英語の前置詞とは?例文&間違えやすいポイントも

英文法
この記事を書いた人
りこ

英会話講師として7年間勤務し、0歳から80歳まで200人以上の生徒を担当。現在はフリーライターとして、英語学習に関する記事を執筆したり、英語を使って海外のコンテンツ制作会社と一緒に仕事をしています。

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英語の前置詞って、種類が多くて何を使ったら良いのか分からなくなりますよね。

「on」とか「in」とかどれを使ったら良いのか分からない…

という悩みをお持ちの方も多いでしょう。

英語の前置詞は和訳で覚えるというよりも、イメージで覚えることが大切。例えば「ahead」という前置詞は「前へ、先へ」という意味で

look ahead(前を向く)

というように使われますが、

the team is ahead(そのチームが勝っている)

のように、勝ち負けなどの先(勝っている)という意味で使われることなどもあるからです。

そこで今回は元英会話講師の私が、英語の前置詞について使い方や間違えやすいポイントについてまとめました。初心者の方でも前置詞がイメージで理解できるように解説していきますので、ぜひ参考にしてください!

本記事で分かること

・英語の前置詞とは?
・英語の前置詞の勉強法3つ
・英語の前置詞の間違えやすいポイント
・英語の前置詞に関するQ&A

英語の前置詞とは?

英語の基本的な前置詞は以下の24種類。

to for
from up
down in
on at
off into
around among
between of
over above
below under
through across
along near
by beside

ここでは、前置詞の概要と例文について解説します。

英語の前置詞の概要

ここでは、特によく使う4つの前置詞

  • on
  • off
  • in
  • at

のイメージについてみていきましょう。

前置詞「on」

前置詞「on」のコアイメージは「平面に接しているもの」です。例えばテーブルの上にある箱は

The box is on the table.

「月曜日に出発する」の場合は、

I’m going to leave on Monday.

壁にカレンダーがかかっている場合は、

The calendar is on the wall.

となりますね。「on」は必ずしも上に乗っている訳ではなく、壁にかかっている場合なども「on」を使いますので、注意しましょう。

前置詞「off」

前置詞「off」のコアイメージは「その場から離れる」です。例えば「失礼します」は英語で

I’m off.

と言います。靴や衣服を脱ぐ時なども、

Take off your shoes and come in.
(靴を脱いでお入りください)

などと言いますね。

また「off」には「活動をやめる」というニュアンスも。例えば「休み」は

day off

ですし「中止になる」は英語で

call off

と言います。

前置詞「in」

前置詞「in」のコアイメージは「ある環境や状態にものや人が置かれている」です。例えば「バッグの中」は

in the bag

ですし「日本で」は英語で

in Japan

と言いますね。また「in」には「その感情の状態(の中にいる)」という意味もあり、「I’m crying(泣いている)」

I’m in tears.

と言い換えることもできます。

前置詞「at」

前置詞「at」のコアイメージは「ある地点」です。「at」を使うと、場所や時刻、ページ数などを表すことができます。

at the museum(美術館で)

at 3:00(3時に)

at page 19(19ページに)

また「一瞬で恋に落ちてしまった」を表す一目惚れも

fall in love at the first sight

と表すことができますね。

英語の前置詞の例文

ここでは、前置詞を使った例文についてご紹介します。前置詞の意味はかなり広範囲に及びますので、使えそうなものから少しずつ覚えていきましょう。

He knows everything about the town.
(彼はこの街のことなら何でも知っている)

The cat run across the road.
(猫が道路を横切った)

I go home at 8:00 everyday.
(私は毎日8時に家に着く)

It was tough for me to work overtime.
(残業するのは私にとって大変だった)

Are you interested in learning Spanish?
(スペイン語の学習に興味がありますか?)

I’m always thinking of you.
(あなたのことが好きです)

I will go to the library on Tuesday.
(火曜日には図書館に行く)

Let’s watch movie over coke.
(コーラでも飲みながら映画でも観ようか)

She lives with her husband.
(彼女は夫と一緒に暮している)

Wisdom comes with age.
(人は歳を重ねるほど賢くなる)

英語の前置詞の勉強法3つ

前置詞は非常に奥が深く「in」だけでも場所や状況、時間や状態などさまざまな表現に使うことができます。ここでは、数多くの前置詞を少しでも効率的に習得するための勉強法について、みていきましょう。

前置詞の勉強法

・前置詞の意味を覚えよう
・例文を音読しよう
・英会話で前置詞を使ってみよう

前置詞の意味を覚えよう

まずは前置詞の意味を覚えましょう。意味を覚える時のポイントは「in→〜の中に」というように1対1の和訳で意味を覚えるのではなく、必ず

I will see you in 30 minutes.
(30分後に会いましょう)

I joined this company in 2018.
(私は2018年に今の会社に入社した)

というように、文章ごと意味を確認すること。特に前置詞は意味が複数あり、日本語訳だけで覚えてしまうと、意味を広く使えこなせなくなってしまいます。もともと「in」には「中に何かある、内在している」というコアイメージがありますので、イメージを覚えた上で例文ごと触れていくのがおすすめです。

例文を音読しよう

前置詞の意味を覚えたら、前置詞を使った例文を音読しましょう。音読をすることで、前置詞以外の単語の発音を学習ことができるだけでなく、何度も読むことでより素早く英会話などで引き出せるようになります。

もし余裕がある方は、例文を暗記するようにしましょう。暗記をすることで、アウトプットを自動化し、少ない労力で英語を口に出すことができるようになりますよ。

みなさんも、国語の時間に音読をした経験があると思います。母国語の日本語でも、何度も何度も音読をし、漢字の読み方や慣用表現などを覚えましたよね。それと同じで、音読は言語習得において大きな効果をもたらします。

りこ
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他にも音読には、脳を活性化させたり、ストレスを軽減させる効果があるんですよ!

英会話で前置詞を使ってみよう

前置詞の意味を覚えて、例文を音読したら、最後は英会話で前置詞を使ってみましょう。英会話で使うことで、持っている知識をアウトプットするという動作の練習をすることができます。例えば

I’m thinking of you.

は「あなたのことを想っています」という恋のフレーズですが、

I’m thinking about you.

になると「あなたのこと(仕事、家族、生活環境など)を考えています」という、より広い意味で使われるフレーズになります。

自分が伝えたいフレーズは、どの前置詞を使うとピッタリ表現できるのか「気付き」が得られるのも、英会話のメリットです。

英語の前置詞の間違えやすいポイント

下記の前置詞は使い分けがややこしいので、間違えないようにしましょう!

<「by」と「in」〜でいく>

by  すぐ後ろに名詞を置かなければいけない
in 名詞に冠詞や修飾語句を置くことができる

「彼のおじいちゃんの船でホテルに行く」という場合

He goes to the hotel by his grand father’s ship.

は間違い。「おじいちゃんの船」という修飾語句の前に置ける「in」を使って

He goes to the hotel in his grand father’s ship.

としましょう。

<「to」と「at」〜まで>

to 比較的広い対象に対して使う
at  限定された対象に対して使う

「お問い合わせの方は下記の電話番号までご連絡ください」という場合

For inquiries, please call us to this number below.

というように「to」を使いがちですが、実はこれは間違い。非常に限定された範囲に対しては「at」を使い、

For inquiries, please call us at this number below.

としましょう。

英語の前置詞に関するQ&A

今回は英語の前置詞に関するよくある質問に答えていきます。

時間を表す前置詞はどれですか?

時間を表す前置詞には「in」「on」「at」があります。それぞれの使い方は下記の通りです。

In 月や西暦など
on 曜日、日付、クリスマスなど特別な1日など
at 時間や時など

「〜について」を表す「as for」と「as to」の違いが分かりません

「as for」は、人と物どちらに対しても使うことができます。一方「as to」は物に対してしか使うことができません。

As for the date of the meeting, that is fine for me.
(会議の日程につきまして承知いたしました)

As for her, I wonder she needs more time.
(私としては、彼女にはもう少し時間が必要なんじゃないかと思います)

As to your request, I can’t accept it.
(あなたの要求に対しては、私は受け入れることができません)

英語の前置詞が覚えられる歌はありますか?

英語圏には子ども向けの前置詞の歌があります。例えば下記のようなものがありますので、ぜひ聞いてみてください!

The Prepositions Song | English Songs | Scratch Garden
On In Under Song For Kids | Learn English Kids
On In Under By Song

 

英語の前置詞をしっかり習得しよう

今回は英語の前置詞についてご紹介しました。最後に本記事の内容を簡単にまとめておきましょう。

本記事のまとめ

・前置詞は和訳ではなくイメージで掴むことが大切
・前置詞は音読をして文全体で覚えよう
・前置詞には子ども向けの歌もあり!

前置詞は種類が多いうえに、なかなかネイティブの感覚を掴むのが難しく、中上級者でもマスターしている人は少ない分野。

一度に全て学習するのではなく、初級から上級にかけて少しずつ学習していきましょう。ぜひ本記事が代表的なイメージを掴むのに役立てば幸いです!