今さら聞けない?TOEICの特徴やメリットを分かりやすく解説!

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りこ

英会話講師として7年間勤務し、0歳から80歳まで200人以上の生徒を担当。現在はフリーライターとして、英語学習に関する記事を執筆したり、英語を使って海外のコンテンツ制作会社と一緒に仕事をしています。

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社会人が受験する、ないし就職活動や転職活動で利用することの多いTOEICテスト。最近では大学入試における資料の1つとして利用することもできるようになってきていますよね。

英語の検定というと英検が有名ですが、そのほかにも大小さまざまなテストがあります。それぞれ特徴は異なり、一般的な英語力があるからと言って、すべての検定で高スコアを出すことができるわけではありません。

TOEICで点数を取るには、傾向を分析し対策を施す必要があります。

そこで今回はTOEICの特徴やメリット・デメリットを解説していきます。徹底的に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること

・TOEICとは?
・受験前に知っておきたい!TOEICのメリット3つ
・ヨーロッパではマイナー?TOEICのデメリット2つ

TOEICとは?

TOEICとは、国際コミュニケーション英語能力テストを言い、英語によるコミュニケーションとビジネス能力を検定するための試験。

年間10回試験日が設けられており、何回でも受験できるほか、全国各地の会場での受験が可能です。

点数 レベルの目安 必要単語数 英検との比較
TOEIC400点程度 平易な英語であれば理解表現ができる 2000~3000語 4級~3級
TOEIC500点程度 日常的な表現をある程度理解できる 3000~3500語 3級~準2級
TOEIC600点程度 ビジネス英語の入り口 4000~5000語 準2級~2級
TOEIC700点程度 ビジネス英語中級レベル 5500~7000語 2級~準1級
TOEIC800点程度 ビジネスで困らない 8000~9000語 準1級
TOEIC900点程度 日常・ビジネス問わず英語で困らない 10000以上語 1級

それでは、さっそく特徴についてみていきましょう。

リーディング・リスニングテストで990点満点

英語4技能(読む・書く・話す・聴く)と叫ばれ、この4つの能力を総合的ないし段階的に問うテストも増えてきていますが、TOEICで問われるのはリーディング・リスニング力。

満点は990点で試験時間は2時間です。リーディング・リスニングセクションの間に休憩はないため、2時間高い集中力を保つ必要があるでしょう。

どちらのセクションもパート分けが細かくなされており、対策もしやすい形式となっています。上の表にあるように、得点率約50%の500点ほどだとしても、かなりの語彙力が要求されます。リスニング・リーディング共に慣れが必要であるとはいえ、前提として必要最低限の語彙力は必須です。

内容はビジネス英語中心

日常的な表現が全く出題されないわけではありませんが、内容は基本的にビジネス英語となっています。

そもため、リーディングセクションでは、ビジネスメールの読解が中心となりますので、ビジネス英語、具体的には役職名、専門部署名、業界用語のようなかなり専門的な単語についてもインプットしておく必要があります。

もちろんリーディングといっても、いわゆる受験英語のような文法知識を聞く問題も多数ありますので、中学校や高校で勉強した内容が全く役に立たないわけではありません。

しかし、文法に比べると長文の分量がかなり多いので、練習を通してビジネス英語、ビジネス表現に慣れていく必要があります。

時間制限が厳しい

2時間をいう試験時間ですので高い集中力を保つ必要がありますが、問題数もとても多く、制限時間内で解き切る力をつけることが先決です。回答形式はすべてマークシートのため記述に時間をとられるということはありませんが、問題をすばやく解く力が要求されます。

より具体的には、リーディングセクションにおいて、文法問題は1問20秒くらいのイメージで解く、メール文など読む必要があるものについても先に設問や選択肢を読み、必要な箇所を効率的に読んでいくなどの技術が必要です。

目標スコアによっては、全問解き切れなくても十分に到達することは可能ですので、年間10回チャンスがあるという利点も生かして、計画的にスコアを上げていくことをおすすめします。

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受験前に知っておきたい!TOEICのメリット3つ

TOEICは各種の英語検定と比べてもメジャーであり、英語力を測るためのツールとしてさまざまな場面で利用することができます。

TOEICを受験するメリットは以下の3つ。

  • 進学就職転職で利用可能
  • ビジネス英語に強くなる
  • 英語力についての確固たる自信がつく

ここでは、TOEICテストを受けることのメリットを3つご紹介します。

進学就職転職で利用可能

TOEICにおいて、好スコアをとるモチベーションをどこに置くかは難しいところです。英語力を上げる目的も人それぞれでしょう。

ですが、良いスコアをとったのであれば有効的に活用したいところ。求められるレベルはまちまちですが、進学就職転職で大いに活用することができます。

一つの目安として、大学卒業の新卒社員に要求されるスコアとしては600点ほど。600点あれば履歴書に書くことが十分にできます。

さらに800点を超えるくらいになると、外資系企業への就職など、その後も英語を使うという場合にアピールポイントとして利用することができるでしょう。TOEIC800点というと英検でいう準1級レベルですから、相当な英語力を有していると言えます。

進学就職転職において、TOEICスコアのみが判断材料となることはもちろんありませんが、十分加点要素となるので、利用を考えることをおすすめします。

ビジネス英語に強くなる

いわゆる受験英語と異なり、ビジネス英語の力が要求されますので、好スコアをとることでビジネスにも十分に対応できる英語力が身に付きます。日常会話とビジネス会話とでは全く性質が異なります。日本語レベルで考えても、業界用語や専門的な内容を話すことは難しいですよね。

TOEICテストで高スコアをとろうとすると、ビジネス単語の暗記は必須となります。はじめはなじみのない単語ばかりで挫折しそうになるかもしれませんが、慣れていくとコツをつかんできて、加速度的に覚えていけるはずです。

文章を読むことができなければ、もちろん聴くこともできませんので、まずは単語の意味を覚え、最終的にはビジネス英語を聴ける段階にまでもっていくことが理想だと言えるでしょう。

英語力についての確固たる自信がつく

どの英語検定にも言えることではありますが、高スコアをとったり合格をしたりすると自信がつくものです。細かく見ていくと、TOEICは合格不合格ではなく、スコアで結果が表示されます。

合格不合格ですとなかなか合格しないことにより、無用なストレスがたまり、勉強を続けるモチベーションを失うことにもなりかねませんよね。他方TOEICテストでは、多少英語が得意というレベルの人でも得点率約半分の500点ほどしかとることができません。

ゆえに伸びしろがものすごくあり、目標を明確化出来るとともに、着実にレベルアップができます。とりわけ900点を超えると、対外的にもかなり英語ができる人と見られますので、自己実現につながるのみならず、活躍の場もかなり広がるでしょう。

自信がさらなる自信を生み、より積極的な姿勢につながりますので、高スコアを目標に頑張っていきましょう。

TOEIC対策にぴったり!おすすめのオンライン英会話ランキング!
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ヨーロッパではマイナー?TOEICのデメリット2つ

TOEICテストはとてもメジャーな試験ではありますが、デメリットも存在します。TOEICのデメリットは下記の2つ。

  • 4技能すべてが測られるわけではない
  • 受験料が高い

ここではTOEIC受験のデメリットについて解説します。英語検定やテストは複数ありますので、自分がTOEICを選ぶべきかの参考にしてみてください。

4技能すべてが測られるわけではない

先述の通り、TOEIC R&Lはリスニング・リーディングセクションからなりますので、例えばスピーキングテストはありません。日常会話の力をつけたい、訪日外国人と話せるようになりたいなど、あくまでもコミュニケーション力をつけることが目的である場合には不適と言えるでしょう。

また、TOEICはメジャーな検定ですが、世界的にみると、とりわけ欧米諸国ではTOEFLや他の検定のほうが有名であるという現実があります。高校生や大学生が留学をする際に、ヨーロッパに行くのかアメリカに行くのかなどによって、使い分けられているのが実情です。

ですので、留学など特定の目的がある場合には、TOEICでないテストを選ぶことが将来につながるなどメリットが多い場合もあります。TOEICが効果的なのかは勉強を始める前によく検討する必要があるでしょう。

受験料が高い

TOEICは1回の受験料として5,850円(税込)がかかります。他の検定に比べてものすごく高いというわけではありませんが、決して安くもありません。とりわけTOEICテストのスコアを目標とした場合、TOEICテストは年間に何回も受験日が設定されているため、何回でも受験が可能です。

例えば英検であれば、年間3回しか受験できませんので、3 ~4か月単位で計画的に勉強ができます。一方でTOEICテストは結果の返却にも1か月超かかるので、何度もチャンスがあるとはいえ勉強計画をきれいに立てることは難しいと言えるでしょう。

年間に何度も受験するとなると費用もかさみますので、例えば年に3回定期的に受験する、夏の期間に集中的に受験するなど、戦略を立てて受験されることをおすすめします。

TOEIC単語対策!点数と単語数の関係をスッキリ解決します
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TOEICは就職や転職に役立つテスト!メリットも多い

今回はTOEICテストの概要について解説しました。TOEICは進学就職転職などさまざまな場面で、自分の英語力を客観的に示すものとして利用することができます。スコアで結果が出るので、継続的に勉強をするのには適していると言えるでしょう。

どのテストであってもメリット・デメリットは存在しますが、これだけメジャーでありますし、毎年とても多くの人が受験していますので、信用度も高いです。形式・内容面含め自分に合っているかを検討したうえで、受験をし、受験をし続けることをおすすめします。