英語の所有代名詞とは?例文&間違えやすいポイントも

英文法
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りこ

英会話講師として7年間勤務し、0歳から80歳まで200人以上の生徒を担当。現在はフリーライターとして、英語学習に関する記事を執筆したり、英語を使って海外のコンテンツ制作会社と一緒に仕事をしています。

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英語学習中のみなさんの中には、

This is my pen.(これは私のペンです)

という英文を勉強したという方も多いかも知れません。「これは私のペンです」という文章は「このペンは私のものです」という文章に書き換えることができます。英語にすると

This pen is mine.(このペンは私のものです)

となりますね。「私のもの」のような「〜のもの」という言葉を一語で表すことができる語を「所有代名詞」と言います。

今回はそんな所有代名詞について、使い方や間違えやすいポイントについてまとめました。所有代名詞が習得できると、英文にバリエーションが生まれ、より多彩な文章を操れるようになります。

英文法の中でも暗記事項の多い大変な分野ですが、コツを掴めば簡単!10分ほどで読めますので、さっそくみていきましょう。

本記事で分かること

・英語の所有代名詞とは?
・英語の所有代名詞の勉強法
・英語の所有代名詞のポイント
・所有代名詞に関するQ&A!

英語の所有代名詞とは?

英語の所有代名詞とは所有物を表す「~のもの」を意味し、「所有格+名詞」と同じ働きをする代名詞のことです。

ここでは、所有代名詞の概要と例文についてご紹介します。

英語の所有代名詞の概要

所有代名詞とは「所有格+名詞」と同じ働きをする代名詞のこと。さらにくだいて説明すると「所有格+名詞」が一つの単語になったものを所有代名詞と言います。

所有代名詞は名詞として扱われるため、主語として置くことも可能です。英語では同じ語の繰り返しをなるべく避ける必要がありますが、所有代名詞を使うことでその繰り返しを避けることができます。

例えば、

That book is my book.
(あの本は私の本です)

このような文では、bookが繰り返されてしまっています。このmy bookをmineにすることで、

That book is mine.
(あの本は私のものです)

となり、同じ言葉の繰り返しを避け、望ましい形に変えることができます。

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所有格と所有代名詞は似ていますが、違うものなので注意しましょう。

英語の所有代名詞を下記の表で確認してみましょう。

単数 複数
1人称 mine(私のもの) ours(私たちのもの)
2人称 yours(あなたのもの) yours(あなたたちのもの)
3人称 his(彼のもの)
hers(彼女のもの)
theirs(彼ら/彼女らのもの)

所有代名詞は単体で使われるため「独立所有格」と呼ばれることもあります。

That book is my book.
(あの本は私の本です)
→「my book」がセットで使われている
That book is mine.
(あの本は私のものです)
→「mine」は独立して使われている

英語の所有代名詞の例文

ここでは、所有代名詞の例文をご紹介します。それぞれ形は異なっていても、独立して使われていることを確認してみましょう。

This comic book is mine.
(このマンガは私のです)

Is this big toy yours?
(この大きなオモチャはあなたのですか?)

These collection are ours.
(これらのコレクションは私たちのものです)

Are those oranges theirs?
(あれらのオレンジは彼らのですか?)

Alex is a friend of mine.
(アレックスは私の友人の1人です)

This computer of ours can do a lot more.
(私たちのこのコンピュータはもっとたくさんのことができます)

Yours is not working right.
(彼女のはうまく動いていません)

Mine are so slow.
(私のはとても遅い)

Is that cat his.
(あの猫は彼のですか?)

Their house is new. Ours is new, too.
(彼らの家は新しいです。私たちのもまた新しいです)

 

英語の所有代名詞の勉強法

英語の所有代名詞は種類を覚えてしまえば簡単に習得できます。「〜のもの」という訳もシンプルで分かりやすいですよね。

所有代名詞は以下の勉強法を使ってサクッとマスターしてしまいましょう。

英語の所有代名詞の勉強法

・所有代名詞を所有格の文に書き換える
・日英英作文に挑戦する
・英会話でアウトプットしよう

ここでは、所有代名詞の効率的な勉強法についてご紹介します。

所有代名詞を所有格の文に書き換える

所有代名詞を覚えたら、所有代名詞の英文を所有格に書き換えてみましょう。所有格とは、そのあとに続く名詞を修飾する言葉です。例えば「私のPS4」の「私の」は所有格にあたりますね。

This PS4 is mine(このPS4は私のものです)

という所有代名詞の文章があったら、それを

This is my PS4.(これは私のPS4です)

というように所有格の文章に書き換えてみて下さい。もちろん

That’s his shaker.(あれは彼のマラカスだ)

という所有格を

That shaker is his.(あのマラカスは彼のものだ)

と所有代名詞の文章に書き換えるのもおすすめです。

日英英作文に挑戦する

所有代名詞と所有格の書き換えができるようになったら、日英英作文に挑戦してみましょう。日英英作文とは日本語の文章を英語に翻訳するトレーニング法です。

  • この時計は彼女のものだ
  • あのトランポリンは彼らのものだ
  • このポエムは私のものだ

など、所有代名詞の日本語を英語にしてみましょう。頭の中で日英英作文をして口に出すのは難易度が高いという方は、まずは紙に書き出すスタイルでもOK。

日英英作文の過程で語彙力を増やすこともできますので、まずは1日5文、1週間ぐらい続けてみましょう。

英会話でアウトプットしよう

最後は英会話でアウトプットするのがおすすめです。例えば英会話ではよく趣味について聞かれますよね。所有代名詞を使うと、趣味についてより詳しく相手に伝えることができます。

I like to play game.
(私の趣味はゲームです)
This Nintendo Switch is mine.
(この任天堂スイッチは私のものです)
I play Nintendo Switch 3 hours a day.
(1日だいたい3時間プレイします)

この自己紹介に必要な単語は

  • play
  • game
  • hours
  • day
  • mine

など5つ程度。「mine」を覚えるだけで自己紹介の幅がグンと広がりますよね。

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英語の所有代名詞の間違えやすいポイント

「独立所有格」と「所有代名詞」の違いって何?同じじゃないの?

という方が多いので、ここでスッキリさせておきましょう。結論から申し上げると「独立所有格」と「所有代名詞」は同じです。

まず、独立所有格は名詞の所有格や人称代名詞の所有格が独立して用いられる格のこと。簡単に言えば「mine」や「yours」のことで、独立した所有格といった意味があります。

りこ
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そもそも所有格は「私の+名詞」「あなたの+名詞」というように常に名詞とセット。そのため、最初から所有格と名詞をくっつけてしまったものを独立所有格と言うのですね。

続いて所有代名詞とは「所有格+名詞」と同じ働きをする代名詞のことで「所有格+名詞」が一つの単語になったもののこと。

ここまで言ってしまえば何となく察しがつく人も多いでしょう。つまり、所有代名詞と独立所有格はどちらも同じ意味になるのです。

「独立所有格」と「所有代名詞」

独立所有格=所有格と名詞をくっつけたもの
所有代名詞=「所有格+名詞」と同じ働きをする代名詞のこと

つまり「独立所有格」と「所有代名詞」は同じ!

「独立所有格」と「所有代名詞」について悩んでしまう人がいる理由は一つ。

中学校までは「所有代名詞」として勉強しますが、高校からは「独立所有格」として勉強するため「何が違うの?」と感じてしまうのです。

 

所有代名詞に関するQ&A!

ここからは、所有代名詞に関する疑問に答えていきます。所有代名詞を勉強していく上で、何気なく感じる疑問を解消していきましょう。

所有代名詞の疑問文はどのように作るのですか?

例えば、そのモノの所有が分かっている場合は簡単です。

is this your car?
(これはあなたの車ですか?)

となりますが、誰のものか分かっていない場合、下記のように疑問詞である「whose」を使います。

whose car is this?
(これは誰の車ですか?)

りこ
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「whose」は「だれの」という代名詞ですね。

よくある間違いとして

is this whose car?

と書いてしまうことがありますが、このようには書けません。「is this」に対しては「yes」または「no」で答える必要があるため、成立しないからです。そのため「whose car」を前に出し「is this」を後ろにもってくる必要があります。

なぜ「it」の所有代名詞はないのですか?

itは基本的に人ではなくモノを指す代名詞になるため「~のもの」という言い方をしません。つまり、使う場面が存在しないため、所有代名詞もありません。

例えば「mine」は「私のもの」という意味になりますが、「it」は、「それ(は)」と訳します。「それのもの(モノが所有しているモノ)」という言い方はしないのです。

因みに「its」は所有格であり所有代名詞ではないので注意しましょう。

所有代名詞は英語以外の言語にもありますか?

所有代名詞は英語以外の言語にもいくつかあります。例えば、

  • フランス語
  • スペイン語
  • ドイツ語
  • ロシア語

などです。

所有限定詞と関係があり、ドイツ語やオランダ語といった伝統文法では、この所有限定詞のことを「所有代名詞」と呼びます。またドイツ語などでは、教科書によって「所有代名詞」や「所有冠詞」と書かれていることもあります。

因みに日本語において代名詞は、人称代名詞、指示代名詞が大きなくくりとしてあり、所有代名詞はありません。

所有代名詞をしっかり習得しよう!

今回は英語の所有代名詞について解説しました。最後に今回の内容を簡単にまとめてみましょう。

本記事のまとめ

・所有代名詞とは、「所有格+名詞」が一つの単語になったもの
・所有代名詞を使うことで同じ語の繰り返しを避けることができる
・所有代名詞と独立所有格の意味は同じ
・Itの所有代名詞は存在しない

所有代名詞は日本語として文字に表すと少し難しく感じますが、さまざまな場面で使うことの多い文法です。

所有格と混合してしまったり、独立所有格との違いに戸惑ってしまうかもしれませんが、しっかり頭に入れ、マスターしていくようにしましょう!