
TOEFL iBTのリスニングの点数がイマイチ伸びません・・・

そもそもTOEFL iBTのリスニングの対策法が分からないので、勉強法やおすすめ教材が知りたいです!
本記事は、このような悩みをお持ちの方に向けて書いていきます。
TOEFLは進学就職転職時にも、特技や資格として利用のできるテスト。満点は120点満点で、英語の4技能(読み・書き・話す・聴く)が総合的に問われる試験となっています。
TOEFLは難易度もとても高いため、各々のパートの対策もさることながら、総合的な対策が必要となります。
そこで今回は元英会話講師の私が、TOEFL iBTのリスニングの勉強法についてご紹介していきます。TOEFL iBTのリスニングで点数を取るコツについても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
・TOEFL iBTのリスニング勉強法
・TOEFL iBTのリスニングの概要
・TOEFL iBTのリスニングのおすすめ教材
・TOEFL iBTのリスニングで点数を取るコツ
TOEFL iBTのリスニング勉強法
TOEFLは4技能が総合的に問われるため、リスニングのみの対策だけでは不十分。TOEFLテストの出題形式も見据えて、リスニング力を高めていく必要があります。
今回ご紹介する勉強法は以下の3つ。
・シャドーイング
・フレーズ暗記
ここではTOEFL iBTのリスニングの勉強法についてご説明します。
日常会話を聴きとれるようにする
リスニングテストと言っても、その内容はさまざまです。たとえば、空港などの公共施設でのアナウンスを聴きとるものや、複数人での会話を聴きとるものなどがあります。
TOEFLテストのリスニングは、主として日常会話、話し言葉を聴きとるというものです。そのため、話し言葉を聴きとる能力を養成する必要があります。
ラジオを聞く、日常会話の英語教材を使うなど方法はさまざまですが、英語耳を養うために英語を日常的に聴く続けることが、対策法としては大変有効。
日常会話が聞き取れるようになると、TOEFLだけでなく英会話力をつけることもできますよ。

シャドーイング
リスニング力養成の一般論として言われることですが、シャドーイングは効果的な勉強法。シャドーイングとは、音声を聴きとりすぐ後に続いてリピートするという勉強法です。
声に出すことで発音やアクセントにも気を配らなければならないこと、音声スピードやイントネーションも勉強できるなど、総合的な英語力を養うことができます。
まずは、扱うテキストの内容を理解し、読んで理解できる状況にすることが大切。その前提が築けたうえで、シャドーイングを繰り返すことで、リスニング力はかなり鍛えられるでしょう。

フレーズ暗記
TOEFLは日常会話が主ということで、よく使われるフレーズを暗記してしまうということも勉強法として効果的。TOEFLテストは、日本人が海外に留学する際に、1つの基準として用いられるものであることから、より日常会話を重視する傾向にあります。
日常会話であれば、日本語で考えてもわかる通り、ある程度のパターンや決まった表現が多数存在しますよね。
フレーズ数という形でまとまっているテキストを利用して、よく使うフレーズを頭に入れることで、聴きとれる英文の数を増やしていきましょう。

TOEFL iBTのリスニングの概要
リスニング対策を効率よく進めるには、問題の傾向を知ることが大切です。ゴールからの逆算で効率よくリスニング力をつけていきたいですよね。
TOEFL iBTのリスニングの概要は下記の表のようになっています。
リスニング問題数 | 15問前後 |
時間 | 60分~90分 |
問題のトピック例 | 大学内での生徒と教授の会話 大学の講義 授業中の討論など |
スコアのレベル | 上級 (22~30) 上中級 (17~21) 中級 (9~16) 初級 (0~8) |
TOEFL iBTのリスニングの内容は、大学内での会話と講義に分かれます。どちらもに日常的な会話を聴きとるというもので、訓練が必要です。
たとえば、大学内での会話では、学生と教授が出てきます。意見交換をするなど一方的なものではないため、双方の見解ややり取りをしっかりと聴きとることが大切。また、学生同士の会話もあります。
学生同士の会話とはいえ、内容は多岐に渡り、かなり詳細まで聴きとらなければ答えることはできません。
出題形式はある程度決まっているので、TOEFL対策用のテキストを用いて慣れることである程度のスコアを取れるようになるでしょう。
TOEFL iBTのリスニング対策おすすめ教材5選
勉強を計画的かつ継続的に進めて行くためには、自分に合ったテキストを使うことが不可欠。今回ご紹介する教材は以下の5つです。
- 極めろ! TOEFL iBT® テスト リーディング・リスニング解答力
- まるわかり TOEFL iBT®テスト リスニング
- TOEFLテストリスニング問題190 4訂版
- TOEFL iBT® TEST リスニングのエッセンス
- 完全攻略! TOEFL iBTテスト リーディング リスニング
ここでは、1つの参考にリスニング対策におすすめの教材を5つご紹介します。
極めろ! TOEFL iBT® テスト リーディング・リスニング解答力
Point
・リーディングのセット
・語彙力強化もしっかりと
・新形式対応のテキスト
4技能が総合的に問われることにも配慮し、リーディングセクションも込みで対策のできるテキスト。また、リスニング力に限らず、英語力の大前提として語彙力の強化は欠かせません。
本書はその点にも配慮し、語彙力も強化できる構成になっています。具体的には、リーディングであれば本試験2回分、リスニングであれば1.5回分の問題が収録されているので、しっかりとしたトレーニングを積むことができるでしょう。
問題は一度解いてそのままにはせず、何度も繰り返して自分のものにすることで学習効果は格段に向上しますよ。
極めろ! TOEFL iBT® テスト リーディング・リスニング解答力
まるわかり TOEFL iBT®テスト リスニング
Point
・単語から長文まで
・7つのパターン認識
・ディクテーション問題で実力養成
単語力から長文力まで段階的に高めていくことを念頭に、着実に力をつけていく方法を解説した一冊。また、パターンを7つに分け、そのパターンごとにどのようにアプローチしていくべきかについて詳細に書かれています。
さらに、ディクテーションを全面に押し出す構成です。
勉強法としてはとても評価が高く、練習をし慣れてくれば加速度的に力がついていきます。そのため本書を用いる場合には、ディクテーションというものをしっかりと理解し徹底的に取り組んでいきましょう。
TOEFLテストリスニング問題190 4訂版
Point
・全体像の把握
・基礎から積み上げ
・模擬テスト付き
リスニングセクションの全体像、TOEFLテストの全体像を把握したうえで、どう対策をしていくかを解説した一冊。チャプターが分かれていて、基礎的な事項から積み上げていく形が取られています。
英語は外国語ですので、一朝一夕には力はつきません。リスニング力についても、聴きとることができる英文のレベルを少しずつ上げていくことが必要です。
その点本書は初学者も、どうTOEFLのリスニング力をつけていくかについて段階的に学んでいくことができるので、大変有用だと言えます。さらに、模擬テストもついているので、本番前の確認として用いるのもおすすめです。
TOEFL iBT® TEST リスニングのエッセンス
Point
・受験英語でも評判のZ会著
・メモの取り方が具体的に学べる
・確認テスト付き
受験英語で大変定評のあるZ会出版のテキスト。点数を取るために必要な知識だけでなく、解法のテクニックについても詳しく書かれた一冊です。
リスニングにおいてはメモの取り方がカギとなります。Z会は添削指導でも評判がとても良いということもあり、具体的にどのようにメモを取るべきかについても詳細に学ぶことができるでしょう。
確認テストもついているので、実戦的なトレーニングもすることができます。
完全攻略! TOEFL iBTテスト リーディング リスニング
Point
・1冊完成型
・単語熟語から学べる
・攻略法が学べる
「完全攻略! TOEFL iBTテスト リーディング リスニング」はこれ1冊で、基礎から総仕上げまで学ぶことができます。基礎でいえば単語熟語から、覚えるべきものが精選されているのが特徴です。
力試し、攻略法、総仕上げという流れとなっているので、各々の段階をしっかりと学ぶことにより、1冊しっかりとやり切れば、リスニングに不安のない状態にまで仕上げることができるでしょう。
完全攻略! TOEFL iBTテスト リーディング リスニング
TOEFL iBTのリスニングで点数を取るコツは?
TOEFL iBTのリスニングの難易度はとても高いですが、しっかりと対策をすることで着実にスコアを高めることができます。コツはさまざまありますが、まずはメモをうまくとれるようになることが大切です。
メモを取ることは目的ではなく手段ですので、出題形式を理解したうえで訓練をしていく必要があります。また、問題は時系列で出されることが基本。
ですので、仮にわからないところがあっても、その後をしっかりと聞き、時系列と比較を意識して回答をすることにより、正答に近づくことができます。
まずは質より量ですので、取り組む中で自分に合った方法を見つけていきましょう。
TOEFL iBTのリスニングは解法をマスターするのが◎!
今回は、TOEFL iBTのリスニングについてご紹介しました。TOEFL iBTのリスニングでは、量をこなし自分に合った方法を見つけること、これが勉強法においても解法においても重要です。
リスニングはリーディングなどほかの技能とも関連付けて出題がされるため、総合的に力をつけていくことが必要。まずは出題形式を理解し、1冊をしっかりと自分のものにするという強い意識を持って継続して勉強をしていく必要があります。
ぜひ本記事を参考に自分に合ったテキストで着実に力を付けていってくださいね。
