
TOEICリーディングPart7でいつも点数を落としてしまいます…

TOEICリーディングPart7のおすすめ勉強法などがあれば知りたいです!
本記事は上記のような悩みをお持ちの方に向けて書いていきます。
進学就職転職に幅広く活用することができるTOEICテスト。TOEICテストは試験時間は2時間、990点満点で、すべてマークシート形式です。
ある調査によると、大企業が新卒社員に求めるスコアは600点程度とのデータも。600点ですと、正答率にして60%ほどですが、そのレベルであっても獲得することが容易ではないですよね。
そこで今回は元英会話講師の私が、リーディングセクションのPart7勉強法についてご紹介していきます。
おすすめ教材やジャンル別の攻略法についても解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事で分かること
・TOEICリーディングPart7とは?
・TOEICリーディングPart7勉強法
・TOEICリーディングPart7のジャンル別の攻略法
・TOEICリーディングPart7対策おすすめ教材3選
TOEIC リーディングPart7とは?
TOEICリーディングPart7は長文読解問題。難易度も高く、パッセージも1つではなく複数のものもあるため、高度な英語力が必要です。
TOEICテストはビジネス特化型であるところが、他の検定と異なります。とはいえ、前提として、基礎となる語彙力、文法力、英文解析力が求められると言えるでしょう。
単語帳、文法問題集などにも取り組む必要があり、英語の総合力を試すのがPart7。また、Part7はTOEICテストの最後のパートということで、2時間という制限時間内でどこまで解けるか、どれほどの時間をこのPart7に充てられるかが、Part7の正答率および全体のスコアにも直結します。
TOEICリーディングPart7は時間が足りなくなることも多いですので、タイムマネージメントが大切です。かなりの訓練をしなければPart7での安定した得点は難しいため、計画的に勉強を進め力をつけていく必要があるでしょう。
TOEIC リーディングPart7勉強法
TOEICリーディングPart7は難易度も高く、かなりの訓練が必要です。もっともただ闇雲に勉強をしていては、確固とした力は身につきません。
Part7のおすすめ勉強法は下記の3つ。
- フレーズの暗記
- 回答時間を決めて問題を解く
- 設問の先読みのトレーニングをする
ここでは、Part7の具体的な勉強法についてご説明します。
フレーズの暗記
TOEICリーディングPart7対策にはフレーズの暗記がおすすめです。
Part7は難易度が高いですが、その理由として挙げられる大きなものは、いわゆる語彙力以上に、フレーズなどの知識が要求される点にあります。TOEICは繰り返しになりますが、ビジネス英語特化型のテストです。
たとえば、英会話特化であれば、英会話特有の表現がありますよね。日本語レベルでも、会話でよく使う表現があると思います。
言い換えると、そうした表現を頭に入れておかなければ、安定して得点をとることは難しくなってしまいます。つまり、Part7においても、TOEICでよく出るフレーズ、長文読解でよく出るフレーズを覚える必要があるのです。
そうした対策に特化した問題集もありますので、そうしたものを使って知識を着実につけていきましょう。
回答時間を決めて問題を解く
回答時間を決めること、これも必要です。テスト前の勉強の段階から解凍時間を決めて時間内に解けるようにトレーニングしましょう。
Part7はTOEICテストの最終パート。Part7に入る時点で頭はかなり疲れており、時間もなく、十分に取り組めずに失点してしまうということが考えられます。
Part7にどれだけの時間をの残すのか、Part7内でも1題に何分かけるのかを明確にしてトレーニングを積むことが大切です。目標スコアによって、Part7に全体にどれだけの時間をかけられるのかは変わってくるでしょう。
TOEICリーディングPart7にどれくらいの時間をかけることができるのか、戦略と立てることが重要なカギだと言えます。
設問の先読みのトレーニングをする
設問の先読みのトレーニングをすることも重要。設問の先読みは普段からクセをつけておかないと本番で実践するのが難しいからです。
選択肢4つずつまですべてを読む必要はありません。設問をさっと読み、どういったことが書かれているのかという前提知識を得ることが大切です。
もちろん先入観を持ってはいけません。回答をする上での妨げにもなりかねないからです。もっとも、何のあてもなく長文を読んで解くというアプローチをとるには、長文が長すぎるため効率的とは言えません。
複数のパッセージがあるものもあるため、やはり、何が書かれているかについても事前情報を最低限得たうえで読んでいくことがスコア獲得のカギとなります。
TOEIC リーディングPart7ジャンル別の攻略法!
TOEICリーディングPart7ではざまざまなタイプの文章が出題されます。
どういったタイプが出題されるかを事前に知ったうえで、それぞれについての対策法を頭に入れておくことが、安定したスコア獲得につながっていくでしょう。
Par7には下記のようなジャンルが出題されます。
- Eメール
- 広告
- 手紙
- スマホのチャット
- パソコンのチャット
それぞれの概要を下記の表にまとめました。
ジャンル | 文章量 | 内容例 |
Eメール | 5~9文程度 | 会社での情報伝達 |
広告 | 4〜5文程度 | 街の新着情報 |
手紙 | 3〜4文程度 | 感謝状 |
スマホのチャット | 3〜4文程度 | チャットアプリのやり取り |
パソコンのチャット | 3〜4文程度 | オンラインでの話し合い |
ここでは、ジャンル別の攻略法についてご紹介します。
Eメール
Eメールは出題形式として最も多い形態です。社内での情報伝達や、何かをしてもらったことに対する感謝、事務連絡など、その内容は多岐に渡ります。
Eメール型において注意すべきことは、差出人、宛先、メールアドレス、日付、タイトルです。差出人と宛先からは、そのメールの内容がどういったものかを推測することができます。
メールアドレスも同様で、社内での情報伝達であるか否かがわかります。日付も重要です。日付からその前に何があったのか、その後どうなったのかなど、さまざまな問題が作られます。注意をしておきましょう。
タイトルはそれだけで、内容が詳細にわかる可能性もあるため、必ず確認するようにしてください。
広告
広告は、大きく分けて商品紹介と求人広告の2つ。注意して情報を拾いたいのは、営業日、商品名、特典です。営業日については、これをもとに数字関連の問題が多数作られます。
商品名は、それが何を売っているお店なのか、今後どういった商品が出されるのかなどにつき知ることができますね。特典も重要ですので見逃さないようにしましょう。
キャンペーン情報などが書かれていて、クーポンや、値引きなどについて問題が作られるパターンはよく出ますので、しっかり対策することが大切です。
手紙
手紙においては、差出人、宛先、文体に注意が必要です。差出人、宛先については、内容がどういったものかを把握するのに役立ちます。文体は大きなヒントになります。
丁寧な表現が使われていれば、それだけ相手方に敬意を表していることになり、人間関係を把握するのに役立つでしょう。
スマホのチャット
スマホのチャットの場合には、登場人物、投稿時間、カジュアルな文体に注意して読みましょう。投稿時間については、間が空いている場合には、その間に何かが起こったことが想定されます。
登場人物が複数いる場合には、人間関係にも気を配り、その内容を的確につかむ必要あるでしょう。
パソコンのチャット
パソコンの場合でも、登場人物、投稿時間、文体に注意が必要です。
登場人物については、3,4人になることも多く、さらには別の人物、外部の人物が話題になることもあり、関係性が複雑になりわかりにくくなることも多々あります。
誰についての話がされているのかを、しっかりと押さえることが大切です。
TOEIC リーディングPart7対策におすすめの教材3選
ここまで、出題形式、ジャンル、勉強法についてご紹介をしてきました。
高スコア獲得のためには、自分に合ったテキストを選択する必要があります。今回ご紹介するTOEICリーディングPart7対策におすすめの教材は下記の3つ。
- 世界一わかりやすい TOEICテストの授業
- TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7 TOEIC L&R テスト 究極のゼミシリーズ
- 【新形式問題対応】これだけ! TOEIC TESTパート7速攻対策!
ここでは、Part7対策におすすめの教材を3つご紹介します。
新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part7読解]
Point
・ボキャブラリー重視
・スコア別解説
・狙われるポイント整理
受験英語のテキスト執筆で定評のある著者が書いた、TOEIC対策用のテキストです。フレーズが重要というお話を先ほどしましたが、ボキャブラリーに重点を置き、必要なボキャブラリーを効率よく学ぶことができます。
また、スコア別対策という形で、目標スコアに応じてどのように勉強をしていくべきかについて具体的に学ぶことができる一冊。ポイント整理という形で、解説もまとまっていることから、効率よく勉強を進めることができます。
新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすい TOEICテストの授業[Part7読解]
[新形式問題対応]TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7 TOEIC L&R テスト 究極のゼミシリーズ
Point
・ゼミ形式
・正解不正解の理由が詳しい
・模擬テスト付き
「[新形式問題対応]TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7 TOEIC L&R テスト 究極のゼミシリーズ」はPart7対策に特化したテキスト。
ゼミ形式で、ジャンル別の問題演習を効率よく進めることができます。本書の特徴として、解説がかなり詳しいこと。
正解不正解の理由が詳しく書かれていることは、自学自習をする人にとってはとても重要です。学習効果を上げるために、解説を読み込むようにしましょう。また、模擬テストもついているので、実戦演習が可能です。
[新形式問題対応]TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7 TOEIC L&R テスト 究極のゼミシリーズ
【新形式問題対応】これだけ! TOEIC TESTパート7速攻対策!
Point
・具体的な勉強法の記載
・ディスコースマーカー
・単語、表現の整理
こちらもPart7特化のテキストで、かなり具体的な勉強法が書かれています。具体的には、ディスコースマーカーに注意をして読んでいこうをいう方針のテキストです。
ディスコマーカーとは、接続詞や、内容把握の上でヒントとなる表現をしっかりと押さえて読み進めるという技法。習得をすることで、内容把握力が格段に向上します。本書はこのポイントをしっかり押さえて解説している点が特徴です。
単語や各種表現についてもしっかりと整理されていますので、効率的にPart7対策を行うことができるでしょう。
【新形式問題対応】これだけ! TOEIC TESTパート7速攻対策!
TOEIC リーディングPart7はジャンル別に攻略しよう!
今回はTOEICリーディングPart7について解説しました。
Part7はTOEICテストの最後のパートということで、難易度も高く対策をするのも大変ですよね。本記事でご紹介した通り、ジャンル別に対策をしていくことにより、得意不得意もはっきりし、より効率よく対策を進めることができます。
ぜひ本記事を参考に自分に合った勉強法を見つけ、計画的かつ継続的に勉強を進めて行ってくださいね。
