TOEIC L&Rテストとは?スコアの目安やおすすめ教材を紹介!

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りこ

英会話講師として7年間勤務し、0歳から80歳まで200人以上の生徒を担当。現在はフリーライターとして、英語学習に関する記事を執筆したり、英語を使って海外のコンテンツ制作会社と一緒に仕事をしています。

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年代を問わず多くの人が受験するTOEICテスト。満点は990点で、リーディング・リスニング力を問うテストです。

世の中には多くの英語検定・テストが存在し、形式やレベルもさまざま。受験をする以上はしっかりと目標を持って取り組みたいですよね。

そこで今回はTOEICスコアの目安やおすすめ教材をご紹介します。TOEICスコアアップの参考にしてください。

この記事で分かること

・TOEIC L&Rテストとは?
・TOEIC L&Rテスト対策におすすめの教材は?

 

TOEIC L&Rテストとは?

TOEICは満点が990点、試験時間2時間のテストですが、正答率50%ほどである500点を取るのでもかなりの英語力が要求されます。

リーディング・リスニング力を試す試験とはいえ、前提となる語彙力が欠かせません。中学校や高校でも多くの単語・熟語を覚えたとは思いますが、TOEICではビジネス系の語彙力が要求されます。

ではどのくらいのレベルが要求されるのでしょうか。下記の表にまとめましたので、ご覧ください。

レベルの目安 必要単語数 英検との比較
TOEIC400点程度 平易な英語であれば理解・表現できる 2,000語~3,000語 4級~3級
TOEIC500点程度 日常的な表現をある程度理解できる 3,000語~3,500語 3級~準2級
TOEIC600点程度 ビジネス英語の入り口 4,000語~5,000語 準2級~2級
TOEIC700点程度 ビジネス英語中級レベル 5,500語~7,000語 2級~準1級
TOEIC800点程度 ビジネスで困らない 8,000語~9,000語 準1級
TOEIC900点程度 日常・ビジネス問わず英語で困らない 10,000語以上 1級

それでは、それぞれのレベルについてみていきましょう。

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TOEIC L&R400点の目安

平易な英語であれば理解・表現できるレベルです。400点というと正答率40%ほどですので、ビジネス系の語彙力が十分についていなくとも、最低限問題が解ければ達することのできるスコアです。

例えば、リーディングセクションのはじめのパートはいわゆる文法・語法問題です。単語の知識がなくとも、いわゆる受験英語のような文法力があれば解ける問題も数多く存在します。

言い換えると、練習問題を多く解き、よく出る問題をパターンとして頭に入れることによりある程度の正答数を確保できるということです。

また、リスニングセクションにおいても、はじめのほうの問題は絵を見て答えるなど、1問1答のような形であり本格的なリスニング力は要求されません。英検に引き直しても4級から3級レベルということで、いわゆる中学英語で対応できるレベルと言えます。

TOEIC L&R500点の目安

日常的な英語の表現を理解できるレベルです。本格的なビジネスまでは行かなくとも、日常会話についてはある程度理解ができます。

実際、TOEIC受験に向けた対策を特にしていない大学受験生が、大学受験時にTOEICを受験し500点くらいであれば、かなりデキる方というレベルです。

ですので、それほど低いレベルとも言えず、リーディング・リスニングセクション問わず、最低限の語彙力、具体的には3000~3500語くらいは必要です。

仮に500点を目指すのであれば、リーディングセクションに絞るという考え方もあり得ます。

リスニングセクションは例えば海外留学をしたことがあるなど、英語でのコミュニケーションに特に抵抗のない人にとっては高スコアが期待できますが、日本で英語教育を受けてきた人にとってはハードルが高いです。

リーディングセクションも、後半の本格的な読解の前段階である部分では、文法問題など練習をすれば十分に点を稼ぐことができます。そうしたパートに絞って勉強をすることも視野に入れましょう。

TOEIC L&R600点の目安

600点ですと、ビジネス英語における語彙力など、TOEICテスト特有の勉強が必要になります。正答率ベースでも、リーディング・リスニングセクション共に6割ほどが求められますので、両セクションでバランスよく得点をとる必要があります。

もっとも、英検ですと準2級から2級レベルです。2級というと、高校英語の内容すべてとなりますが、例えば文法事項は高校3年生で新しく習うことはなく、基本的には高校2年生までで全範囲が終わります。

勉強が進んでいる生徒であれば、中学生でも2級に合格する生徒はいますので、ものすごくハードルが高いというわけではありません。

そのため、日本の英語教育で学ぶ範囲の文法事項を網羅したうえで、TOEIC向けに語彙を中心に勉強をするという方法で対策ができるでしょう。

TOEIC L&R700点の目安

ビジネス英語中級レベルです。英検レベルでも2級以上が求められるので、高校レベルを少し超えた知識が要求されます。

700点を超えるためには、2時間の試験時間内で、リーディング・リスニングセクションをすべて解き切ることが必要です。もちろん見直し時間含め、余裕をもって終わらせるレベルにまで達する必要はありません。

取り組むことのできなかった問題がないように、解き切ることができれば大丈夫です。さらに具体的に見ていくと、両セクション共に後半の骨のあるパートについてもしっかりと練習をする必要があります。

リスニングであれば、会話が2者ではなく3者になったり、リーディングであれば、文章自体が長くなります。1問1答のような形式ではなく、より内容が複雑になるので、模擬問題集を用いて繰り返し形式に慣れていく必要があります。

TOEIC L&R800点の目安

ビジネスで困らないレベルです。英検でも準1級レベルということで、かなりの英語力がないとこの段階には達しません。

英検であれば、2級と準1級の間にはかなりのレベル差があり、特に語彙についてはかなり勉強をする必要があります。

この点TOEICはそもそもがビジネス英語の出題ですので、700点までを目指すのと800点以上を目指すのとで大きく勉強法を変える必要はありません。

語彙力を急激に伸ばす必要はないということです。一方で、見直しが可能が程度にまですばやく解き切る訓練をする必要があります。

TOEICの問題集は総じてパート別対策問題集が多く、個々のパートについてはじっくりと解けば高い正答率を保つレベルには達することができます。

もっとも、試験時間は2時間で体力がかなり要求されますので、2時間で解き切るトレーニングを何度か積むことが必要です。

TOEIC L&R900点の目安

日常・ビジネスを問わず英語に困らない、つまり英語力でいえばトップクラスのレベルと言えます。語彙数も10000語以上が要求されますので、ビジネス英語・日常表現問わず、かなりの量の語彙を知らなければこのレベルには達しません。

海外留学の経験があればリスニングセクションで、いわゆる受験英語がかなりのレベルにある人はリーディングセクションで、満点の495点近くをとることができる可能性もあります。しかし、どちらかのセクションに頼らず、バランスよく得点をとることができなければ、900点を超えることはありません。

どちらのセクションも、前半の1問1答形式のパートはすばやく解き、後半に時間や体力を温存できるレベルにまで持っていく必要があります。

 

TOEIC L&R対策におすすめの教材3つ

スコア目標に応じて異なりますが、TOEICでの高スコア獲得に向けておすすめの教材を3つご紹介します。

今回ご紹介する教材は以下の3つ。

  • 公式 TOEIC Listening & Reading 問題
  • TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問
  • はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略

実際に書店などで手に取って、自分に合うものかどうか確認をしてみましょう。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集

・公式問題集
・2回分の模擬試験収録
・実戦的なトレーニングを積める

「公式 TOEIC Listening & Reading 問題」はTOEIC公式問題集です。2回分の模擬試験が収録されており、本番に限りなく近い形で演習をすることができます。

本書は実践練習をするなら適切ですが、突然取り組むには難易度が高いです。突然本書に取り組むのではなく、実践力をつける試験前の時期に取り組むようにしましょう。

先述の通り、700点を超えるような高スコアを目指すためには、2時間で解き切る力をつける必要があり、時間を計っての演習が不可欠。一方で、500点前後のスコアであれば、いわゆるパート別対策問題集のようなもので十分に力をつけることができます。

パートごとに攻略法を頭に入れて演習をすることが、点数を積み上げていくには大変効果的です。したがって、本問題集は、実際に試験を受ける直前や、2時間での実戦演習をする段階に至ったときに取り組むことをおすすめします。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題

 [新形式問題対応/音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問

・実戦演習用テキスト
・問題が精選されている
・解答分析シート付き

「TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問」は公式問題集ではありませんが、収録されている問題がとても精選されており、とても評判の良いテキストです。「至高の模試600問」とあるように、みっちりとトレーニングをすることができます。

こちらもパート別に明確になっているわけではありませんので、どちらかというと全体を通しての実戦演習向けのテキストです。また、本テキストの特徴として、解答分析シートが挙げられます。

パートごとや、内容面でどういった問題が苦手であるかを自分で分析することは難しいです。TOEICテストは年間に8回実施されることもあり、何度も受験をすることで勘が養われ、点数がそれなりにアップすることはありうるでしょう。

しかしながら、安定してパフォーマンスを発揮する、弱点を分析し、より効果的な勉強につなげるという観点でいうと、客観的に自分の実力を分析してくれるツールは不可欠です。

パートごととは限らず、タイプ別で分析してくれるので、例えば、本テキスト終了後にどのテキストに取り組むべきなのかを考えるうえでも大変参考になるでしょう。

[新形式問題対応/音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問

はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略

・パート別対策問題集
・600点+α用テキスト
・テクニックの記載が豊富

パート別問題集というということで、TOEIC受験が初めての方におすすめ。TOEICテストではパートが細分化されており、それぞれに応じた対策をとることが500点前後をとるためにはまず必要です。

パート別問題集ということで、それぞれどのように解くべきかというテクニックが記載されています。

例えば、文法問題であれば、1つ1つの問題文自体はそれなりに長いですよね。しかし、カッコの直後や、選択肢の末尾を見るなどすることで、1つ1つの問題文をじっくりと読まずとも、選択肢を切っていくことも不可能ではありません。

本書には、そうしたテクニックも豊富に収録されています。レベル的には、600点をまず目指し、本テキストを勉強することでもう少し先を目指すことが可能です。

先述の通り、800点などさらに上を目指すためには2時間トータルでの演習などによる実戦的なトレーニングが必要となります。

はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略

 

TOEIC L&Rは知名度が高く就職や転職に役立つテスト!

今回はTOEIC L&Rテストについて解説しました。TOEICテストは日本でとてもメジャーなテストです。

スコアによっては、進学就職転職などさまざまな場面で利用することができます。何を目標に勉強をするのかは人それぞれですが、やはりスコアや合格という目標がなければモチベーションも続きにくいですよね。

進学就職転職において要求されるおおよそのスコアというものも存在します。計画的に勉強をすることで着実にレベルアップすることが可能です。

単語帳、パート別問題集、模擬問題集を適宜用いて、目標スコアを達成できるよう計画的にかつ継続的に勉強をしていきましょう。

TOEIC対策のおすすめ本10選!高得点を狙うなら教材選びが大事
TOEIC対策教材って種類が多くてどれを選んだら良いのか分からないですよね。本記事では元英会話講師の私が、TOEIC対策ができる教材を10冊ご紹介します。TOEIC受験予定で少しでも点数を上げたい方は、ぜひ参考にしてください。