TOEICとキャリアアップの関係は?昇進・転職に有利な理由を解説

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りこ

英会話講師として7年間勤務し、0歳から80歳まで200人以上の生徒を担当。現在はフリーライターとして、英語学習に関する記事を執筆したり、英語を使って海外のコンテンツ制作会社と一緒に仕事をしています。

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グローバル化に伴い、各企業の取引対象が海外に広がったり、社内公用語が英語になるなど、日本企業を取り巻く状況も急速に変化してきていますよね。

TOEICテストのスコアは、入社時に要求されることが多かったですが、そうした社会の変化に伴い、社内でのキャリアアップ、昇進・転職においても評価基準の1つとして用いられるようになってきました。

そこで今回は、TOEICとキャリアアップの関係、昇進・転職に有利な理由を解説していきます。TOEICが昇進や転職においてどのように役立つのか解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること

・TOEICがキャリアアップに絶対有利な理由5つ
・キャリアアップのために企業から求められる英語力

 

TOEICがキャリアアップに絶対有利な理由5つ

漠然とグローバル化が進んでいると聞くだけでは、自分事とは思えず、TOEICで高スコアをとるモチベーションをすぐに持つことは難しいでしょう。

もっとも、キャリアアップに有利であることは様々なデータからも明らかになってきています。

TOEICがキャリアアップに有利な理由は以下の5つ。

  • 75%の企業が英語を使用している
  • 7割の企業が採用時にTOEIC L&Rスコアを参考にしている
  • 28.5%の企業が海外出張者選抜にTOEIC L&Rを利用している
  • 3割の企業が海外赴任者選抜にTOEIC L&Rを利用している
  • 15.8%の企業がTOEICを異動、昇進・昇格の要件に利用している

ここでは「上場企業における英語活用実態調査」を参考に、TOEICがキャリアアップに有利な理由5つをご説明します。

75%の企業が英語を使用している

2013年の調査によると、上場企業約300社のうち75%の企業が、実務で英語を使用しているという調査結果が出ています。

また、「英語を使用する部署・部門がある」と答えた企業が45.7%、「特定部署・部門はないが、英語使用はある」と答えた企業は29.3%。

上場企業のデータゆえに高い数値が出ているという点も否定はできませんが、それでも4分の3の企業で英語が使われているという事実は時代の変化を感じますね。近年は、さまざまな店舗でも外国人労働者の姿をよく目にするようになっています。

そうした流れが急速な勢いで広がっていると感じられ、明日から英語が求められるという変化が起こることも十分に予想されます。

当然、転職においてはそうした企業では英語力が要求されることになりますので、TOEICスコアはキャリアアップに有利・必要と言えるでしょう。

7割の企業が採用時にTOEIC L&Rスコアを参考にしている

TOEICスコアは入社試験時においては、「特技・資格」という項目でアピールする材料となります。同調査では、約7割にあたる69.3%の企業が採用時に参考にしていることがわかります。

また具体的なスコアについては、新入社員で平均565点(2011年調査時には510点)、中途社員で平均710点(2011年調査時には600点)となっています。2011年調査時よりもともに上昇していますね。

たった2年でこれだけの変化があるということで、今後も急速に求められるレベルが上昇していくことが考えられます。高校生や中学生といった年代を見ても、英語4技能(読む・書く・話す・聴く)が叫ばれたり、小学校でも英語教育が行われていることからも分かるでしょう。

日本人全体の英語力も急速に上昇していると言えます。ゆえに、転職時に有利な材料として利用するためには、以前にも増して高スコアが要求されますので、どの程度のレベルが求められるかにつき調べたうえで、勉強を継続的に行うことが大切です。

28.5%の企業が海外出張者選抜にTOEIC L&Rを利用している

入社後に海外出張に行くチャンスが与えられるかどうかにおいてもTOEICスコアは影響してきます。同調査では、28.5%の企業が海外出張者の選抜時にTOEICを利用すると回答しました。

先述の通り、グローバル化に伴い、各企業の海外進出も目立つようになってきており、それに伴い、日本人の社員を海外に出張させる必要性も出てきています。

海外に行きたい方、そうでない方さまざまですが、海外出張が自信のキャリアアップや、経験につながったり、自己実現となることもあるでしょう。

企業側としても、英語ができる人、とりわけビジネス英語に精通している社員を海外に向かわせたいと考えるはずです。英語検定の類はかなりの数存在しますが、TOEICテストはビジネス英語に特化しており、リスニング力・リーディングともにビジネス英語に必要な語彙や表現が出題されます。

つまり、TOEICテストでの高スコア獲得は、ビジネス英語に精通している指標としてそのまま置き換えることが可能。そうした理由から、各種の英語検定の中から、TOEICが判断基準として利用されるのです。

3割の企業が海外赴任者選抜にTOEIC L&Rを利用している

海外出張のみならず、海外駐在・赴任という可能性も大いにあるでしょう。期間が定められている短期の出張ではなく、ある程度長期にわたる赴任の場合には、日常生活に支障のないレベルの英語力がまず必要ですね。

同時に英語でのやり取りでビジネスを前へと進めて行かなければなりませんので、高度な英語力が要求されます。当然、TOEICスコアも出張の場合に比べ高い数値が要求されますので、社内ルールで定められているスコアをとれるよう勉強をする必要があります。

逆に言えば、高スコアを有していれば、いざ海外赴任者を募るという段階となったときに、有利な資料として他の候補者と比べても使うことができますね。

15.8%の企業がTOEICを異動、昇進・昇格の要件に利用している

海外出張や赴任のみならず、社内における昇進や昇格においてもTOEICスコアを要求するとの企業は15.8%という調査結果が出ています。この数字だけをみるとそれほど高くはありませんが、「要件にしていないが、将来はそうする可能性がある」と回答した企業は45.2%にも。

こうしたデータからも、どのようなタイミングで英語力が社内において要求されるかはわかりません。

転職も当たり前になってきている世の中ですが、1つの会社内で自分の地位を高める場合も、TOEICスコア1つの武器のみならず、1つの指標としても要求されるということも覚えておく必要があります。

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キャリアアップのために企業から求められる英語力

では、具体的にはどのレベルの英語力・スコアが要求されるのでしょうか。さっそく結論から申し上げると、TOEIC700点があれば多くの企業の期待に応えることができるでしょう。

さらに「上場企業における英語活用実態調査」という調査では以下の5つの事実が分かっています。

  • 5割以上の企業が海外で活躍できる人材を期待
  • 5割以上の企業が海外で活躍できる人材を育成
  • 8割の企業が英語研修
  • 7割の企業がTOEIC700点を期待
  • 3割の企業が海外出張者選抜にTOEICを起用

ここでは、キャリアアップのために企業から求められる英語力について考えてみます。

5割以上の企業が海外で活躍できる人材を期待

海外展開を促進するための人事戦略として、52.2%の企業が「海外で勤務できる人材の育成を推進する」と回答。

グローバル化に対応するために、諸外国、とりわけアジア諸国の優秀な人材を多く採用するという動きがみられます。企業側の意識としては、まずは既に存在する社員教育に力を入れている場合が多いです。

企業によっては、英語教育を社内で、ないし社外で受けられるようにしたり、費用面でも補助を出すなどしているところも増えてきています。今後この割合はさらに増えていくと考えられるでしょう。

5割以上の企業が海外で活躍できる人材を育成

同調査によると、53.1%の企業がグローバル人材の育成のための取り組みをしていると回答しています。先に述べた英語教育の充実のみならず、さまざまな試みをしていることがうかがえますね。

より具体的に見ていくと、製造業が63.1%、非製造業が36.8%となっており大きな開きがあります。製造業となると、人手がかかりその分海外依存が高まるため、そのことがこうした数値にも表れていると言えるでしょう。

8割の企業が英語研修

さらに具体的な取り組み内容を見ていきますと、英語研修が78.5%、一般社員が海外経験を積める機会の提供が59.5%、異文化理解研修が37.2%などとなっています。一口にグローバル化に伴う社員研修・育成といっても、何を具体的に行うかは難しいところです。

もっとも、多様な考え方や価値観、文化を学ぶ際には、どうしても語学力が必要です。オンライン・オフライン問わず、コミュニケーションが必ず要求されます。そうしたことが英語研修の高い割合に表れていると言えるでしょう。

7割の企業がTOEIC700点を期待

グローバル化に伴う海外ビジネスにおいて、TOEICスコア700点を期待している企業が実に68.6%に上ります。TOEICテストは990点満点ですので、正答率70%程度ではありますが、すぐに到達できるものでもありません。

ビジネス英語を読んだり聴いたりするために必要な語彙力を身につけることが必要です。700点を超えることにより、自信のスキルアップや、社内におけるステップアップの可能性が広がりますので、1つの基準として目指してみましょう。

3割の企業が海外出張者選抜にTOEICを起用

海外出張に誰に行ってもらうかを考えるうえで、TOEICスコアは判断材料。無駄足になってしまうリスクを避けなければなりませんので、英語力とりわけビジネス英語の力を持っている社員に行ってもらうことは当然と言えますね。

同調査によると平均で675点程のスコアを求めているとありますので、前述の700点を1つの目安として勉強することがおすすめです。

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キャリアアップにはTOEICが最適!

今回はTOEICとキャリアアップの関係についてご紹介しました。

TOEICはビジネスに特化しているということもあり、就職転職時のみならず、社内でのキャリアアップにおいても大変有用であることがお分かりいただけたと思います。

TOEICは合格不合格ではなく、スコアで結果が判定されますので、継続しやすく、一種のゲーム感覚で臨むことができる試験。求められるスコアは、何を求めるかにより異なりますが、700点というスコアが1つのボーダーラインであることが多いです。

ぜひ自分に合った勉強方法を見つけ、継続的に勉強をしスコアアップをしていきましょう。