【完全保存版】基本前置詞42個を全部イメージ化!

3分英会話レッスン
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さいとうコーチ

27歳から短期間でTOEIC380点⇒910点!翻訳動画が400万回以上再生。趣味は海外ドラマを見ることで年間300本以上視聴するマニア。Amazonで著書も発売中。

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英語の前置詞は非常にたくさんの意味があって、使い方が分からないと感じていませんか?

日本人の多くが苦手とする前置詞の使い方ですが、実は核となるイメージを覚えてしまうと、感覚的に使えるようになります。

丸暗記ではなく、前置詞の利用方法のイメージを理解するとネイティブが利用している感覚に近いものを体得できるので、ぜひイメージ化学習をしてみてください!

atは「~に」で暗記してると危険!本当の意味は?

He is at the bus stop now.
(彼はバス停に今います)

などの例から「~に」などと覚えていませんか?

もちろん、間違えではないのですが、atの本来のイメージを理解することで丸暗記して覚えるのではなく、本来の使い方を覚えることができるようになります。

atのイメージ化

atのイメージは「点」です。1点を目指して突き進むイメージを持ちましょう。

僕は「ダーツの矢」のイメージがぴったりです。

atが使われる用法は主に4つありますが、そのどれもが「1点のイメージ」で理解することが可能です。

点のイメージから広がった意味

atが「点」のイメージを出来るようになるとそれぞれのatが使われる代表的な意味がすんなり頭に入ってくるようになります。

①場所や時

場所や時の「点」を指すのがatです。

どういうことかというと

at bus stopならバス停という1点にいるということになります。
少しイメージしにくければ、地図にその1点を指した状態をイメージしてみてください。

この点にいるから、at bus stopなんです。

時間の場合は、点を指すイメージから「その時間丁度」という意味を表します。

I got up at 8:00 this morning.
(今朝、8時に起きた)

なら8時丁度を指しているというイメージです。

補足inとの違い

atのイメージは点ですが、inのイメージは包まれているイメージです。

例えば、日本語訳にすると意味は全く一緒でもニュアンスが違う、場合が出てきます。

at the shop:お店にいる
in the shop:お店の中でショッピング中

というイメージの違いが出てきます。

atは地図の点を指したイメージなので、とにかくそこにいる、グーグルマップで位置情報を確認したというイメージが合います。

②割合

割合を指すイメージは「はかりの1点を指す」というイメージです。

③状態

at work(仕事中)
at breakfast(朝食中)

これも点を指すイメージです。

仕事も朝食も、一時的な状態です。この一時的な状態が、いつまでも続くわけではないので「その瞬間の1点だけ」なんです。

だからat workで仕事中、という意味になるんですね。

④対象

look at~(見る)
laugh at~(笑う)

といった熟語で使われるatも点を指すイメージです。

例えば、look atは彼の瞳めがけて1点を指すから見つめる、なるんですね。

look at meってセリフは小さい子供が「私を見て~!!」っていう場面に使われる理由がよくわかると思います。

「私だけを見てほしい」のですね。

inは「広い中に」じゃない!本質的なイメージ知ってる?

inを広い中に 広いエリアの中で と覚えてないでしょうか?決して間違いではないのですが、それではin正確なイメージを掴めていません!

In my eyesWe are in love のように狭い状況もしくは広くも狭くもないものに対してもinを使うケースが多々あるのです!

フレーズの丸暗記やシャドーイングという学習法も非常に良いアイデアですが、僕がおすすめするのは、やはりイメージ化です!!イメージ化こそがニュアンス理解の最短ルートであると思います!

inのイメージ化

inのイメージは「立体的なモノの内部にいる」です。その立体的なモノの広さや形は全く関係ないのです!重要なのはその中にいるという”内部感覚”です!!

これには「かまくら」のイメージがぴったりです。

かまくらの広さやデザインはなんでもいいのです!!雪の外壁という立体的なモノに囲まれている、つつまれているという感覚を持ってください!その内部感覚こそがinなのです。

「立体的なモノの内部」から広がった意味

inが「かまくら」のイメージを出来るようになるとそれぞれのinが使われる代表的な意味がすんなり頭に入ってくるようになります。それに加え、英語学習者を悩ますatやonとの意味の違いも明確になりますよ!

①物理的なモノの内部にいる

inの基本イメージは実際に何かの中にいる、つつまれている、かこまれているです!

I’m in Tokyo station now.
(今東京駅の中にいます)

上の文章と I’m at Tokyo station now.の違いは、焦点をどこに当てているかです。この二つの文章を日本語に訳すと「東京駅にいる」となってしまいがちですが、atの場合は地図上の東京駅、inの場合は東京駅構内という立体的なモノの内部を表すのです!

Get in a car.
(車に乗る)

英語学習者なら必ず通る道「bus,trainはonなのにcarはinってなんでやねん問題」です。carやtaxiは車というモノの空間にいるので当然inです。しかし、busやtrainなどの「大きな乗り物」はかこまれているというより大きな車内の一部分にくっついているというon的ニュアンスが近いのです。大事なのでもう一度言います、重要なのは乗り物の大きさです

②概念の中にいる

何かの内部の「なにか」とは物理的なものだけではなく愛や夢などの形のない抽象的な概念も含まれます!

We are in love.
(私たちは愛し合っている)

愛という形のないものの中に私たちはつつまれているイメージ。これがatやonだと変な感じだなぁと思えたあなたは既に英語初心者ではありません!理屈も大切ですが感覚というのは英語学習の最重要ポイントです!

It was like I was in a dream
(あれはまるで夢の中にいるようだった)

愛に引き続き、夢、希望、悲しみなどの人間の感情や思いに対してもinを活用できます!

Let’s speak in English.
(英語で話しましょう)

各々好きな言語で話すのではなく、英語という限られたルール内で話しましょう。だからin Englishになるのです。この場合、ルール内という内部感覚を感じてください!

③期間や作業過程

物理的なモノ、抽象的な概念に加え、限られた時間や期間の中にいるという内部空間感覚も持ってください。少し難しいですがこの感覚をつかめればネイティブの感覚にまた一歩近づけるはずです!!!

He was engaged in gardening.
(彼は庭いじりをしていた)

gardeningという作業の内部に存在しているというイメージをつかんでください

It was cold in the morning.
(朝は寒かった)

morning(5時〜10時くらい)という一定の時間内では、そこの気温は低く寒かったということ。これがin the day なら日中 in the decade なら十年間ずっと寒かったことになります。

forは「~のために」って覚えたらNGな理由!

forを「~のために」の意味だけで認識していませんか??全然違います!!forという前置詞には少なくとも20個以上の意味が含まれています!!

20個以上もある意味を丸暗記なんて途方も無い時間がかかるし、たった一つの前置詞にそこまでするなんて馬鹿馬鹿しいですよね、そこでイメージ化の登場です!!forをイメージでとらえることによってこの膨大な数の意味を感覚でつかむことができるのです!

forのイメージ化

forのイメージは「目的に向かっている」です。

これには「陸上選手」のイメージがぴったりです。どこかにゴールがあって、そのに向かって走っているのを想像してください!!

そしてポイントとしては、その陸上選手は汗をかくほど一生懸命走っているというポイントを忘れないでください。目標に向かって何か行動(対価を払っている)をしているというイメージです!

目的に向かうイメージから広がった意味

forが「陸上選手」のイメージを出来るようになると膨大な数のforが使われる代表的な意味が感覚で身につくようになります!一つ一つ挙げていくとキリがないので、ここでは代表的なforの主な用法三パターンを紹介します!

①目的、目標

I’m waiting for a taxi.
(私はタクシーを待っている)

タクシーという目標に向かって“待つ”という行動による対価を払っているイメージを持ってください!

I got on the train for Tokyo.
(東京行の電車に乗った)

”東京”というゴールに向かっているのをイメージできたでしょうか??そのゴールに向かうために電車に乗るという行動による対価を支払っています。

I have a present for you.
(あなたにプレゼントがあります)

目的”あなた”に対してプレゼントを用意しましたが、まだ相手には渡っていない事がforから推察できます!!その反対に I sent a present to you だと、既に相手か相手の住所に既に届いているニュアンスを感じられます!

②代価、交換

上記でも述べたように、forは代価、交換、報酬のニュアンスを持っています。何かを差し出す代わりに何かを得る「等価交換」としての使い方ですね

Thanks for your kindness.
(親切にしてくれてありがとう)

相手のkindness(優しさ)に対してこちらのthanks(感謝)を対価、報酬として支払っているイメージです!

I bought this ring for 1,000$.
(1,000ドルでこの指輪を買った)

1000ドル支払う(目標)に向かって、指輪(交換物)を買った という捉え方です。①の用法とは真逆のように見えますが、ここはイメージ化を超柔軟にして頂いて、「うわーめっちゃ1000ドル払いたいわー(この指輪にはその価値が十分にあるから)」と認識してください!(少し無理があるのは百も承知です、なんとかイメージ化してくださいお願いします

③理由

Ken looks young for his age.
(ケンは年の割には若く見える)

この場合の目的地は”彼女の年齢”で、ある起点から彼女の年齢という場所に向かっていると想像すると彼女の年齢という”範囲”においては彼女は若い→〜にしては になります!

It’s warm for December.
(12月にしては暖かい)

年齢の時と同じで、目的地を”12月”にすると、12月という期間の範囲内では今は暖かいとなるのです!

toとforの使い分けは○○にあった!

toとforの使い分けに混乱してしまう人は少なく無いはずです。しかし実のところ明確な違いがあります。それは目標に到達するか向かっているだけかの違いです!!!

forは到着は含まず向かっていることだけを指すのに対し、toは向かっていて更に到着したことを含んでいるんです!

例えば、Happy birthday to you と歌いますが、Happy birthday for you.とは歌いませんよね?あれはみんながその歌を歌う時は誕生日当日→既に誕生日は本人に到達している からなのです!

toのイメージ化

toのイメージは「何かに到達する」です。

これには「ゴールしている陸上選手」のイメージがぴったりです。forのイメージはゴールに向かっている姿でしたが、こちらではその選手がゴールに到達している姿をイメージしましょう!!

到達のイメージから広がった意味

toが「ゴールしている陸上選手」のイメージを出来るようになるとそれぞれのtoが使われる代表的な意味がすんなり頭に入ってくるようになります。前置詞の中でも使用頻度がトップクラスのtoをイメージ化でマスターしましょう!

①物理的な到達

I went to Tokyo.
(東京に行った)

The ball rolled to the wall.
(ボールは壁まで転がっていった)

この二つの文章に共通するのは、どちらも目標に到達しているということです!!このような場面でforを使うと、目的地や対象物にたどり着いている感覚を感じれないのです。 toというたった2文字の前置詞に到達した!という超大切なニュアンスが含まれているのです。

②概念的な到達

他の前置詞と同様に、抽象的な事象や概念に対しての到達もtoで表すことができます!

Five to six.
(6時の5分前)

五分が到達する先には6時がいる→ということは現在地点は5時55分 ということになります。「6時5分前」としっかり説明する日本語に慣れている我々には少し違和感の残るフレーズですが、英語は省略短縮のオンパレードなので、イメージ化を武器に少しづつ慣れていきましょう!!

I’m bored to death.
(死ぬほど退屈だ)

死に到達してしまったほど(もちろん比喩表現)退屈だという、ネイティブ御用達の日常フレーズです。*****欧米のコメディ作品でゾンビとか幽霊がよくこれを言う。

I’d like to chat with you heart to heart.
(君と腹を割って話したい)

こちらのheartがあちらのheartの到達しているので、お互い何も隠さない”本音”で話しましょう となるのです!

dance to the music.
(音楽に合わせて踊る)

自分の行動danceが目標物musicに到達している=danceの動きが音楽のリズムやメロディーに合っている状態を示しています!

③適合、対比

ここからは少し応用編です!目標物への到達の意味から広がって適合や対比にも使える例を紹介します。

The movie was to my taste.
(その映画は私の趣味に合っていた)

my taste(私の好み)にその映画は到達した→合致した、適合した。とイメージできますね。

Let’s compare plan A to plan B.
(プランAとBを比べてみましょう)

比較の使い方ですね。プランAがBに到達している→二つを重ね合わせている→しっかり比べている というイメージを思い浮かべてください。

byは「~まで」と丸暗記はダメ!!untilとの違いが分かる?

byを「~まで」「〜によって」と丸暗記している人多いのではないでしょうか?しかしその覚え方だと様々な英語学習の壁にぶつかってしまいます!

例えばuntilとの区別です。untilもbyも日本語訳すると「〜まで」になります。この一例だけでも日本語直訳丸暗記が英語学習に最適ではない事がわかります。

そこで、イメージ化です。byの意味とニュアンスをイメージ化して、意味を一つ一つ覚えるのではなく感覚でマスターしましょう!!

byのイメージ化

byのイメージは「近くにいる」です。目的物のすぐ近くに対象物が存在しているイメージです。

これには「スマホ」のイメージがぴったりです。今の時代、ほとんどの人が便利なツールとしてスマホを常に携帯するようになりましたよね。

byが持つ「近くにいる」というイメージを明確にするために一緒に勉強していきましょう!!!

「近くにいる」のイメージから広がった意味

byが「スマホ」のイメージを出来るようになるとそれぞれのbyが使われる代表的な意味がすんなり頭に入ってくるようになります。特に、byとuntilは多くの人が勘違いしやすい紛らわしい前置詞問題(TOEICでも頻出)なので、ぜひこの機会にマスターしていってください。

①〜のそばに

byの基本イメージは「近くにいる」です。これは僕たちの生活になくてはならないものになったスマホがイメージ化に最適なのです!

I grew up by the ocean.
(海の近くで育ちました)

byによって海沿いの家や町で育った事がイメージできますよね?もしI grew up on ocean なら海上住宅や船の上で育った事になるし、I grew up in oceanならその人は半魚人の可能性があります。

by the way.
(ところで)

話題を変える時に使う代表的なフレーズ。今まで話していた本題the way(道)のby(近く)→少し脇道にそれる→少し話題を変えるけど。になるとイメージしましょう!

stand by me.
(私の近くに立って=私の味方をして)

映画や歌で有名なフレーズ。誰か(何かが)すぐ近くに立っている事をイメージしてください。映画「スタンドバイミー」は少年四人がそれぞれ協力し合い励ましあって旅を続けていますよね、だからあのタイトルがぴったりな作品です。

②手段(〜で)

前置詞byは手段の意味も持っています。テレビ、パソコン、電話、地図、etc…..様々な機能を持つスマホをイメージしてください、いつもそばにいてなんでも出来るスマホの様に、byは対象物やシチュエーションを選ばず便利に使用できます!

We went to the ocean by car.
(みんなで海までドライブした)

by〜 で、手段を表現できます。

I was shot by the bank robber.
(私はその銀行強盗に撃たれた)

受動態の文章でbyを使用するときは、強調される。「私は撃たれました、あの強盗にね!」みたいなニュアンスです。the bank robber shot me と意味は同じなのですが、ニュアンスが違うのです。(ここら辺を解説すると長くなりそうなので今回は割愛します)

③期限(〜までに)

byの代表的な使い方として期限を表すものがあります。

I’ll be at home by seven o’clock.
(7時までに帰宅します)

現時点では家にいません、現在〜7時までのどこかの点で帰宅するのです。4時でも5時、6時でもOK!I’ll be at home until seven oclock だと、7時までずっと家にいます。になるので現時点で既に家にいる事がわかります。

Please submit the report by 25th.
(金曜までにそのレポートを提出してください)

25日までなので、前もって4日でも良いし、もしくは16日でも24日でもいい、締め切りに間に合えば、明確な指定日の制限は無いというイメージをつかんでください。

untillも「~まで」で覚えてはダメ!!ポイントは○○!

untilもbyと同様に「~まで」「〜によって」と丸暗記してしまってはNGです。前述したbyとは違い「〜までずっと」という起点から目標位置までの継続性が含まれています。

日本語直訳の場合意味が似るからといってbyとuntilの本来の意味は全く違うという事を覚えておいてください!

そのためにも、やはりイメージ化です。untilの意味とニュアンスをイメージ化して、byと同様に意味を理屈で覚えるのではなく感覚でマスターしましょう!!

untilのイメージ化

untilのイメージは「直前までずっと」です。

これには「傘」のイメージがぴったりです。例えば雨の日にレストランに行くとして、レストランまではずっと傘をさし続けますよね、そしてお店に入る直前で傘を閉じます。お店の中に入ってから傘を閉じる人はいませんよね、店内が濡れてしまいます。

ある一定の場所まで継続するが、その場所の直前でストップするという性質をイメージで捉えてください!!

untilは比較的シンプル

untilはbyや他の前置詞ほどたくさんの意味を持ちません、他の前置詞に比べてシンプルです。傘は多機能なスマホと違って雨(もしくは日差し)から身を守るくらいしか用途が無いので、そういうイメージも想像してみてください!

〜までずっと

untilの基本イメージは「〜までずっと」です。ある地点までずっとそれが継続されているというイメージを持ってください!

I have to be at work until 4 o’clock .
(4時までずっと働かなきゃいけない)

この文章から感じ取って欲しいのは、継続性です、これがもしby 4 o’clockなら、4時までに仕事を終わらせてしまえば仕事を終える事ができるニュアンスが出るのです。しかしuntilがあることによってどんな作業内容、結果であれ4時までは居なきゃいけないニュアンスを感じる事ができます!****(裏を返せば成果を上げなくても4時には帰れる)

He worked and worked, until he collapsed.
(彼は働いて働いて、ついに倒れてしまいました。)

この文章から感じて欲しいのは、彼は倒れてしまうまで恐らく休みもせず働き続けた というイメージです。文中にあるuntilから彼の過度な労働の継続性を感じてください!

The bank will be open until Saturday .
(銀行は土曜まで開いている(金曜の営業終了まで))

ここで要注意なのが、「土曜まで」と直訳してしまうと土曜日に営業してそうですがuntilの場合”直前まで”なので実際には金曜日の営業終了時間までです。

I don’t want to get married until I’m 30.
(30歳までは結婚したくない)

これが日本語の文だと、29才までなのか30才までなのか曖昧ですが、untilが使われていると20代は独身でいたいが30代になったら結婚したい!という感情が読み取れますよね。

tillとuntil

until と till の違いはなんだろうと思っている人も多いでしょう。見た目も似ているこの2つの英単語ですが、実は意味は全く一緒です
ただし till はカジュアルな響きがあるのに対し until はキチンとした印象を受けるのでビジネスシーンや公的な場所ではuntilが適しているでしょう。

普段の会話だと、むしろ till の方が使う頻度が多いと思います、日本語もそうですが日常会話の単語やフレーズは省略されがちです(半端では無い→ハンパねー。等)。状況や人によるので断言はできないですが、カジュアルな響きなのが till 正しい響きなのが until と認識しておいてください!

ofは「~の」じゃない!実は○○から生まれた言葉って知ってる?

ofを「~の」と丸暗記している人多いのではないでしょうか?

意味を丸暗記してしまっていると、結構ヤバいです。肝心な意味がまるっと抜け落ちていて、いくら考えても出てくるようになりません。

みなさん知らないと思いますが、実はofはもともとoffという意味から生まれた言葉です。このことからも分かるように「off(分離)」の意味を持っている言葉なんですよ!

だから、ofはもともとoffの「分離」という意味から、みんながよく知っている「所有」という意味に広がっていった歴史があるんです。

ofのイメージ化

ofのイメージは「離れているが、一部繋がっている」です。それに加え、分離しているがどこか一部分が繋がっている(主要素に所属している)という事をイメージしましょう。

これには「ケン玉」のイメージがぴったりです。本体に所属している(していた)球体が分離しているがヒモで繋がっているイメージをしてください。

ofが使われる用法は上記以外にもいくつかありますが、そのどれもが「主要素に所属(もしくは分離)している一部分」で理解することが可能です。

所属、分離のイメージから広がった意味

ofが「ケン玉」のイメージを出来るようになるとそれぞれのofが使われる代表的な意味がすんなり頭に入ってくるようになります。

①所有

ofの基本イメージでよく学校で習う一番基本のイメージの所有はけん玉がけん先に玉がハマっているイメージがピッタリでしょう。

the leg of a table.
(テーブルの脚)

②分離

ofの起源であるoffの意味である分離です。けん玉の玉の部分が宙ぶらりんになっている状態がピッタリです。

independent of.
(独立する)

independet で独立するという意味で分離のofを使うことで「~から独立する」という意味合いで使えますね。

③材料・期限

分離から所有という意味を持った歴史から、その中間点である材料や起源という意味も持つようになりました。

I made a desk of wood.
(私は木でこの机を作った)

このように「A of B」が「BのA」という訳になるのが基本です。

「of~」が直前の単語を修飾することで、その単語が何のことかが明確になります。(*ですが、単にof=の で丸暗記してしまうとこの後で紹介するofの多様な意味の前に混乱してしまうのでご注意を)

④原因

ofの基本イメージであるけん玉は本体と球体が分離しますよね。でも、細い糸でつながってる。(ここがすごく大事!!!!!!)

この分離してしまってはいるけど、繋がっているということから「原因」を表す意味になるんです!

My father was died of stomach cancer.
(私の父は胃ガンによって亡くなった)

結果や事象の原因もofで表せます。

主題である父の死という大きな出来事に主な原因(胃ガン)が”所属(強く関連)”しているイメージ。

Ben had to stay at home because of the storm.
(嵐のため、ベンは外出できなかった)

fromは「〜から」だけじゃない!本質のイメージ理解ですべてがつながる!?

fromを「~から」と頭の中で日本語へ直訳している人は多いと思います。

決して間違いではないのですが、それでは本来fromが持つニュアンスを正確に理解することができません。

特に前置詞ofとfromは英語中級者でも混乱してしまう程の使い分けのややこしさがあると思います。

fromを正しく理解するには離れているという感覚を持つことがポイントです。このたった一つのイメージを意識することによって、fromの使い方が劇的に上達します!(多分)

fromのイメージ化

fromのイメージは「遠く離れている」です。出発点に焦点があり、その地点からかなり距離があるというイメージを持ちましょう。

これには「宇宙船」のイメージがぴったりです!出発点である地球から宇宙船が飛び立ち、かけ離れた空間を飛んでいる様子をイメージしてください。(ポイントは出発点に焦点が当たっている事です)

「距離が離れている」のイメージから広がった意味

上記で述べた離れているというポイントは、物理的な離れているはもちろんのこと、日常のあらゆる場面で様々な”離れている”を表すことができるんです!

①物理的な距離

fromの基本イメージである物理的な距離は宇宙船と地球を思い浮かべてください。

I live far away from my girlfriend’s house.
(僕は彼女の家から離れた場所に住んでいる)

この場合彼女の家が起点です、この一文から遠距離恋愛の苦悩や苦労を感じ取れたあなたは英語上級者にまた一歩近づいています。

②意見や考え、状況の相違

fromは目には見えない離れている状態も表現できます。宇宙船の乗員と地球にいる人達は遠く離れた場所にいるので、異なる意見や立場や物事への感想を持っているとイメージできるでしょう。

His opinion differs from my opinion.
(彼の意見は私の意見とは異なります。)

この文章の場合、fromによって彼と私の意見は著しく離れているニュアンスが表現されているのを感じ取ってください!

③原料、材料

fromはofと同様に原料、材料を表現できます。しかし!この二つは似て非なる前置詞としてのニュアンスと意味を持つので要注意です!

I made a desk of wood.
(私は木でこの机を作った)

木の机は材料である木材をある程度形を残して組み立てられています、よってofを使って”元の形から離れているが、原型の名残(繋がり)を表現します。※ofのケン玉を思い出してください

The juice is made from orange.
(そのジュースは、オレンジから作られています。)

その一方オレンジジュースは固形から液体に形状変化してしまって、見た目はほとんど別物になっている=原型から”離れてしまって”いるのでfromが最適です。

完成したものが原料や材料から近ければofを離れていればfromを使って表現します!

例えば綿で出来ているシャツは見た目で想像できるのでof。チーズは見た目だけでは原材料(牛乳)が想像つかないのでfrom。

④起源や出身

宇宙船のパイロットは宇宙空間や火星空間にいても”出発点”は故郷である地球です。fromを使う際は起点である出発点を常に意識してください!

I’m from Japan.
(私は日本出身です)

将来海外で仕事したり火星に移住したり、故郷から遠く離れてしまっても自分の人生の出発点と起点は日本だ!というシンプルかつ熱いフレーズ。

light from the sun.
(太陽の光)

起点である太陽から放たれている光が遠く離れた地球を明るく照らしているとイメージすれば、なぜこの場合fromを用いるのか理解しやすいと思います。

onは「~の上に」じゃない!スイッチのオンオフに使われる本当の意味は?

僕も以前はonを「~の上に」と直訳してしまっていました。

onを〜の上に、スイッチや電源をonにするという認識しかない場合、onを使いこなせるようにはなりません!

前置詞onが本来持つニュアンスをイメージ図とともに理解していきましょう。

onのイメージ化

onのイメージは「くっついている」!。

これには「くっついている」のイメージがぴったりです。人物やモノが何かの表面にピタッとくっ付いている状態を想像してください!めり込んでいたり、逆に今にも剥がれ落ちそうな状態ではなく、”ピタっとくっついている“状態ですね。

「くっついている」イメージから広がった意味

くっついているをイメージできれば、時間や心理描写など抽象的な目に見えない事象にもonがなぜ使われているかを感覚的に理解できます!

①「物理的」on

onの基本イメージで定番なのは何かの物質に他の物質がくっついている(接している状態です。

on the box.
(箱の上に)

on the ceiling.
(天井に)

何かの上部だけではなく側面や背面でも、とにかく表面にくっついていればon!!

②「継続」や「進行中」を表すon

onは物質だけではなく時間にもくっついています。頭を柔らかくして「くっつく」の概念をもっともっと柔軟にしてください。

“くっついている”ということは”継続している”というイメージでも捉えられると思います(ちょっと無理があるのは承知の上で頑張って頭をふにゃふにゃにして下さい、お願いです。)

from now on.
(いまからずっと)

“今”という時間軸にくっついているので、今この地点からズーーーっと”継続”するというイメージです。

on duty.
(勤務中)

“勤務”という進行中のスケジュールにくっついているので勤務の間ズーーーーーっとイメージしてください!!

③「心理的」on

onは心理的なくっ付きも表現することが可能です!

I depend on you.
(あなたを頼りにしています)

Lisa still depends on her parents.
(リサは未だに親離れできていない)

It’s on me.
(僕がおごりますよ)

このように他人(もしくはその人の動作)に心理的にくっついている(支えてもらう)事を表現することもできます。

***fall in love というフレーズは、恋している人は”恋”という心理状態の奥の奥まで落ちるという詩的な表現です。fall on loveだと相手に夢中な全然感じがしないですよね。(笑)

④「動作的」on

onは動作的なくっ付きの意味も持ちます。

cash on delivery.
(着払い)

郵送物が届けられるのと支払う行為が時間軸的に)くっついているので着いたらすぐ払うという意味になります!②の時間的onを理解できればこのパターンのonはすぐにニュアンスをつかめると思います!

turn on.
(電源を入れる)

電源を入れるからonではなく、電流に回線がくっつくからonが必要。という感覚を持ちましょう!

offはonの真逆の意味!本質イメージとは?

日本語のカタカナ英語でもよく使用されるように、onの反対はoffです。ここでも日本語直訳的な使い方は忘れて、offの持つイメージを一緒に勉強しましょう!

offのイメージ化

offのイメージは「離れている」です。onとは正反対のイメージです。ofのようにどこか一部がくっついている事もなく、完全に離れている!というイメージを掴んでください。

これにはonの時のイメージをもう一度思い浮かべてください。onのイメージは「ピタッとくっつく」でしたが、offでは人やモノ同士が離れて存在しているイメージを感じてください。

「離れている」イメージから広がった意味

onと同様にoffのイメージを柔軟に出来るようになると、「え?なんでこんな時にonとかoffを使うの?」という疑問が”感覚で”理解できるようになります!onの時と同様に頭を柔らかくして、離れているというイメージを柔軟に捉えましょう!

①物理的に離れている

onと同様に物理的な意味から紹介します。

get off a train.
(バスから降りる。)

定番のget off ですバスから離れるので、つまり降りるということになります。バスやバイクから降りるときも同様ですね!もちろん反対はget on(乗車する)です。

I’m off to Tokyo.
(東京に行ってきます。)

“I’m off to 場所”という使い方です。なんでやねん!と思った方もいるでしょう(私もそうでした)。この場合のoffは出発地点に焦点が当たっています、つまり現在いる地点から離れて目的地に向かうというイメージを持つと理解できると思います!

The plane took off on time.
(飛行機は定時通り離陸した)

この場合、焦点を滑走路もしくは地上に当ててください。飛行機は地上から離れたのです。****onはtimeにくっついていますよね?だからon time定刻、定時になります!

②概念的に離れている

ここでもonと同様に目に見えない抽象的なことに対しても離れているイメージを適用できます。

The tempo is a little off.
(テンポが少しズレています)

これは少しトリッキーですね。焦点を当てるべきは”正しいテンポ”です。そこから離れている(ズレている)からoffを使って表現するのです!

it rains on and off.
(雨が降ったりやんだりする)

onだったりoffだったり=くっついたり離れたり。つまり、on and off で”時々”というニュアンスを持ちます。

season off.
(オフシーズン)

on seasonの時期を離れているからseason off、これはわかりやすいですね!

asには実はたった1つの意味しかないって知っている?

asにはたくさんの意味が含まれているように見えますよね。なぜなら日常会話でも、ビジネスシーンでも多用される頻出前置詞だからです。

「として」「とき」「ように」「つれて」のようにたくさんの用法があり、前置詞としてだけでなく接続詞、副詞、関係代名詞としての使い方もあります。

しかしながらasにはたった1つの意味しか存在していません。「”=”イコール」です。使い道が多いからといって惑わされてはいけません、asも他の前置詞と同様にイメージ化をして正しい使い方をマスターしましょう!!

asのイメージ化

asのイメージは「”=”イコール」です。他の前置詞のイメージに比べ、非常にシンプルでわかりやすいイメージです。

いかなる場面でも用法でもasは起点となるものと対象物をイコールにする効果があるという認識を常に持ってみてください!そうすることによってasを上手に使いこなせるようになっていきます!

asの語源

asの語源はalsoで、そのalsoの語源はall so(全てその通り)→「全く同じ」。たったこれだけです!! ”as”を”=”とイメージ化することによって、今まで難敵だと思われていたasがとても使いやすい英語表現の一つとしてあなたの英語力向上の大きな味方になってくれるでしょう!

①前置詞としてのas

She is as tall as him.
(彼女は彼と同じくらい背が高い)

She = tall = him ということです!! “as”を”=”とすれば英文がまるで小学生の算数の数式のようにわかりやすく頭に入ってくると思います!

She regards him as a fool.
(彼女は彼をバカだと思っている)

regard(〜とみなす)him(彼を)=fool(バカ)。 ”as”を”=”とイメージすれば物凄くシンプルでわかりやすい文章に見えてきますよね?それがイメージ化の力です!

He works hard as a leader.
(彼はリーダーとして一生懸命働いた)

彼は一生懸命働いた=リーダーとしての立場。→彼はリーダーとしての立場に恥じぬ(恥じぬ様な)働きをした

I like animals, such as dogs, cats and hedgehogs.
(私は犬、猫、ハリネズミのような動物が好きです。)

私は好きだ 犬=猫=ハリネズミ が。となる。3種類の動物どれかが特別に好きではなく、3種類とも同じくらい好き というイメージを持ってください!

****上記の4つの例文を読んだだけでも「”as”を”=”として考えるとすごいシンプルだなぁ!」となるはずです!(もはや日本語での解説文の方がややこしく見えるほどだと思います)

②接続詞としてのas

接続詞としてのasの用法も紹介していきます!!前置詞の時とイメージ化の内容は同じです!

As we went home together, we saw a UFO.
(帰宅途中、私たちはUFOを目撃した)

we went home = we saw a UFO。帰宅中=UFO目撃(2つのイベントが同時発生)。asを用いて2つの時間軸を=にしている。

Old as he was, he didn’t give up being a doctor.
(歳は取っていたけれども、彼は医者になる夢は諦めていなかった)

一見逆説に見えますが、時間軸に焦点を当てると、he was old = he doesn’t give up. 彼が歳を取っている時間軸と医者になるのを諦めていない時間軸を=で繋げることができます。それによって「医者になるには高齢なのにもかかわらず、諦めていない」という文章になります。

As i’m busy ,I can’t go to the party.
(忙しいので、私はパーティに行けない)

忙しい状況とパーティに行くタイミングの時間軸が同時=パーティに行くことが不可能となる。

withは「〜と一緒」と丸暗記していると危険!本当のニュアンスって?

withを「〜一緒」とだけ覚えている人は多いと思います!!決して間違いではないのですが、それでは日本語直訳の罠にハマってしまっていますよ!!

I’m satisfied with this result. →私は結果と一緒に満足している。 ではどう考えてもおかしいですよね。この文章の正解は「私はこの結果に満足している」

なぜかというと、withはもともとagainst(対立)やtoward(〜に向かって)と似た意味を持つ言葉だったのです。だからI’m strict with my child.(私は自分の子供に厳しい)のように「〜に対して、〜に向かって」のニュアンスが生まれるんです!

それに加え、withの大きな特徴の一つとして、協力関係にも、相対する関係にも使用できるんです。例えばカップルの関係でいうと、I want to be with my girlfriend forever.彼女とずっと一緒にいたい)という「好意的な”一緒に”」も表現できるし、I fought with my girlfriend.(彼女と喧嘩した)という「敵対的な”一緒に”」どちらも表現できるのです。

withのイメージ化

withのイメージは「愛犬」です。常に一緒にいるが、お互いの関係性がシチュエーションによって変化するイメージをつかんでください!

ワンちゃんは寿命が長いので、人生とともにする関係ですよね、だけど時には飼い主と喧嘩することもあるし、飼い主さんは自分が愛犬を所有しているという責任感を持たなければいけない、そして番犬や警察犬のように飼い主のために活躍する愛犬もいます。

このように一緒にいるが関係性が多種多様な様子をイメージ化してください!!

withが持つ様々な意味。

withは、”〜とともに”、”対象”、”所有”、”道具”など、多種多様な意味を持つ非常に柔軟で便利な前置詞です!!しかしイメージ化によってそれらを感覚的に学ぶことができます!!それぞれの例文と解説を用意しましたので一緒に学んでいきましょう!!

①〜とともに

一番定番のwithの用法ですね、ワンちゃんが飼い主とともに人生を歩むイメージです。

I was at school with my friends after school.
(放課後、私は友達たちと一緒にいた)

I’d like to come with you.
(あなたと一緒に行きたいです)

どちらもwithの後に入る対象物(人物)とともに〜するという表現。

②対象

お次は対象です上記で述べたとおりagainstやtowardから派生した「〜に対して」としての用法です!

the singer is still popular with the boys at school.
(あの歌手は依然として学校の男子達に人気がある)

a battle with cancer
(ガンとの闘い(闘病))

③所有

withは所有の意味も持ちます。「〜と一緒に」と丸暗記をしている人には少し違和感のある用法となると思います。しかし、イメージ化を用いてその固定概念を破壊しましょう!

a girl with long hair.
(長い髪の女の子)

英文を直訳しすぎてしまうと「女の子が長い髪と一緒にいる」という違和感しかない文になりますが、A with B→AがBを所有しているという用法がwithには存在します。

I’ve reserved a room with an ocean view.
(オーシャンビューのある部屋を予約した)

部屋とオーシャンビューが一緒にいる。のではなく、部屋がオーシャンビューを所有しているというイメージです。その部屋から見える景色もエアコンやソファと同様に、部屋の持ち物として認識されているのですね。

④道具

誰かが道具を使用する際にもwithは活用可能です!!例文を見ていきましょう!

She cut the rope with a knife.
(彼女はそのロープをナイフで切った)

彼女がそのナイフと協力してロープを一緒に切った。というよりも、彼女がナイフを使用、利用していますよね??このようなA with B→AがBを使用して何かする。という道具としての用法も覚えておいてください!

Can I pay with a credit card?
(クレジット支払いでもいいですか?)

クレジットカードが「いいよ、俺も半分はらうよ」と言っている訳ではありませんよね??あくまでクレジットカードは道具として使用される立場です。A with B→AがBを使用して何かするイメージを感じてください!

upとdownは「〜の上と下」ではない!!○○をとらえると本質の意味が分かる!

ほとんどの人がupとdownを上と下と捉えているでしょう。しかし、ただ単に上と下を表すのならaboveとbelowの方が表現として最適。

upとdownを単純に上下として考えるとcatch up(追いつく)fill up(満たす)の説明がつかないですよね??つまり、ここでも日本語直訳の罠が待ちかまえていたのです!

結論から言うとupのイメージは「上昇」です上ではなく、上に向かう動きを意識してください。それがupの持つ基本イメージです!

upのイメージ化

upのイメージは「お風呂」です。

お風呂にお湯を入れると水位が上昇しますよね??そしてそれとともに風呂桶の中がお湯で満たされていきます。これらはupの持つ意味をイメージ化するのに最適なのです!!

upが持つ上昇から広がっていった意味。

upは非常のたくさんの意味と使い方を持つ前置詞です。それぞれの意味を1つ1つ覚えるのではなく「お風呂」のイメージを常に持ってください。代表的な用法の例文をそれぞれ用意したので一緒に見ていきましょう!!

①上昇する

The temperature went up.
(温度が上がった)

温度計を思い浮かべてください、数値もしくはメモリが温度とともに上昇していきますよね!!

stand up
(立ち上がる)

立ち上がることによってその人の目線や頭の位置は地表に比べて上昇しますよね?だからupを使います。

he showed up.
(彼が現れた)

風呂桶を少し遠くから見ると中の様子は見えません。しかし水位が上昇すると、そこに浮いていたヒヨコのおもちゃやお湯が見えるようになる。→つまり何かが現れる。と言う解釈。

②満たす、補う

お風呂にお湯が少ししかないと、お湯に浸かることが難しいですよね。そこでお湯を足して不十分な状態を補っていくイメージを持ってみてください。

make up.
(化粧をする)

化粧をする→肌の状態を補う。だからupなのです。

I’ll make up for it.
(今度埋め合わせをするよ)

相手に対してのミスを補う(不十分を満たす)。だからupを使用します。

③完全に

②の「満たす」イメージの派生形です。風呂桶にお湯を満たしていくと最後は完全に満タンになりますよね!だからupには完全にとか満タンという意味があるのです。

he brought up his child.
(彼は彼の子供を育て上げた)

親が面倒を見なければいけない子供の年齢の上限値(恐らく18か20歳)までキチンと育てた!という文章。

I ate up all the dished.
(料理をすべて食べ尽くした)

お風呂のお湯も一番上まで行けばそれ以上は貯めれないですよね。卓上の料理もすべて食べればそれ以上食べることはできません。だからupで「完全に、もしくは限界値」を表現することができるのです。

④近づいてくる、姿が大きくなる

お風呂に浮かぶヒヨコのおもちゃを上から眺めています、そのお風呂の水位が上がるとヒヨコはどう見えますか?上から眺めているあなたの目には近づいてきて、それに伴い姿が大きく見えてくるでしょう。そのイメージを持ちながら例文を読んでいきましょう!

catch up.
(追いつく)

遠くにいた誰かがあなたに近づくとき、あなたの目に映るその人の姿は大きくなっていきますよね。そのイメージを忘れないでください!

Our savings are building up.
(私たちの貯金は増えつつある)

build-upで増強、強化、蓄積の意味があります。お金を貯めれば貯めるほど財布や銀行のお金が大きくなっていきますよね。

downはupの反対の意味!!意味ではなくニュアンスを覚えよう!

downはupの真逆の意味を持ちます。基本イメージは「下降」です

upの「上昇」に対してdownの「下降」。upの「満たす、補う」に対してdownの「消失する、不足する」。というように、正反対の意味です。

また、upはお風呂のお湯が満タンになるイメージによって「完全に」という意味があると説明しましたが、downはその逆のお湯が「完全に」なくなるイメージを持つのです。つまり、upとdownはそれぞれ違うニュアンスを持った「完全に」の意味を持っているのです!

downのイメージ化

downのイメージは、upの時と同様に「お風呂」です。

お風呂の栓を抜くとお湯が徐々に減っていきますよね??そしてそれとともに風呂桶の中の水位は下降します。これらはdownの持つ意味をイメージ化するのに最適なのです!!

downが持つ下降から広がっていった意味。

downもupと同様に非常のたくさんの意味と使い方を持つ前置詞です。それぞれの意味を1つ1つ覚えるのではなく「お風呂」のイメージを常に持ってください。代表的な用法の例文をそれぞれ用意したので一緒に見ていきましょう!!

①下降する

downの一番代表的な意味「下降です」

sit down.
(座る)

fall down.
(倒れる)

get down!
(床に伏せろ!!)

この3つの例に共通しているのは全て目線や頭の位置が元の位置より下がっていますよね??しかも元の位置から瞬間移動で下がるわけではなく、徐々に下がっていきます。だからdownなのです!

②減少

次によく使われるのが「減少」です!お風呂のお湯が徐々になくなっていくイメージを持って例文を読みましょう!

The temperature went down.
(気温が下がった)

upで出てきた文章の全く逆ですね、upのイメージをちゃんと掴めればdownのニュアンス習得もあっという間です!

slow down your car.
(車の速度を落としなさい)

車の速度は100キロから一瞬で40キロになりませんよね?1キロずつ10キロずつと徐々に減少させなければなりません。だからdownなのです

③減退、消失

お風呂のお湯が減っていくと、いつか風呂桶の中のお湯は消失し空っぽになりますね。そのイメージを持ちながら以下の例文を読んでいってください。

The snow has gone down.
(雪がやんだ)

降っていた雪が少しずつ減少していき最後は視界から消える(消失する).空いっぱいの雪が一瞬で消えるわけではなく、徐々に消えていきますよね?だからdownなのです。

please calm down!!
(落ち着いてください!)

怒りや興奮状態の人は頭に血がのぼっていたり、テンションが異常に上昇していますよね、それを落ち着けて(calm)下げて(down)下さい。というイメージを持ちましょう。

④完全に

upと同様に完全にの意味を持ちます。しかし、upの完全とは違い「消滅」や「終了」など、ネガティブな「完全に」のニュアンスをイメージしてください!

break down.
(故障)

close down.
(閉鎖)

shut down.
(閉鎖、終了させる)

これら3つの例を見てわかる通り、全て「機能や役目が完全に終了している」ことを表していますmy car is broken ならもうその車は走る機能を失っているでしょうし、our school was closed down ならもうその学校は授業を開催していない事が推察できます。お湯を失ったお風呂も本来の役目を果たせないですよね??

aboveのoverやupと使い分けられる本質の理解って?

aboveとover、upの違いがよくわかっていない人も多いでしょう、僕もそうでした。なぜなら日本語に訳すとこれら全て「上に」のように訳せてしまうからです。しかし実のところ全て全く違う意味を持ち、aboveはこれらの中で一番シンプルな意味合いを持っています(個人の感想)。

aboveの意味はシンプルで「位置が上」です。これは物理的なモノに対してはもちろん、抽象的なことに対しても使用できます。

aboveのイメージ化

aboveのイメージは,「昼の太陽です」です。

日中は太陽は我々の頭上に存在して明るく照らしてくれていますよね??ただそれだけのイメージでいいです。なぜならaboveの持つ基本イメージは単純明快で、「位置が上」そして「接していない」だからです!overの様に、何かに覆われているでもなくupの様に上昇しているのではなく、onの様に下にあるものと接しているのではなく「ただ単純に高い位置に存在している」のです。

①物理的な「位置が上」

まずは物理的な位置関係を表す例を見ていきましょう!

the plane flew above the ocean.
(飛行機が海の上を飛んでいた)

気をつけてほしいのが、この文章のaboveをonに替えると「海の上を」と同じ日本語直訳が出来てしまうのですが、それでは飛行機が水面を飛行することになってしまうのでNGです。上記でも述べた通り、aboveには「下のモノと接していない」要素も含まれています。

China is above Thailand.
(中国はタイの上に位置している)

これは地図上の「上」を示していますね。大体の地図で北の方角が上方面に描かれているからです。文字通り中国がタイの上空に浮遊しているわけではありません。

above sea level.
(海抜)

above sea level で海抜を表せます。なぜなら海抜とは海の水面から上の位置に対しての距離を示すものだからです。

②抽象的な「位置が上」

aboveは抽象的な事に対しても使用できます!頭を柔らかくしてイメージしましょう!

His grades are above me.
(彼の成績は私より上です)

テストの点数や、成績、レベル等、数字的な概念に対してもaboveを使用できます。

This book is above my understanding.
(この本は私の理解を超えている)

要は超難しいという事です。この本の難易度は私の知能や理解力より遥か上に存在している。というイメージ。

as explained above.
(上記で説明した通り)

この場合の「上」は文章の上部をイメージしてください。

Above all, I would like to thank my wife.
(とりわけ、妻に感謝を述べたい)

スピーチなどで使われそうな一文ですね。allのabove=「一番重要、特に」という意味になります。色々な人の支えがあったが、奥さんの協力が何よりも大きかった。というニュアンスをこの例文からイメージできたら完璧です!!

belowが下とだけ覚えていると危険!イメージで理解しよう!

もうお分かりでしょうが、belowはaboveの正反対の意味を持ちます。

つまりaboveの意味の反対「位置が下」です。belowもaboveと同様に物理的なモノに対してはもちろん、抽象的なことに対しても使用できます。

belowのイメージ化

belowのイメージは,「夜の太陽」です。

夜の時間帯は太陽が我々の視点からすると、地球の裏側(真下に)位置しますよね。

belowもaboveと同様にポイントは「接していない」です。上部に存在するものに全く接していない状況をイメージしましょう!

aboveのイメージをすでにつかめている人にとっては簡単な内容だと思います!!

①物理的な「位置が下」

まずは物理的な位置関係を表す例を見ていきましょう!「接していない」ことをお忘れなく!

the sun sunk below the horizon.
(太陽が地平線の下に沈んだ)

地平線に接しているのではなく、完全に下に沈んだイメージ

the valleys below us.
(眼下の谷)

谷より上部に位置する場所に自分がいて、そこから谷を見下ろしているイメージをつかんでください!

②抽象的な「位置が下」

aboveと同様に抽象的な事に対しても使用できます!頭を柔らかくしてイメージしましょう!

my score is below average.
(私のスコアは平均以下)

aboveと同様に、テストの点数や、成績、レベル等、数字的な概念に対してもbelowを使用できます。

The temperature is ten (degrees) below zero.
(気温はマイナス10度です。)

below zero =0度より下=マイナス。になります。因みに「摂氏」はcelsius

many people live below the poverty line.
(多くの人々が最低水準以下の暮らしをしている)

poverty line(貧困所得線)より下に位置する生活水準。という意味。

overは「~の上に」と覚えると間違えて使ってしまう理由とは?

overを「〜の上に」と単に覚えてしまってはダメです!!なぜならoverはaboveやbeyondやup、これらの前置詞たちとは全く異なる性質を持っているからです。

overの基本イメージは「覆っている、乗り越える」です。

aboveのイメージの太陽の様に、遥か上空にあり、いかなるものとも接していないのではなく、すぐ上に存在して下のモノに影響を与えている様なイメージ。

overのイメージ化

overのイメージは「ドーム型の建物の天井」です。

半円形の天井が、ドーム内にいる人達に影響を与えているイメージを持ってください。ただ上に存在しているのではなく、「空間を覆っている」というイメージです。

それに加え、overには「半円形の経路」というニュアンスを持っています。僕たちが何かを飛び越える時も、その軌道は半円形になります。この弧を描いている様な形のイメージを持っていてください。

①覆っているイメージ

Put this blanket over you.
(この毛布をあなたの上に置いた)

spread a cloth over the grass.
(芝生の上に布を広げる)

a thick mist hung over the mountain.
(濃い霧が山にかかっていた)

この3つの例文からわかる通り、何かを何かの上に覆いかぶさっていますよね。これがoverの持つ一番基本的なイメージです。ただ単に上に何かをのせるのではなく、「覆いかぶせる」というイメージが大事です!

②飛び越える、乗り越えるイメージ

次によく使われるのが、このニュアンスです!!何かが何かの上を弧を描いて飛び越えるのをイメージしてください!

Ken jumped over the water.
(ケンは水たまりを飛び越した)

水たまりを飛び越える時、軌道は必ず弧を描きますよね?だからoverなのです。

Taka is over thirty.
(タカは30歳を超えている)

タカの年齢が30というラインを飛び越えているイメージです。よく世間でいうアラサーはaround(その周辺)から来ているので28~32歳くらいの人を指します。

the game is over.
(その試合は終了した)

終了時間を「超えた」から試合終了。この様にoverは「終了」の意味も持ちます

look it over.
(全部目を通す)

書類や画面を端から恥まで目を通すイメージ。読者の視線が端から端まで弧を描く様に動く様子を思い浮かべてください!

underはoverの対だけでは不十分!ポイントは○○!

underはoverの対になっている前置詞ですが、全くの正反対の意味というわけではありません、気をつけてください!

underの基本イメージは「下の範囲、支配」です。

特に状況下、支配下という表現によく登場する前置詞です。これらの表現を使いこなせる様になれば、あなたの英語表現にもさらに磨きがかかること間違いなしです!!

underのイメージ化

underのイメージは「ドーム型の建物の中」です。

ドーム内の温度や照明はコントロールされており、外天気や気温の影響を受けません。これこそがoverの持つイメージに最適なのです。ドーム型の天井が中にいる人に色々な影響を与えているかの様なイメージを持ってください。

①「下に」のイメージ

基本イメージの「〜の下に」です。

There is a cat under the desk.
(机の下に猫がいる)

一番定番のunderの使い方ですね。

He is wearing a vest under his suits.
(彼はスーツの下にベストを着ている)

重ね着をしているのでスーツがベストに覆いかぶさっていますよね?だからunderが使用されているのです。

People under 20 years old can’t enter here.
(20歳未満の人は入場できません)

「〜歳未満」という使い方もできます!

②状況下、支配下

underは「〜の下にいる」というイメージから、「状況下、支配下」という意味も持ちます。ドーム内にいる人達が気温や照明をコントロールされているイメージです。

I hate working under this boss.
(このボスの下で働きたくない)

work under 〜 で〜の下で働くという意味になります!!

I always feel under pressure.
(いつも追い詰められている気がする)

pressure(重圧、ストレス)の下にいる→逃げられない様な閉塞感。をこのunder pressureからイメージできれば完璧!!

My computer is under repair.
(私のパソコンは修理中です)

パソコンが「修理中」という状況下に存在している。というイメージ。

He yelled under the influence of wine.
(彼はワインの力を借りて叫んだ)

彼は「お酒の力の影響下」にいて、気が大きくなって叫んでいる状態です。おそらく彼はその影響下の外(シラフ)になってしまうと、この様な行動を起こせないのだろう。というニュアンスをこの文章から掴めたら上出来です!(always feel under pressureだから、ワインを飲み過ぎてしまったのでしょう。)

aboutは「〜について」だけではない!!カタカナが本質理解に関係!?

aboutの意味を「〜について」と思ってらっしゃる方も多いでしょう。不正解ではないのですが、それだけでは不十分です。

aboutの基本イメージは「周辺」です。数字なら「約、およそ」概念なら「だいたい、ほぼ」というニュアンスになります。

****カタカナ英語でアバウトを使う人も多いと思いますが、あのアバウトの意味とニュアンスは意外と英語のaboutに近いです。

aboutのイメージ化

aboutのイメージは、「人工衛星」です。

人工衛星は地球の周辺を浮遊していますよね。しかも1つではなく複数の衛星たちが常に地球の周りをふわふわ浮遊しています。このイメージを意識しながらaboutの持つ沢山の意味を学んでいきましょう!

aboutが持つ「周辺」から広がっていった意味。

周辺という意味から派生して、沢山の意味を持っているのがaboutという前置詞です。直訳「〜として」の意味しか知らないと「なんでここでabout??」となる事もあるでしょうが、「周辺」というキーワードと「人工衛星のイメージ」を感覚でつかめれば多様な意味たちを理解することができます!

①〜について

aboutの一番代表的な意味「〜について」です。

Ken talked about his past.
(ケンは彼の過去について話した)

What is that book about?
(何について書かれている本ですか?)

ここら辺はすでに理解している人も多いと思います!about + 〜 で、〜についてという基本的なaboutの用法です。

②周辺、付近、近くに

人工衛星のイメージを意識してください、その文章の主軸が地球でその周辺にあるモノ、事が人工衛星たちです。

He doesn’t care what’s going on about him.
(彼は自分に周囲で何が起ころうが気にしない)

about him →彼の周辺。彼が地球で彼の周りの物事が人工衛星だとすると、彼は自分の周りにどんな衛星が何個浮遊していてそれらが何をしていようと全く気にしないし興味がないのです。

The bus is about to leave.
(そのバスは出発間近です)

出発時間の周辺=そろそろ出発。ということ「〜について」と「だいたい」でしか意味を捉えていないと違和感がある使い方ですが、イメージ化を武器に、習得しましょう。

③約、およそ

正確な数値を中心にして、その周辺の数をabout「だいたい、約、およそ」でさし示すことができます。

There were about 2,000 spectators.
(観客はおよそ2000人でした。)

ちょうど2000人ではなく、だいたい2000人なのです。1950人かもしれないし2041人かもしれない。

That’ about perfect.
(だいたい完璧です)

個人的に好きなフレーズです(笑)褒め言葉なのですが、「決して完璧ではない」というニュアンスが強く入っている大人なフレーズ。褒めてあげたいけど、なんか違うなぁ。。という場面の時に使いましょう。

aroundとaboutの違いを本当に理解している?

aboutとニュアンスが非常に似ているのがaround。この二つの違いをはっきりと説明できる人は英語学習中級者もしくは上級者でもあまり多くないと思います。

aroundの基本イメージは「周辺をまわる」です。何か対象物の周りをグルーーっと一周回っているイメージを持ってください。

aboutの様に周辺に様々な要素が浮かんでいるのではなく、一つの筋や軌道が周りをぐるりと一周しているイメージです。

aroundのイメージ化

aroundのイメージは、「土星(の輪っか)」です。(浮き輪と迷ったのですが、aboutが衛星だったので宇宙つながりで土星にしてみました)

人工衛星は地球の周辺を不規則に浮遊していますよね。これに対して土星の輪っかは土星を中心に一本の輪っかがぐるーーー〜っと円を描く様に存在しています。これがまさにaroundのイメージに最適です!

①〜の周囲に、〜の周囲を

I want to travel around the world.
(世界一周の旅をしたい)

around the world で世界一周の意味になります。飛行機が地球の周りをグルーーーっとまわるイメージをつかんでください。

She looked around the room.
(彼女は部屋の中を見回した)

部屋の中全体をグルーーっと見回しているイメージです。

We went around the town, not through it.
(私たちはその町を通り抜けずに、迂回しました)

he ran away around the corner.
(彼はその角を曲がって逃げた)

上記2つの例の様にaroundは「迂回」や「回避」、「避ける」という意味でも使用できます。「直線を避けている」というイメージからきた意味合いですね。

②およそ、〜ごろ

時間や数字に対しての「およそ、約、だいたい」を示す時にaboutと同様にaroundを使用できます。

I’ll visit your house around 8PM.
(8時ごろに君の家に行きます)

The height of the building is around 100 meters.
(そのビルの高さはおよそ100メートルです)

「その時間周辺」という用法です。この使い方は非常にaboutと似ていますよね。

因みにaround よりも aboutの方がより正確な数値を用いるニュアンスです。例えばabout8PMの場合7:55~8:05のニュアンスであるのに対し、around8PMの場合7:50-8:10の様な、aroundの方がaboutより少し大雑把な印象です。しかしアメリカとイギリスで使用するタイミングに差異があるなど、実際はかなり曖昧な様です。。。

intoを「~の中へ」とだけで覚えてないで!!半分しか理解できていない・・

intoを「~の中へ」という意味だけを丸暗記してしまってはダメですよ!!決して不正解ではないのですが、それだけでは不十分です!

I’m into soccer.私はサッカーに夢中translate Japanese into English.日本語から英語へ翻訳する)。これらの文章を見ても分かる通り、intoには「〜の中へ」以外の使い方やニュアンスがたくさん含まれています!

intoという単語の成り立ちはin+to。なので「〜の中に」という解釈は半分正解ですが、intoには「変化する」という意味合いも含まれているんです!

intoのイメージ化

intoのイメージは「〜の中へ&変化する」です。物理的な変化も抽象的なモノの変化どちらの意味も含んでいます。

これには「学生」のイメージがぴったりです。学生は「入学」という学校に入る過程を経て、学校の中でたくさんのことを学び「変化」(成長)していきますよね。

このイメージを持てば、「なんでこの文章でinto?」という疑問を感覚的に理解していくことができますよ!

①〜の中へ

intoの基本イメージでよく学校で習う一番基本のイメージは「〜の中へ」。学生さんが入学して新しい環境へ入っていくイメージです。

He came into the house.
(彼は家の中に入ってきた)

一番代表的なintoの用法。これは簡単ですね!!

She looked into a telescope.
(彼女は望遠鏡を覗き込んだ)

彼女の視線が望遠鏡の中に入り込んだイメージ。

I’m into soccer.
(私はサッカーに夢中です)

興味や関心がサッカーという競技に入り込んでいる=のめり込む、夢中になっている。という解釈。

②intoしたものが変化する

intoには「変化」の意味もあることをお忘れなく!学生が入学後に勉強に没頭したり不良になったりギターを弾き始めたり、入学前と比べ変化していくイメージです

Translate Japanese into English.
(日本語を英語に翻訳する)

日本語という言語が英語に変化するイメージ。

The caterpillar turns into the butterfly.
(毛虫が蝶に変化する)

これこそまさに「学生」のイメージにぴったりですね!学校で知識と技術を身につけた学生たちが社会に羽ばたいていく様子をイメージです!

He talked her into believing him.
(彼は彼女を信じる様に説得した)

彼女が信じていない状況から信じる状態に変化させた。のです。

③衝突

「〜の中に」の意味から派生して、「衝突」の意味にもなります。中に入り込むほど(めり込むほど)強くぶつかった。というイメージ。

The car ran into a wall.
(その車は壁に衝突した)

ちょっとぶつかったのではなく、車が壁にめり込むほどのぶつかり方をしているイメージを感じることができれば完璧です!!

outは「外に」だけではない!!付け足してイメージしてほしいこととは?

おそらく英語学習者の99%の人たちがoutを「外に」だけで覚えてしまっていると思います。ですが正解は「中から外に出てくる」なのです。

前置詞out の基本イメージは「外」。しかし、焦点を当てるべきポイントは「特定の範囲の外にいる状態や外に出る」イメージ!

ただ単に「外」というイメージだけだと、aroundなどの直訳すると似た響きのある前置詞とのニュアンスの違いにつまずいてしまうでしょう!!

outのイメージ化

outのイメージは「中から外に出てくる」です。

これには「モグラ」のイメージがぴったりです。モグラが地表に現れた時、地中にいる仲間モグラの視点からすると「出て行った」ことになり、地上にいる我々の視点からすると「出現した」ことになるのです!!

出て行った」「出現した。」これらがまさにoutの正しいイメージなのです!

①(外に)出る、出ていく

outの基本イメージでよく学校で習う一番基本のイメージは「外に出る、出ていく」です。モグラが地中から地上に出ていく姿を想像してください。

Get out of my house!
(私の家から出て行け!!!)

Get out =外へ出る、外出する、乗り物から降りる、などの意味も含まれています。

I asked her out.
(彼女をデートに誘った)

デートに誘う=家の外に連れ出す。というイメージ

②世に出る、現れる

outには「出現」の意味もあります。地上にいる我々がいきなり地中から現れたモグラを見ているイメージです。

His new book is out.
(彼の新作の本が出版される)

本屋さんなどに並び、人々の目に触れることになる=作品が世に出る、現れるイメージ

The stars are out.
(星が出ている)

今まで陽の光や雲に隠れていた星がその状態からoutして我々の視界に入ってきた状態

The cherry blossoms are out.
(桜の花が咲いている)

地中に存在していた種が地上に現れ、花を咲かす。だからout「出現」が用いられるのです。

③中断、完全に

outの「出る、出ていく」意味から派生して、「中断、完全」の意味にもなります。地中にいたモグラが地上に完全に姿を現し、地中での活動を一旦中断しているイメージをしてください!

sold out.
(売り切れ)

sold「売れた」+outで「完全に売り切った」という状態を表している。

clean out.
(すっかり掃除する)

隅々まで綺麗に掃除する という意味合いから「問題ごとを解決する」や「追い出す」という意味でも使えるフレーズ。

out of order.
(故障中)

order(指示、司令)のout(外側)にいる=操作、操縦が不可能な状態

the dress is out.
(そのドレスは流行っていない)

ドレスが「流行」という範囲から逸脱してしまっているイメージです。

throughは「通り抜ける」!!スルーと覚えると10%しか理解していない!

throughは「スルー」という様にカタカナ英語として日本語でも使用されていますよね(「既読スルー」や「スルーパス」etc…..。)

しかしそれだけの認識では正しいニュアンスの10%も表現できていません!!なぜならthroughには、途中、終了、克服、原因、過程、経験という多種多様な意味が含まれているからです!

それらを1つ1つ覚えるのなんて大変ですよね??だからイメージ化なのです!イメージ化によってthroughの持つニュアンスを感覚で掴んでしまいましょう!!

throughのイメージ化

throughのイメージは「通り抜ける」です。

これには「トンネル」のイメージがぴったり当てはまります。

「通り抜ける」ということは、対象に入る前、対象の中、対象を抜けた後、すべての状態が含まれていますよね??通過している途中ならば過程、経験。通り抜けた後に焦点を当てれば終了、克服という意味になるのです!!

「通り抜ける」から広がった意味

「通り抜ける」という意味から派生して、原因、終了、徹底的に、等たくさんの用法を持つのが前置詞throughです。しかし、どれだけたくさんの意味があろうが派生した使用法があろうが、イメージ化によって解決できてしまうのです!!

①入って通り抜ける途中・通り抜けた

The dog jumped through a hoop.
(犬がジャンプして輪っかを通過した)

文字通りワンちゃんが輪っかを「通過」していますね。この用法はカタカナ英語のスルーと似た使い方なので、比較的理解しやすいでしょう。

see through glass.
(ガラス越しに見る)

焦点を視線に当ててください。視線がガラスに突入して抜けていくからガラスの向こう側が見えるのです。

He learned many things through the experience.
(彼は多くのことをその経験から学んだ)

experience(経験)のどこか一部ではなく、その経験全体を通して学んだというイメージをつかんでください。

I am through with my girlfriend.
(彼女とは終わってしまった)

彼女との交際期間に焦点を当て、そこを通り過ぎた(通り過ぎてしまった)ので終了のニュアンスを表せます。

②連続して、徹底的に

「通り抜ける」の派生の意味として、「連続して、徹底的に」という意味もあります。物理的なものから、時間などの目に見えない抽象的なものに対しても使用できます!

Ken slept through the movie.
(ケンはその映画の間ずっと寝ていた)

映画の間ずっと という連続性をイメージしてください。

The Shinkansen go through to Tokyo station.
(その新幹線は東京駅まで直通だ)

東京駅に到着するまでいかなる駅にも停車せずに進むというニュアンス。

I studied hard through the year.
(1年間一生懸命勉強した)

1年間休みなく勉強するなんて、まさにトンネルの中をひたすら走る様な大変な作業ですよね。

He got soaked through.
(彼はズブ濡れになった)

彼の体や服や持ち物一通りすべてが濡れた=彼全体が徹底的に濡れた。というニュアンス。

③原因、理由

「通り抜ける」の派生で、他人からの協力や不注意などにthroughを用いて、原因や理由を表現することもできます。

I made through your help.
(君のおかげでやり遂げることができた)

your help(君の助け)の中を通り抜けて、達成した!というイメージ。少し無理矢理な感じもしますが、思考を柔軟にしてイメージ力をレベルアップさせましょう!

He got injured through his own carelessness.
(不注意が原因で彼は怪我を負った)

仕組み的には上記の例文と同じ。彼が彼のcarelessness(不注意)の中を通り抜けて、結果的に怪我を負ったというニュアンス。

acrossに多様な意味が含まれている本質を理解するイメージとは?

既にご存知な方も多いと思いますが、acrossの基本イメージは「横切る」です。

しかしacrossという前置詞は、バッタリ、伝える、印象を与える、etc…..多種多様な意味合いも持っているのです。

「横切る」という基本イメージをより深く柔軟に捉えて、なぜacrossが様々な意味を持つのかを一緒に勉強していきましょう!!!

acrossのイメージ化

acrossのイメージは「横切る」です。

これには「十字路」のイメージがぴったりです。

自分が縦の方向に歩いているときに横から何かが横切ってきて自分と遭遇したり自分の真横を通り抜けていく場面を想像してみてください!

「横切る」から広がった意味

「横切る」という意味から派生して、バッタリ、印象を与える、伝える、等たくさんの用法を持つのが前置詞acrossです。自分が道路を歩いている最中に何かが横切ってくる→自分と遭遇する。というイメージです。この時の「何か」とは物理的なものでも抽象的なものでもOKです。

①横切る、横切った向こう側

He came across the bridge.
(彼は橋を渡った)

一番シンプルなacrossの使い方ですね。

There is a convenience store across the park.
(公園の向こうにコンビニがあります)

現在地点から平面を横切った向こう側の位置 を示しています。

This book is popular across the country.
(この本は全国で人気だ)

本の人気が国全土を横切る=全国で人気。というニュアンス。around的な使用法。

I come across as a cold person.
(私は冷たい印象を与えてしまう)

「冷たい人という印象」がacrossして相手や人々に届く。というイメージです。

②遭遇する、バッタリ

「横切る」の派生の意味として、「遭遇する、バッタリ」という意味もあります。自分の進行方向の横から何かが横切ってきて自分に遭遇するイメージです。

I came across my friend in the street.
(道で友人とバッタリ会った)

come acrossバッタリ会う という意味を持ちます。

I came across this book at the bookshop.
(この本を偶然本屋で見つけた)

本がいきなり自分の視界を横切ってきた。というイメージ。この使い方で「偶然性」を表現できます。代わりにfindを使うと自分の意思で探して見つけたニュアンスです。

A good idea came across my mind.
(いいアイデアが浮かんだ)

自分の思考の中をアイデアが横切ってきた。=アイデアが降ってきた。となります。

alongは「沿って」だけではない!本当の意味を知っている?

alongをただ「〜に沿って」と覚えているだけでは正確なニュアンスをつかめていません。

alongの基本イメージは「同じ方向に進んでいく」です。「〜に沿って」というのは、そこから派生した意味の一つなのです。

前置詞だけではなく副詞として使われることもあります。その際は 「一緒に」という意味で使われることもあります。

alongのイメージ化

alongのイメージは、「散歩」です。

どこかを散歩する時、大抵の場合はおきまりのルートか、もしくは出発する前にある程度のルートを決め、それに沿って進んでいきますよね?それこそが正にalongのイメージにぴったりなのです!

alongが持つイメージから広がっていった意味。

「散歩」ということは愛犬や友達と一緒に行くときもあれば、カメラやスケッチブックなどの道具を持っていく場合もあると思います。このイメージを意識すれば、alongの派生系の意味「一緒に」や「仲良く」も理解しやすくなるはずです!!

①〜に沿って

alongの一番代表的な用法「〜に沿って」。

She was walking along the beach.
(彼女はビーチに沿って歩いていた)

Sail along the river.
(川の上を航行する

川やビーチという進行方向が決まっているモノに沿って平行に進んでいる。というところがポイント!

②一緒に

基本イメージの「沿っていく」は単独で沿っていくだけではなく、誰か(何か)とともに沿っていく、沿って進んでいくという解釈も可能です。

He always birngs his wife along with him.
(彼はいつも奥さんを連れてくる)

彼と彼の奥さんが一緒に道に沿って歩いてくるイメージ

People were singing along to the song.
(人々はその曲をみんなで歌っていた)

「歌を歌う」という一連の動作をみんなで一緒に行なっている。→大人数で同じ道に沿って同じ目的地に向かう様なイメージで捉えてください。

③仲がいい

「一緒に」のイメージから派生した意味で「仲がいい」「うまくやっている」の様なニュアンスも持っています。

I get along with my parents .
(両親と仲がいい)

along with 〜〜とうまくやっている(付き合っている)。という使い方もできます。

How are you getting along?
(調子はどう?)

ちゃんと道に沿って進んでる??→最近調子いい感じ???の様なイメージ。関西弁の「儲かってまっか?」に近い(気がする)。

betweenは2つamongは3つ以上。は間違い!!使い分ける方法は?

2つのモノの間はbetween。3つ以上のモノの間がamong。と認識している人は多いでしょう(僕もそうでした)。

betweenの基本イメージは「ハッキリしたものの間」です。

何かを挟んでいるモノの数が重要なのではなく、そのモノが加算なのか不加算なのか、明確なのかそうでないのかが焦点となります!

betweenのイメージ化

betweenのイメージは、「サンドウィッチ」です。

サンドウィッチの定義は両側をパンで挟まれていることですよね??この、数を数えられる&特定できる確かなもの二つ以上に挟まれている状態 がbetweenなのです!!

ポイントは、挟むのに使用されているパンの枚数は問題ではなく、パンの枚数を数えることが可能か否かが焦点になります!!

①〜の間(物理的)

betweenの一番代表的な用法「〜の間」。

He sits between his mother and father.
(彼は彼の母と父の間に立っている)

これは簡単ですね!!betweenの一番代表的な用法の「何かと何かの間に存在する」です。***気をつけて欲しいのが”何か”の数が3つ以上の場合でもbetweenは使用できるという事。

This restaurant is open between 10am and 5pm.
(このレストランは10時から5時の間開いている

時間は明確なモノですから、amongではなくbetweenを使用します。

There are two dogs between the trees.
(木と木の間に二匹の犬がいる)

木は存在が明確で、数えることができますよね?だからbetweenです。もしこれが「密林」や「草むら」だった場合、数えることが出来ない不明瞭なものとなるのでamongが最適となります。

②〜の間(関係性)

物理的なものだけではなく抽象的な物事、例えば人と人やモノとモノの関係性に対しても使用することが可能です。

The relationship between us was over.
(私たちの関係は終わった)

They have the property between the five.
(彼ら5人の間で財産を共有している)

どちらの文章も、人間関係という「抽象的なモノの間」に対してbetweenが活用されていますよね。対象が抽象的であったとしても、それが明確(加算可能)なモノである限りbetweenでOKです。

amongをbetweenと使い分ける本当の方法を知ってる?

前述の通り、amongが「3つ以上のモノの間」というイメージは間違いです。なぜなら、betweenでも「3つ以上のモノの間」は表現できてしまうからです。

amongは「ゴチャゴチャしたモノの間」というイメージ化をしてください!!不特定多数のモノの間or大群の中 というニュアンスを意識してください!

amongのイメージ化

amongのイメージは、「お鍋」です。

betweenが「パン」という詳細や数がはっきりしているモノに具材が挟まれている状況に使用するのに対して、amongは鍋の様な、不特定多数でごちゃ混ぜの具材に囲まれている 状況に対して使用するというイメージを持ってください!

amongが持つイメージから広がっていった意味。

他の多くの前置詞と同様に、amongは物理的なモノに対しても抽象的なモノに対しても使用することができます。上記でも説明した通り、「明瞭」か「不明瞭」かに焦点を当てることが一番のポイントです!!

①〜の間で(関係性)

There is no disagreement among us.
(我々の間で意見の不一致は無い)

我々の人数が明言されていませんよね?そのためbetweenではなくamongが使用されているのです。

The singer is very popular among young people.
(その歌手は若者の間で大人気だ

「若者」という不特定多数な表現のため、amongが最適な前置詞となります。

②〜の中で(物理的)

He hid among the weeds
(彼は草むらに身を隠した)

草むらの草の数は実質数えることが不可能

Osaka is among the largest cities in Japan.
(大阪は日本の大都市の中のひとつです)

「大都市」の基準って曖昧ですよね。大都市の基準って人によって意見が違うと思います。その不明瞭さが故のamongです。

It’s difficult to spot him among the crowd.
(人混みで彼を探すのは難しい)

もう説明は不要ですね、人混みの人数は正確に数えることができない→数が不明瞭→among。

duringとforの使い分け方を知っている?

ここでは勘違いされやすいduringとforの違いについて解説していきます!!

「duringは出来事、forは数字に対して」と思っている人がたくさんいますが、それは正しいニュアンスではありません!!

duringは「途中に起きる事」forは「期間の長さ」というのが正しい基本イメージです!

もう少し分かりやすく言うと、duringは「出来事が何の途中に起こったのか」、forは「どれくらい続いたか」と言う事です。

duringとforのイメージ化

forのイメージは、「旅行」です。それに対してduringは「旅行中のイベント」です。

forの場合「旅行の長さ」で、duringの場合「旅行中のどこかのタイミングでイベントが発生した」事に焦点が当たっています。同じ出来事の中でも焦点がそれぞれ違うポイントに当たっているのです。

次の章ではduringとforそれぞれの例文を見ながら比較していきます!

①during

I studied English during the summer.
(私は夏に英語を勉強した)

夏の間ずっとではなく、夏の途中どこかのタイミングで勉強した。と言う意味。

She was sleeping during the lecture.
(彼女は講義の間眠っていた

この場合、彼女がどれくらい眠っていたのかは重要では無く、講義の間眠っていた と言う出来事が重要なのです。

I went to visit my grandparents during summer vacation.
(私は夏休みの間に祖父母の家を訪ねました)

夏休みの間ずっと祖父母の家に訪れていたのではなく、夏休みの中のどこかのタイミングで訪れていたのです。

②for

I lived here for 12 years.
(私はここに12年間住んでいた)

「ここに住んでいた事」ではなく「12年間と言う期間」が最重要ポイント。

I’ll take my vacation for two weeks during August.
(8月中に2週間の休暇を取ります)

この1つの文章にforとduringどちらも含まれています。こうして見るとわかるように、forは「2週間と言う期間(長さ)」に、そしてduringは「8月のどこかに休暇を取る(行為)」にそれぞれ焦点が当たっていますね!

againstは「〜について」だけではない!!本質を理解するイメージって?

againstは、〜に対して、〜に反して、〜に備えて、〜と戦って、等々たくさんの意味を持つ前置詞です。しかし!イメージ化によってそれらの意味を感覚でつかんでください!

aboutの基本イメージは「向かい合う力」です。2つのモノがお互いに力を持って向かい合っていると言うイメージを意識してください!

ポイントは、「かなり強い力」を持って向かい合っている ということです。

againstのイメージ化

againstのイメージは、「相撲」です。

ご存知の通り、力士達は超人的な力を持っていて、土俵上でそれをぶつけ合いますよね?それこそが前置詞againstが持つニュアンスとぴったりです!!

againstが持つ「向かい合う力」から広がっていった意味。

「向かい合う力」という意味から派生して、沢山の意味を持っているのがagainstという前置詞です。その基本イメージから派生して、「寄りかかる」「違反する」「備える」などのニュアンスを持つこともあります。

①対立する、戦う

againstの一番代表的な意味「〜と対立する」です。これは他の多くの前置詞と同様に物理的なものにも、抽象的な物事にも幅広く使用できます!

Ken fought against the enemy.
(ケンはその敵と戦った)

ケンさんとその敵がものすごい力でぶつかったり戦った というニュアンスを感じてください。***もちろん、相撲のような物理的な戦いも裁判のような権利や意見同士の戦いどちらにもagainstを使用できますよ!

This is against the low.
(これは法律に違反している)

行為などが法律に対立して存在している→法律に背く事柄→違反ということになる。

smartphone is good against PC.
(スマホはPCよりも優れている)

againstが持つ「対立」の意味が派生して「比較」の意味になっている。

②衝突する

力士達がぶつかっているイメージを忘れないで下さい!!

I hit my head against a desk.
(私は頭を机にぶつけた)

The car struck against a telephone pole.
(その車は電信柱に衝突した)

頭や車からの強い力と机や電信柱からの反発力が非常に強くぶつかり合っているニュアンスを文章から感じとれれば合格です!

③〜によりかかる

He’s leaning against the wall.
(彼は壁に寄りかかっている)

I stood my umbrella against the wall.
(傘を壁に立てかけた)

「向かい合う力」からの派生形で「寄りかかる、もたれかかる」の意味を持ちます。片方の力をもう片方が同じくらい強い力で押し返しているイメージをして下さい!!

④〜に備える

「向かい合う力」の派生した意味です。これから起きる大きな出来事に対して大きな力で待ち構える→あらかじめ備えておく というイメージになります。

insurance against cancer.
(ガンに備えた保険)

We must provide against a disaster.
(我々は災害に備えなければなりません)

上記の例文はどちらも、これから起こる可能性のある強い負のイベントに対して、強い準備をして立ち向かう姿勢を作っておく。という文章。二つの大きな力が向かい合っているイメージをこのような状況でも当てはめてみてください!

away「離れる」だけではNG!!多様な意味を一発でとらえるイメージって?

away=「離れる」だけで覚えていてはNGです!!それではawayが持つ多種多様な意味の前に挫折してしまうでしょう!!

awayの基本イメージは「特定の人、モノ、場所から離れていく」です。

ポイントは、「出発点が明確」そして「対象物が出発点からだんだんと離れて行く」ことに焦点が当たっている事!

awayのイメージ化

awayのイメージは、「ホームラン」です。

野球のバッターがホームランを打った時、ボールはどうなっていきますか??遠く離れていき、その姿は小さくなっていき、最後は見えなくなりますよね??この一連の流れこそがawayのイメージ化に最適なのです!!

awayが持つ「〜から離れる」から広がっていった意味。

awayの基本イメージは「特定のモノ、人、場所から離れる」の意味から派生して様々なニュアンスを生み出します。例えば「消失、不在」「小さくなる、減少」「繰り返し」etc…. なぜそうなるのかを例文and解説とともに見ていきましょう!!

①出発点から離れて

awayの一番代表的な意味「〜から離れる」です。

I stay away from dogs.
(犬には近づかない)

The station is 3km away from my house.
(駅は私の家から3キロ離れている)

fromを使って出発点に焦点を当てることによって「どこから離れて行くのか」を明確に表しています。

②消失、不在

離れるという概念から、遠くへ行ってしまっていつかは見えなくなるというニュアンスが生まれます!!バッターに打たれたボールが打者の視界から消えてしまうイメージを持ってください!

My grandfather past away last year.
(祖父は去年亡くなった)

pass away(亡くなる)。「この世から存在が消えてしまう」というニュアンスから発生した意味。

She’s away from her office now.
(彼女は今オフィスに居ません)

彼女はオフィスから遠く離れている=彼女はオフィスには居ない。

③減少、小さくなる

The sound faded away.
(音が徐々に小さくなっていった)

いきなり音量が0になるのではなく、徐々に徐々に消えて行くというイメージをつかんでください!!

The soles wear away.
(靴底が少しずつすり減っていった)

何回も何回も履き続けたことによって徐々に徐々に靴底がなくなっていくイメージ。

④繰り返し

③で解説した「徐々に小さくなる」の派生した意味です。徐々に小さくなるということは=小さくなるという現象が繰り返し起きている という認識。

walk away.
(歩き続ける)

talk away.
(話し続ける)

この2つのフレーズから感じ取ってほしいのは「休みなく繰り返し繰り返し繰り返し….」という連続性のニュアンスです!!talk the night away で夜通し語り明かす=朝まで休みなく話し続ける。

beyondは「〜を超えて」だけではない!!overとの違いは○○!

beyondを「超える」と日本語直訳で覚えてはダメですよ!なぜならその場合overとの区別が付きづらくなってしまうからです。

beyondの基本イメージは「ある範囲、境界線を超えて」です。決められた範囲の中から飛び出している、飛び越えているイメージをしてください。

ポイントは、「ある定められたエリア」に焦点を当てることです。ただ単に何かを飛び越えている というイメージでは不十分です。

beyondのイメージ化

beyondのイメージは、「宇宙ロケット」です。 ***fromの時にも登場しましたが、その時とは焦点が違うポイントに当たっている事を感じとってください。

「地球」という決められた範囲の中からロケットが「飛び出して」いますよね??そして雲や大気圏を「超えていく」というイメージも同時に感じられると思います!!

beyondは他の前置詞と比較すると派生形の意味は少ない方ですが、イメージ化を武器にしてしっかりと学んでいきましょう!!(そろそろこのセリフも聞き飽きてきましたか?)

①物理的な「〜を超えて」

There is a big house beyond the wall.
(その壁の向こうに、大きな家がある)

現在地点から壁の間の範囲」を「更に超えた先に」大きな家がある という解釈。

Lisa standing beyond the bridge.
(リサは橋の向こう側に立っている)

「話し手の位置からその橋までの範囲」「超えた先に」リサさんがいるのです。

②抽象的な「〜を超えて」

beyondも他の多くの前置詞と同様に抽象的な物事にも幅広く使用できます!

It’s beyond comprehension.
(理解できない)

comprehension(理解力)の範囲を飛び越えてしまっている

beyond description.
(言い表せないほどの)

上記の例文と同じ仕組みです。description(描写)できる範囲を超えてしまっている=言い表せないほど、表現できないほどの。という解釈になります。

You can’t stay out beyond 9 p.m.
(午後9時以降は外出禁止です)

このように時間に対しても使用する事が可能です。

The work loads are beyond the limit of my ability.
(その仕事量は私の能力の限界値を超えています)

日本人なら誰もが一度は口にした事がありそうなこのセリフ。「キャパオーバーです!」というところを、これからは「キャパビヨンドです!」と言い換えるようにしましょう!

afterは「〜のあと」だけではない!!多様な意味を理解する核となるイメージとは?

afterを「〜のあと」とだけで覚えてしまっていてはNGです。決して間違いではありませんがそれは数多く存在するafterのニュアンスの中の一つでしかないのです。

イメージ化を武器に、afterの持つ多様な意味と使用方法を感覚でつかんでいきましょう!

afterのイメージ化

afterのイメージは「後ろから追いかける」です。

これには「ヒヨコ」のイメージがぴったり当てはまります。

ヒヨコはお母さんの後をピッタリとくっついて歩きますよね??それこそがafterの多種多様な意味を一発で理解するカギになるのです!!

「後ろから追いかける」から広がった意味

基本イメージである「後ろから追いかける」のイメージから派生して、たくさんのニュアンスがあります。その中でも代表的なモノと日常生活で使用頻度が高そうなものをピックアップしましたので一緒に学習していきましょう!!

①〜の後に

afterの一番有名な用法の「〜の後に」ですね。

After 4 years , I went back to Japan.
(4年間後に日本へ帰国した)

これは簡単ですね、前置詞としてのafterの代表的な使い方です。

Ken moved to Osaka after he quit previous office.
(ケンは前の会社を辞めたのちに大阪に引っ越した)

このように、接続詞としてafterを使うことも可能です。

②探している、追い求めている(追いかける)

「追いかける」から派生して「探す、追い求める」のニュアンスを持ちます。迷子になったヒヨコがお母さんを追い求めて探しているイメージをしてください!

A crazy fan chased after him.
(熱狂的なファンが彼を追いかけた)

物理的な「後ろからの追いかけ」を表現しています。

I’m after a good restaurant.
(私は素晴らしいレストランを探している)

上の例文とは対照的に今度は抽象的なものを「後ろから追って」います。自分の意思が良いレストランの後を追っている→探し求めているというイメージ。

Can you look after my kids?
(私の子供たちの面倒を見てくれませんか?)

少しトリッキーなafterの用法ですね。look afterで「面倒をみる」という解釈になります。幼い子供がフラフラしているのを後ろから追って面倒を見ているイメージをしてください!!

③真似る

「後ろから追いかける」イメージから派生して、「真似る」というニュアンスも持っています。ヒヨコがお母さんの食べ方や泳ぎ方など、いろんなことを真似ている姿を想像してみてください!

This house is made after the famous castle.
(この家は、あの有名なお城を真似て作られた)

お城のデザインや建築法を追いかけた→真似て作った

Ken was named after his father.
(ケンは彼の父の名前を取って名付けられた)

これも上記の例文と仕組みは全く同じですね。父の名前を追って付けた→真似た。

Lisa takes after her father.
(リサは父親に似ている)

この場合のtakeは父親の特徴をtake(取る)ということ。特徴を得る=似る。

beforeは「〜のまえ」だけだと危険!!付け加えて覚えたいイメージとは?

beforeを「〜のまえ」と認識している人がほとんどだと思います。確かにほぼ正解なのですが、それだけでは不十分です。なぜならbeforeのニュアンスを100パーセント把握するには、もう少し別のイメージを持たなければいけないからです。

beforeのイメージ化

beforeのイメージは「順番がまえ」です。ただ単に「まえ」ではなく、「うしろにあるモノ」にも焦点が当たっている事を意識してください。

これには「行列」のイメージがぴったり当てはまります。行列に並んでいるという事は、そこには順番が存在していて自分の後ろに誰かがいる という状態です。

「順番が前」から広がった意味

ただの「まえ」ではなく「順番がまえ」とイメージすることによって、「時間やタイミング」「物理的なモノの位置」「優先度」など、多様なニュアンスの広がりを得ることができます。

①「〜の時間」のまえ

Mark comes office before 7 a.m.
(マークは7時前にオフィスに来ます)

I always have a drink before bed.
(いつも寝る前に少しお酒を飲みます)

上記2つの例文はタイミングの順番を表していますね。日本語の文法と比較すると比べる対象と比べられる対象が逆の位置になるので、やはり直訳ではなくイメージ化で「英語は英語で考える」というネイティブ感覚を意識しましょう。

It’s ten before five.
(5時10分前です)

つまり4時50分ということ。日常でも頻出の表現なのでこの機会にぜひ習得しましょう!!

②「〜の位置」のまえ、優先順位

①のように時間の位置だけではなく、物事や行動の位置を表せるんです!そこから「優先順位」などの派生の意味も現れてきます。なんのお店の行列でも前にいる人の方が後ろの人に比べて優先順位を持っていますよね?

The surname comes before the first name.
(日本では、名字が下の名前より先にくる)

使用法としては①の時と大きな違いはありません。常に、直訳で考えるのではなくイメージで感じることを忘れないでください。

I put my family before my job.
(私は仕事よりも家族優先です)

homework comes before watching TV.
(テレビ見る前に宿題終わらせなさい)

これらの例文で感じ取って欲しいのは「順番とその中の優先順位」です。仕事と家族、TVと宿題、苗字と名前、という比較対象たちを明確な順番を示すことによって重要度を表しているのです。

besideは「〜のそばに」!!語源とイメージをとらえよう!

besideの語源は「be+side」。つまり「そばにいる」と言う事です。

besideのイメージ化

besideのイメージは「〜のそばに」です。

これには「両眼」のイメージがぴったり当てはまります。

目と目はいつもそばにありますよね??両手両足のようにたまに離れたり重なったりしません。右目はいつも左目の「そばに」存在しています。そのイメージを持ったままbesideが持つ色々な意味を学んでいきましょう!

「〜のそばに」から広がった意味

besideは基本意味から派生して「〜と比べると」や「〜を外れて」と言うニュアンスも持っています。一見するとややこしそうですがイメージ化してしまえば一撃でなぜそのような意味を持つのか簡単に感じることができるでしょう!!

①〜のそばに

I parked my car beside the store.
(車を店のそばに停めた)

Ken is sitting beside Lisa.
(ケンはリサのそばに座っています)

これらの例文は比較的イメージ化しやすいと思います。上でも下でも重なっているわけでもなく「そばに」いるのです。

②〜と比べると

「そばに」から派生して「比較」のニュアンスも持っています。そばにいる=比較しやすい状況にいる。と言うイメージ。眼も並んでいるから左右の大きさの微妙な違いに気付けたりするのです。もし交互に片方ずつ見せられたら比較しづらいですよね??

Ken looks old beside Taka.
(ケンはタカに比べて見た目が若い)

使い方はとても簡単ですねbesideの直後に比較対象となるものを入れるだけです。

My salary is low beside yours.
(私の給与はあなたと比べて低い)

もちろん抽象的なモノに対しても使用可能。

③〜を外れて

これも「そばに」の派生形です。そばにいると言うことは裏を返せば、「決して重なってはいない」と言うこと。つまり「少し位置がズレている」と言うニュアンスでも捉えられるのです。

Ken’s criticism was beside the point.
(ケンの批評は論点がズレていた)

Your opinion is right but that’s beside the point.
(あなたの意見は正しいけど、問題はそこじゃない)

上記2つの例文に出てくるthe pointとは「話の本筋や主題」を指しています。なんかそれっぽいこと言ってるけど本題からずれてるなー。のニュアンスです。

besidesとbesideとの本当の違いを知ってる?

besideに似てるからと勘違いしてはいけませんよ、全くの別物です!!英語のニュースやエッセイなどを書いたり読んだりする方はよく目にするであろうこのbesides。

結構使い方が難しい印象を受けるのですが、一度使い方を覚えてしまえば非常に簡単で、すごく使いやすい便利な表現です。

besidesのイメージ化

besidesのイメージは「加える、プラスする」です。

これには「追加注文」のイメージがぴったり当てはまります。元の何かに対して何かを足していくイメージを持ってください。

besidesのイメージはひじょーーーにシンプルです。今回は、言葉で説明するよりも例文を見て行ったほうが感覚的な理解がしやすいと思いますので早速学習に入りましょう!

①〜に加えて

besidesの基本イメージの「〜に加えて」です。飲食店でお客さんが飲み物や食べ物を追加注文して、オーダーが足されていくイメージを持ってください!

He likes soccer besides baseball.
(彼はサッカーに加え、野球も好きだ)

一番代表的なbesidesの用法ですね。2つ以上のモノをプラスするときはカンマを用いて数を増やして行ってください。(例:I like cat besides dog, bird, monkey and elephant)

Who was at the party besides Ken and Taka?
(ケンとタカ以外に誰がパーティにいたの??)

「〜の他に」という使い方もできますね。***「加えて、他に、おまけに、以外に。」などの日本語直訳を頭で毎回するよりも「besidesはbesides」と、英語そのままでイメージするクセをつけておいてください!

I don’t join the party because I’m tired. Besides,it’s late.
(私は疲れているし、それに時間も遅いからそのパーティには参加しない)

疲れているという理由に時間が遅いという理由を追加しています。このように体のコンディションや時間のような目に見えない抽象的なものに対しても使えます!!

②〜を除いて

否定や疑問の直後にbesidesを使用すると、「〜を除いて」という意味にもなるので、こちらの使い方で使うことも多いです。

飲食店で最後に「追加のオーダーはなしで、お冷や1つください」と頼んでいるイメージをしてみてください。オーダー0+お冷や1つ=お冷や1つ

I don’t speak any other languages besides English.
(彼は英語以外話さない)

英語+ほかの言語は話さない→英語しか話さない。というニュアンス。日本語では馴染みのない文法表現ですが、混乱しないように注意しましょう。

Ken has no friends besides me.
(ケンは私以外に友達がいません)

トムの友達リストには「誰もいない」+「私」=私しか友達がいない。という解釈になるのです!!(親友は1人以上いれば充分です)

Besides Lisa, nobody went there.
(リサ以外誰もそこに行かなかった)

上記の例文と同じ仕組みですね、0+リサ=リサだけ。になります。

aside fromは「出発点から(横に)離れる」!!イメージで覚えよう!

aside fromとbesides が似ていると思った人はいますか?そうなんです、この二つの意味は結構似ているんです。

なぜなら両方とも語中にsideが含まれていますね?つまり語源が似ているので意味も似通ってしまうのは無理もない話なのです。

aside fromのイメージ化

aside fromの基本イメージは「出発点から(横に)離れる」です。

これには「サイドステップ」のイメージがぴったり当てはまります。横にサッッと離れている様子をイメージしてください。

前述で「aside fromとbesidesは似ている」と言いましたが、少しだけ違います。それは、aside fromの方がbesidesより距離が離れているイメージです。***なぜならfromがついているから。fromは少し距離を感じさせる意味合いを持つ語彙なのです。

①~はさておき、~を除けば

aside fromは「~別として」や「~以外」というニュアンスも有り、例外を示すことが可能です。

I like all animals aside from snake.
(ヘビ以外の動物は全て好きです)

Aside from skiing, I have no other hobbies.
(スキー以外に特に趣味はありません)

この場合butでも置き換えられますね。I like everyone but you(僕は君以外みんな好きです)

②~に加えて、~だけでなく

Aside from my regular work, I have to spend time for my sideline.
(本業に加えて、副業にも時間を割かなければいけない)

Aside from fish, I have also bought beef and vegetables.
(魚以外にも、牛肉と野菜を買いました)

besidesとほぼ同じような用法ですね。こういうような文章の場合、aside from、besidesどちらを使っても構いません。

※「aside」単体の使い方

ここでは番外編で、aside単体の使い方を紹介します。ここでも「サイドステップ」のイメージをそのまま使えますよ!

Putting that aside for now .
(一旦その話は置いておいて)

「~の話はおいといて」のように、話題転換として使うことが多い便利なフレーズです。サイドステップで元の話題から横に移動する→話題を変えるというニュアンス。

Joking aside .
(冗談はさておき)

上記の例文とかなり似た表現ですね、冗談などを言った後に真剣な話に切り替えるときに使いましょう。

apart fromは「一部分が本体から離れている」!!イメージで覚えれば一発!

これまたaside fromと非常に似たニュアンスを持つapart fromです。

ここまで学習してくれた皆さんなら気付いたと思うのですが、前置詞fromのイメージはなんでした?そう!「離れている」です。fromのイメージ化が習得できた人ならなぜapart fromとaside fromが似ているのか という疑問をイメージで正確に解釈できるはずです!

apart fromのイメージ化

のイメージは「一部分が本体から離れている」。a part(一部分)がfrom(離れる)からapart from(部分的に離れている)となるのです。

aside fromは「元の場所から横に離れる」 なのに対して、apart fromは本体の一部分が離れる(横とか縦とかの指定は特になし)なのです!似ているようでビミョー〜〜に違うのです。

これには「ペットボトルのキャップ」のイメージがぴったり当てはまります。

ペットボトル本体からキャップだけ分離することができますよね??このイメージを頭に持ちながら学習していきましょう!!

apart fromの主な使用例

I live apart from my family.
(私は家族と離れて暮らしている)

家族という「本体」から家族の一部分である「私」が離れている状態をイメージしてください!!家族がペットボトルで私がキャップです!

Apart from cats, I like animals.
(猫以外の動物全般を好きです)

aside fromで登場した用法とほぼ同じ用法です。

***エッセイなどを書くときは類似表現の繰り返しを避けるように、besides、aside from、apart fromをうまく使い分けて、表現の幅を広げましょう!

without within withを一発でイメージにして覚えよう!

withoutはwith(一緒に)からoutしている=〜無しで。というイメージです!!

withinはwith(一緒に)inしている=一緒に同じ範囲内にいる。というニュアンス。

with、without、within。これらを1つのイメージ化で解説していきます!

withoutとwithinのイメージ化

withoutとwithinに最適なイメージは「リモコンの乾電池」です

電気屋さんでリモコンが売られているとします。購入の際に付属で乾電池が手に入るならwith(装填済か否かは問わない)、別売りならwithout、すでに装填されているならwithinとイメージしてください!

with「一緒にいる」without「一緒にいない」within「範囲の内部にいる」

without

They went to the party without me.
(私抜きでみんなそのパーティへ行った)

I went out of the room without saying a word. .
(私は何も言わずにその部屋を去った)

他の前置詞と同様に物理的なものから抽象的なもの、状況や概念までどんな場合でもwithoutで「〜なしで」を表現できます。

within

I think I will submit the report within 2 days.
(2日以内にそのレポートを提出できると思います)

ここで問題です!上の例文とI think I will submit the report in 2 days. 一体何が違うでしょうか??正解は、in 2 daysは2日後」ということになります!このinとwithinを使い間違えている人は多くいるので気をつけてください!

Stay within the building until I come back.
(僕が戻るまで、その建物の中にいてください)

物理的、抽象的、いかなる場合でもwithinで「その範囲内」というニュアンスを表現することができます!!

towardの本当の意味は?toとの違い分かる?

皆さんはtowardとtoの違いを知っていますか?? to+目的地の場合、目的地へ向かうということがはっきりしていますが、toward+目的地の場合、ただその方角へ向かっているというだけで、明確に目的地に向かっているわけではないのです。

towardのイメージ化

towardのイメージは「紙飛行機」です。

紙飛行機は好きな方向へ飛ばすことができます。しかし、ホンモノの飛行機のように狙った位置、目的地にたどり着く可能性は低いですよね。あくまでも、ある方角に向かって投げ飛ばしているだけです。

紙飛行機のそれらの要素がtowardをイメージ化するのに最適なのです。

「〜の方向へ」から広がった意味

「〜の方向へ」からの派生形で「近づいていく」というニュアンスを持ちます。紙飛行機が目的地に向かって近づいていくイメージです。

①〜の方へ

The bird flew toward the moon.
(その鳥は月のある方へ飛んだ)

もしこの文章をThe bird flew to the moon とすると、その鳥は月に行く意思をハッキリと持っていることになります。

I walked toward the exit.
(出口の方へ向かって歩いた)

明確な目的地がなく、あくまで〜の方角に進んでいるイメージ。

What are you feeling toward Taka?
(タカについてどう思ってる??)

「方角」を他人への感情など、抽象的なモノに向けるのも可能です。

②近づいていく

上記でも説明した通りtowardには「近づいていく」ニュアンスもあります。ここでポイントとなるのは、たとえ近づいたとしても「目的地にたどり着ける保証はない」のです!!なぜなら、あくまでもその方角に向かって紙飛行機を飛ばしているだけだから。

The first step toward peace .
(平和への第一歩)

平和に向かって近づいている(必ず平和が訪れる保証はない。ただ近づいてるだけ

suicide rate is rising toward 20 thousands .
(自殺率は20万人に向かって上昇している)

この様に、数字やグラフ数値に対しても使用可能です。

The budget should be used toward developing countries.
(その予算は発展途上国の支援に使われるべきだ)

予算を途上国の方向に向ける→予算を途上国へ費やす

sinceは「〜以来」だけではない!!イメージで覚えれば派生した意味わかる!

sinceを「〜以来」とだけ覚えていませんか??確かにそうなんですが、そこから派生したもう一つ大きなニュアンスを持っているのです。

sinceのイメージ化

sinceのイメージは「導火線」です。基本イメージは「スタートしてからずっと」

導火線の先端に火をつけると、燃え続けながら火が爆弾に向かって進んでいきますよね?火をつけた先端を出発点として、今火がついている場所が現在地だとすると、出発点から現在地点まで火はズーーっと燃え続けています。だから「〜以来」というsinceのイメージにぴったりなのです。

「〜以来」から広がった意味

「〜以来」から派生した意味で「〜だから」という原因、理由を表すニュアンスを持ちます。爆弾の導火線を思い浮かべてください、爆弾が爆発する原因は、最初に導火線に火をつけたから。という解釈です。

①〜以来

sinceの代表的な意味「〜以来」です。出発点から現在までの継続性を表しています。爆弾の導火線をイメージしながら例文を読んでいきましょう!!

Ken has known Lisa since childhood.
(ケンはリサを子供の頃から知っている)

Lisa has lived in Japan since she was born.
(リサは生まれてからずっと日本に住んでいる)

I’ve been playing soccer since 2000.
(2000年からずっとサッカーをしている)

上記3つの例文から感じて欲しいポイントは「継続性」です。sinceの直後にある出発点から現在まで途切れることなく継続して行なっている(行われている)のです。

②原因、理由

「〜以来」から派生して、「原因、理由」と言うニュアンスを持ちます。

Since you are smart, I don’t need to help.
(あなたは賢いので、私の助けは必要ないです)

becauseの様に、原因、理由を表すこともできます。becauseとsinceのニュアンスの違いは「意外性があるかどうか」です。sinceを使うときは「聞き手や周りがもう既に知っている様な明らかな事実」を言う時です。つまり上の例文の「あなた」が賢いのは周知の事実 と言うことですね。

Since Ken is good at soccer, we should invite him to join our team .
(ケンはサッカーが上手いので、僕たちのチームに勧誘すべきだ。)

この場合も、ケンがサッカーが上手いと言うのは周知の事実 と言うイメージを感じてください。

Since I’m on a diet, I don’t have dinner tonight.
(ダイエット中だから今夜はディナー食べません)

聞き手のリアクションを想像してください。becauseの場合は「あ、ダイエット中なの?」sinceの場合は「お、相変わらず頑張ってるね」の様なイメージです!!聞き手が知っていたか否かに焦点を当ててください。

according to は「〜によると」!!イメージで一発で覚える方法!

according toのニュアンスはシンプルで、「〜によると」です。according to+情報源 で、どの情報源からそれを得たのかを明確する用法があります!

according toのイメージ化

according toのイメージは「辞書」です。

わからないことがあった時に辞書を引きますよね??according toは基本的に、既に何かに書かれたもの、あるいは誰かが述べたことを引用する場合に使用します。

①〜によると

According to the newspaper, he died yesterday.
(新聞によると、昨日彼は亡くなった)

新聞からの情報を引用して誰かに伝えている状態です。

According to Ken, it’s going to storm tomorrow.
(ケンによると、明日は嵐が来る)

According to my brother, the game was canceled.
(兄によると、試合は中止になったらしい)

accordingは人に対しても使用できます。「OOさんから聞いたんだけど」「OOくんが言ってたんだけど」という様なニュアンスですね。

②〜に応じて、〜に従って

〜に応じて、や〜に従って、という本来の意味から派生した意味もあります。この意味で使う場合は文の終わりのほうに置くことが多いです。

The products are arranged according to price.
(商品は価格に従って並べられている)

The coach grouped the players according to their abilities.
(監督は選手たちを能力に応じてにグループ分けした)

どこの情報を引用しているか に焦点を当てるかがポイントです。上記の例文の場合は「価格」と「選手の能力」が何かのアクションのための情報源です。

due to と owing to は共通して○○をイメージしよう!

due も oweもどちらも「借りがある」と言う意味です。何かをしてしまって重荷を持たされている というイメージを持ってください。

***しかし気をつけて欲しいのが、2つともポジティブなニュアンスで使用される時もあるという事。

due to / owing to のイメージ化

due to/ owing to のイメージは「レッドカード」です。反則が原因で「出場停止」という制限をかけられていますよね?

何かが原因で何かが起こるもしくは制限されるというイメージをしてください。

because ofや thanks toと似た意味があります。

ポイントとしてはdue toもowing toも比較的フォーマルな場面で使われることが多い表現だということです。because of や thanks toはそれに比べてカジュアルな響きがあります。

①due to

Lisa got sick due to a sudden change of the temperature.
(リサは急激な気温の低下により体調を崩した)

due toをbecause ofに置き換えると少しカジュアルな響きになります。

This success is due to your hard work.
(この成功はあなたの頑張りのおかげです)

もちろん良い意味にも使われます。***thanks to も「〜のおかげ」とポジティブな内容に使えるので、この様な文章に最適です。

②owing to

His failure was owing to poor health.
(彼は体調が良くないため、失敗してしまった)

Owing to the traffic accident, Ken broke his leg.
(交通事故が原因でケンは脚を骨折してしまった)

owing toは比較的形式ばった表現で、口語的ではありません。日常会話ではあまり用いられない言い方です。上記の2つの例文も響きとしてはニュースや新聞の記事の様な文章です。