど時事的な内容も収録されているため、知識としても内容を頭に入れることができます。
英語リーディングアプリPOLYGLOTS iOS
英語リーディングアプリPOLYGLOTS Android
scan news
Point
・新聞やニュース記事を読める
・シンプルで使いやすいアプリ
・海外の情報を得たい人向け
scan newsは、海外の新聞やニュース記事を多く取り扱っているアプリです。日本人が検索エンジンで検索をし自分に必要な情報を収集するように、海外の情報を手っ取り早く入手したいという人にはとても向いています。
裏を返すと、大量の英文を読むことに慣れていない方にとっては少し難しく感じられるかもしれません。初心者の方は
- まずはタイトルだけ1日5つ読む
- 1日3文、辞書を使いながら訳す
など、範囲を決めて少しずつ取り組むようにしましょう。

「1日3文だけ?」と思うかもしれませんが、1ヶ月続ければ90文、3ヶ月続ければ270文もの英文を精読できますよ!コツコツ頑張っていきましょう。
scan news iOS 対応なし
scan news Android

初心者の方がリーディング力を上げるための勉強時間は?
効率的な勉強におすすめのアプリや、具体的な勉強法についてご紹介をしてきました。では、初心者の方がリーディング力をあげるためにはどれほどの勉強時間が必要なのでしょうか。
個々人で差がありますが、120時間ほどが必要と言えます。
120時間というのは、だいたいTOEICの点数が50点上がるくらいの勉強時間。そのため、120時間ほど勉強できれば力がついてきた第一歩を感じることができるでしょう。
120時間のイメージとしては、
といったところです。
もちろん、120時間の使い方は工夫があってよいですが、スキマ時間をうまく利用して、継続的に取り組む必要があります。
同じ120時間でも間が空いてしまうとどうしても感覚が鈍り、また基礎基本からとなりかねません。計画的かつ継続的に進めて行くこと、短い時間でも日々英語に触れていくことを意識していきましょう。
初心者はスキマ時間を使ってリーディング対策!
今回は初心者の方に向けてリーディングの勉強法やおすすめサイト&アプリなどをご紹介しました。
スキマ時間をいかに使うかが、リーディング力を向上させるための最大のコツ。サイトやアプリなどはスマホを使っていつでもどこでも利用できますので、ぜひ上手に利用してみてください。
英語学習は、まずは英語に慣れることが大切です。初心者の方は英語を見るだけで抵抗感を感じてしまうかも知れませんが、慣れてくるときっと少しずつ実力が向上しますよ。
1日1時間で良いですので継続的に取り組み、力をつけていきましょう!